幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第11章 ~DDの正体~

第五百四十話 VS.モルベトール 3

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災禍さいかを招く夏の大海」

 周りの景色が紅き空から常夏の海の底の様な景色へと変わり、まるで海の中にいる様な感覚に陥る

「ここは…ゴフッ!?」

「エイト!」

 水の泡がエイトに襲いかかり、滝の様に広がる水の攻撃にエイトは倒れる(まだ戦えるが)

「なんなんですか、この異常な熱さは!」

「…28℃…いやそれ以上ね」

「…アリアお主ふざけてる場合か?」

 あまりの熱さで少し思考が鈍ったのだろう
 1980~1990年代の夏の日本の最高気温を言っている

 (ちなみにこの当時の38℃は怪人達の攻撃でやっとなる気温)

 2023年現在では最高気温は40℃を軽く超える、それでも多少は思考が回るのでおそらくここら辺の気温は60℃を軽く超えているだろう

 人間が活動出来る限界気温が約50℃
 ミュウがエイトの方に駆けつけるだけで大量の汗が飛び出る

「"終焉を招く夏の大海"それがここのステージよ」

「ハァ…ハァ…確かに地球温暖化が進めばいつか来るであろう終焉だな」

 エイトは汗を拭きながら立ち上がる
 もしここが地球ならばエイト達は倒れていただろう、しかしここはオラクル

 剣と魔法の世界で対策出来ない環境ではない

「引き継ぎ"ダイヤモンドダスト"!!!」

 夏と真逆の季節「冬」その冬が見せる埃が凍った時に見える現象、それが「ダイヤモンドダスト」だ

「だが、俺の能力はそうじゃない」

「涼しい…」

 それを体に多いボディアーマーの様に武装する能力だ(他にも使い道はあるが)

「汗で冷えて少し寒いですが…ないよりはマシですね!」

 あまりの熱さで頭が朦朧もうろうとしていたが、冷えた事で思考が元に戻る

 シルフィは剣を構えて駆け出す

「術式"アタック•オーラ"!」

 アリアは術式を展開してシルフィの攻撃力を上げる

「ダウンロード"ハイドローリックショックウェイヴ"!!!!」

「な!?」

 モルベトールはシルフィの攻撃を防ごうと動いていたら別の方向から攻撃された事に驚き、判断が少し遅れた

 足元に水色の魔法陣が展開され、そこから「水の杖」の様な杖を陣の周りを囲み、そこから水の槍がモルベトールを襲う

「この程度で倒せるとでガハァ」

 さらにそこから水の渦に飲み込まれまるで渦に飲み込まれたかの様に回る

「シルフィ!俺も行くぞ!」

「わかりました!」

「「合技"究極の二重奏アルティメット•デュエット"!!!」」

 シルフィが闇魔法を
 エイトが光魔法を放ち、全身を覆う
 そして剣にその力を宿してモルベトールに襲い掛かる

 エイトが想像を絶する程の斬撃の早技を見せつける

 そして

「ハァァァァ!!!!!」

 シルフィが闇の一撃を叩き込み、周りに空間に亀裂が入る

 そこから熱が逃げていき、周りの気温がほんの少し下がる

 2人のコンビネーションは凄まじく、まるで長年の親友の様に一糸乱れぬ剣筋にミュウは驚く

「術式"アンチ•ヒーリング"!」

「"カオス•ヒール"…なんで!?」

「ワシがお主の回復魔法を封じた、普通なら無理じゃが、多少弱ったお主になら通じるだろう」

 案の定モルベトールは回復しようとしていたが、エルの事前の判断力のおかげな先読みする事ができ、回復させる前に防ぐとができた

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いびきを止めたい
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