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第11章 ~DDの正体~
第五百三十七話 もしも… ?side
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…もし、この物語に"本来の物語"があるとしたならば、それはどんな物語だろうか?
勇者カイトのハーレム物語?
英雄エイトの成り上がり物語?
魔王ミュウの真実の愛の物語?
剣姫シルフィの禁断の恋物語?
厄災アリアの救済の物語?
暗黒神エルガウルの復活の物語?
2代目と3代目の女神達によってこの本当の物語は亀裂を作ってしまい、その物語は今にも崩れそうだった…しかし
…もう一つの異世界からの介入がトドメが入った
これにより本来の物語は消えてなくなり、「新たな物語」が生まれた
終わった物語に続きが描かれ、新たな歪みが生じ、敵が味方に、ビッチが清楚に、中立が敵になり、その世界も壊れ始めている
これが今のこの世界だ…
では仮に、「あるべき続き」…「本当の物語」が続いていたとしよう
この今なお続く変わりゆく物語のまま進めば…「あるべき続き」はどうなるのだろうか?
…これこそが人々が望む「IF」と言う「物語」であり、「こうであってほしい」「こうなっていたら」「自分だったらこうしてた」
と言う願望が新たな物語を紡いでいく
そしてそれこそが…「彼女の目的の1つ」でもある
「私はね、元々誰かの感情の中でしか生きられない者なの…なんでそうなったのか、なぜそうしないといけないのか…それは私にもわからないわ」
それでも彼女は生きた、魔物、魔族、人族、獣人、エルフ、ドワーフ、天使、悪魔…ざまざまな者達に取り憑き、その感情をもらって来た
けど…長年同じ物を喰らい続けると飽きてしまうのも必然だ
毎日同じ食事が出れば飽きるし
勉強だって毎日集中して出来ない
じゃあ何故ゲームは出来るのか?「刺激」があるからだ、一種の「麻薬」に近い
脳は刺激を求めている
「私もそう、新しい刺激がほしい、だからこそ私は肉体が欲しかった」
「風を感じ、土を感じ、水を感じ、火を感じる…取り憑いたとしても得られない"感情"がほしい」
そうやって彼女はどうすれば良いのかを考えてとある結論を見出す
「神に等しい存在になれば永遠に楽しめる」
その為に出来る事は全てやった
その為に使えるモノは使った
その為に世界を滅ぼした
全ては自分の欲望の為に、
「そしてその全ての手筈は整いました」
どの星を狙うか、どのように攻めるか、ほとんど不可能に近かった
しかし奇跡は起きてしまった、時空の歪み
時を巻き戻そうとする神がいたのだ
その中には人間もいたが、あれは精々時を数秒止められる程度の力しかない
だから力を貸してあげたのだ
あたかも自分がResetしたかのように仕向けたのだ
あの人間は英雄は、そんな力最初っから持っていなかったにも関わらず
そう言う風に仕向けられたのだ
——————————————————————
続く
勇者カイトのハーレム物語?
英雄エイトの成り上がり物語?
魔王ミュウの真実の愛の物語?
剣姫シルフィの禁断の恋物語?
厄災アリアの救済の物語?
暗黒神エルガウルの復活の物語?
2代目と3代目の女神達によってこの本当の物語は亀裂を作ってしまい、その物語は今にも崩れそうだった…しかし
…もう一つの異世界からの介入がトドメが入った
これにより本来の物語は消えてなくなり、「新たな物語」が生まれた
終わった物語に続きが描かれ、新たな歪みが生じ、敵が味方に、ビッチが清楚に、中立が敵になり、その世界も壊れ始めている
これが今のこの世界だ…
では仮に、「あるべき続き」…「本当の物語」が続いていたとしよう
この今なお続く変わりゆく物語のまま進めば…「あるべき続き」はどうなるのだろうか?
…これこそが人々が望む「IF」と言う「物語」であり、「こうであってほしい」「こうなっていたら」「自分だったらこうしてた」
と言う願望が新たな物語を紡いでいく
そしてそれこそが…「彼女の目的の1つ」でもある
「私はね、元々誰かの感情の中でしか生きられない者なの…なんでそうなったのか、なぜそうしないといけないのか…それは私にもわからないわ」
それでも彼女は生きた、魔物、魔族、人族、獣人、エルフ、ドワーフ、天使、悪魔…ざまざまな者達に取り憑き、その感情をもらって来た
けど…長年同じ物を喰らい続けると飽きてしまうのも必然だ
毎日同じ食事が出れば飽きるし
勉強だって毎日集中して出来ない
じゃあ何故ゲームは出来るのか?「刺激」があるからだ、一種の「麻薬」に近い
脳は刺激を求めている
「私もそう、新しい刺激がほしい、だからこそ私は肉体が欲しかった」
「風を感じ、土を感じ、水を感じ、火を感じる…取り憑いたとしても得られない"感情"がほしい」
そうやって彼女はどうすれば良いのかを考えてとある結論を見出す
「神に等しい存在になれば永遠に楽しめる」
その為に出来る事は全てやった
その為に使えるモノは使った
その為に世界を滅ぼした
全ては自分の欲望の為に、
「そしてその全ての手筈は整いました」
どの星を狙うか、どのように攻めるか、ほとんど不可能に近かった
しかし奇跡は起きてしまった、時空の歪み
時を巻き戻そうとする神がいたのだ
その中には人間もいたが、あれは精々時を数秒止められる程度の力しかない
だから力を貸してあげたのだ
あたかも自分がResetしたかのように仕向けたのだ
あの人間は英雄は、そんな力最初っから持っていなかったにも関わらず
そう言う風に仕向けられたのだ
——————————————————————
続く
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