幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第11章 ~DDの正体~

第五百三十一話 VS.モルトベール 1

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「"バースト"」

モルトベールはこちらが仕掛ける前に先制攻撃をして来る

「クッ…って…あれ?」

「どうしたんじゃアリア」

モルトベールの攻撃をアリアは受けたのだが、何故か平然としている

「ダメージがあまりない…どうして?」

「あら?さっき初代勇者に何かされなかったの?」

アリアが戸惑っているとモルトベールがヒントを出してくれる、そのヒントでエル達は皆納得する

「…なるほど、これが勇者と戦神(?)の力か」

「勇者って言うのがかなり嫌だけど、中々のものね」

ゼルグ戦の実力なら今の攻撃は中々のものだったが、こう無傷に近いと、カイト達が楽して強くなりたいと言う気持ちがよくわかる

確かにこうも強くなると楽したくなる
(だからこそ嫌だったのだが)

「それで?貴女は何故そのことを知っているんですか?」

「私達の事を見てたからねぇ、内容も聞かれてたし、あの魔法陣から移動してたから何かするんじゃないかって思ってね」

それでここまで予想したと言うことか、まぁそこまでわかっていたのなら、この程度の予想は当たり前だろう

「"クラッシュレイ"」

「「!?」」

右手をかざし黄色い光の光線を放つ、今度は「バースト」以上の威力の光線で、その直線上にいたエイトとミュウは慌てて躱す

「それに、ゼルグ程度に負ける様な相手と戦ってもつまらないからね、多少のハンデは必要なのよ」

「随分と舐められたもんだな…」

「そうね…でも、私達からすれば好都合だけどね?」

ミュウの言う通りだ、相手はこちらを格下と判断して少しでも楽しめる様にと沢山のハンデをくれている

なら、それを利用して倒すまでの話だ

「術式"防御力上昇ディフェンスオーラ"!!」

そして今の攻撃も何回も直撃すれば死ぬ程の威力な為、全員の防御力を上昇させる

「ありがとうございます、アリアさん」

「気にしないでください、シルフィ姉様は目の前の敵に集中してください」

シルフィは攻撃力だけで考えれば1番強い、「引き継ぎ」や「ダウンロード」をすれば一応エイト達も攻撃力は高くなるが、それを上手く使いこなし圧倒的な火力を誇れるのはシルフィだ

「ワシ達はサポートしながら戦う、お主達はモルトベールに集中して戦うのじゃ!」

「ありがとうな、エル、アリア!」

「お言葉に甘えて、全力で行かせてもらうわ!」

「引き継ぎ"光雷斬"!!」

アリアとエルを信じてエイトは駆け出す、そして雷魔法を付与バフして、モルトベールに斬りかかる

「くふっ」

「ダウンロード"ジャガーバイト"!!!」

モルトベールの上空に魔法陣を出現させてそこから蒼い一閃の光線を放つ

「かふっ」

「剣技"レイ•エッジ"!!!」

光魔法を付与バフして光の斬撃を繰り出す、その斬撃は1つだけでなく、30本くらいの斬撃が放たれ、それが全てモルトベールに直撃する

「かぁっ」

「…手応えなし…ですか」

「流石はゼルグを従えさせた程の者じゃ…全盛期のワシならともかく、いまのままじゃと…」

声をあげて、衣服が千切れたり、血が出たりと、ダメージっぽいダメージを負っているが、声には色気があり、衣服もすぐに戻り、血も止まり、"わざと弱いふりをしているだけにしか見えない"

「あら?もう終わりなのかしら?勇者の力と戦神?後は自分達の能力を合わせてもこの程度なら期待はずれも甚だしいわよ?」

「そうか、ならアリア!」

「はい!術式"攻撃力上昇アタックオーラ"!!!」

全員の攻撃力をあげて、エイトは再び駆け出す

「引き継ぎ"陽光連撃斬"!!!」

光魔法を剣に付与バフし、2連撃を喰らわせる

先程よりも攻撃力も上がり、ダメージもかなり増えたはずだが…

「ガフッ…少し効きましたよ…でも、"まだ足りないわ"」

血の量も少し増えたが、それでも彼女は余裕の表情を浮かべ続ける

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オルゼクス

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