幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第11章 ~DDの正体~

第五百十九話 絶望を希望に、再戦〜ゼルグ〜2

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「なら…引き継ぎ"炎舞の追撃"!!!」

「なるほど、わかりました剣技"画竜点睛"!!!」

エイトの能力は魔界三闘将の1人狩虎かりとらの時に使った技だ
この能力は攻撃技だが、最も得意とするのは援護だ

シルフィは前の戦いで使った最後の技の1つを使う

翠の龍と紅き追撃が混じり合う、ゼルグが躱そうとするとエイトが邪魔をし、ゼルグに斬撃が通る

「クッ…あの時よりも弱いけど…この一撃の重さは…」

「私達人間だって日々進歩するんです、たとえ短時間でも昨日の自分よりは強くなる事が出来るんです」

「なら、更に強くなる前に殺すだけだ!"滅びの宴"!!!」

これで3回目、この技がとても強力で、1発でも当たれば瀕死の状態に追い込まれる程の技だが

「引き継ぎ」
「ダウンロード」
「剣技」

「「「闇色の影」」」

こちらも(一度だけの技と言ったが)同じ技を使い、攻撃を防ぐ

「エイトはともかく、私だって対貴方用にダウンロードしておいたのよ」

「あの時の様に何も出来ないまま負けるなんて嫌だからな」

「チッ、たかが人間くせにっ!!!」

明らかに仕留められなかった事に苛立っているが、だからと言って手加減するつもりも、攻撃を譲るつもりもない

「術式"ポセイドンの槍"!!!」

上空から巨大な槍が降って来て、ゼルグに直撃する

身体を貫通はしなかったが、骨の一つや二つは折れただろう、「ドゴォォォォンンン」と言う轟音と共に地面にめり込んでいる

「…舐めるなよ"ポセイドンの槍"!!!」

「「「「「!?」」」」」

まさかゼルグも同じ技を使うとは思わなかった5人は避け切る事が出来ず、巨大な槍に押し潰される

「ガァァァァァ!!!!!」

「ァァァァァァァァァ!!!!」

「うガァァァァァァァァァァァ!!!!」

「ゴハァァァァァァァァァァ!!!!!」

「ギャァァァァァァァァァ!!!!」

更にそこから蒼き泡の爆発が起き、5人は吹き飛ばされる

「…っ!術式"回復ヒーリング"!!!」

「術式"ディフェンスオーラ"!!!」

「引き継ぎ"回復ヒーリング"!!!」

地面に何回も当たりながら回復と防御力を上げ、態勢を立て直す
普通なら瀕死の重症だが、5人の連携でなんとかなっている

「ダウンロード"龍の息吹きドラゴンブレス"!!!」

紅き龍を出現させ、そこから紅いブレスを放つ、ゼルグはそれを翼で防御し、追撃する

「来い!ダークマター!

そして死ね!"サクリファイス"!!!」

ゼルグはサガ戦、魔物戦の時に現れ
サガ戦の時にエイトを苦しめた技だ

「引き継ぎ"紅蓮爆龍牙ぐれんばくりゅうが"!!!!」

「なに!?」

「何回も同じ技でやられるわけにはいかないんだよ!!!!」

紅き龍の牙がエイトの斬撃と重なり、サクリファイスを噛み砕き、一刀両断する

爆発こそしたが、シルフィが即座にエイトを抱き抱えて、躱した為無傷で済んだ

「ありがとうシルフィ、助かったよ」

「いえ、私達もエイトさんが毎度瀕死の状態になるのは嫌なので」

「…それはごめん」

そうでもしないと勝てない相手ばっかりなのが原因だが、仲間からすれば"たまったもんじゃない"のだ

「ダウンロード"黒龍牙"!!!」

「術式"ブースト"!!!」

「術式"アタックスタンス"!!!」

その爆発の隙を狙ってミュウが仕掛ける
アリアのブーストでスピードを上げて、エルのアタックスタンスで攻撃力を更に上げる

「何度も喰らうかよ!!」

「ダウンロード"アクセル•ブースト"!!!!」

「しまっガバァ!!!!」

今のミュウを躱そうした為、更なるバフでスピードと攻撃力を上げたミュウの黒き斬撃を躱す事が出来ず、体から血を吹き出す

「クッ"ライトバースト"!!」

「きゃ!!!」

「ミュウ姉様!!!」

「大丈夫か!!!」

だけど、ゼルグの光魔法に直撃してしまい、目に見えぬ速さで吹き飛ばされ、地面が恐ろしい程抉られる程のダメージをモロに受ける

——————————————————————
ゼルグは一応、女神アダマスの力を持っていましたが、前の戦いでシルフィの渾身の一撃を喰らった事で、それがなくなり多少弱体化しています
(それでも堕天使と言う桁違いの力を持っていますし、そもそも前の戦いは手加減していましたし…)




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