幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第11章 ~DDの正体~

第五百十八話 絶望を希望に、再戦〜ゼルグ〜1

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「剣技"闇色の影"」

シルフィは自身の周りに影を作り、それを体に覆う、まるで視覚を奪われたかの様にシルフィを認識するのが困難になった

「引き継ぎ"烈火疾風斬"!!!」

そしてエイトは文字通り烈火の如く、疾風の風となってゼルグに斬りかかる

「クッ…あの時よりも多少は強くなったみたいだね…油断したよ」

「それはどうも」

「だけど、一気に殺してあげるよ"滅びの宴"!!!」

避ける事が出来ずに身体を斬られ、正直にエイトを褒める

それと同時に彼らを倒した技をいきなり放つ

「無駄ですよ?」

「何!?」

紅き落雷を落とし、ミュウ達に直撃するが、シルフィの「影」がなくなっただけで、それ以外は無傷だった

「まぁ一度だけの防御技、と思ってくれたらいいですよ」

「…流石に同じ手は効かないか」

「隙あり!!!」

後ろにいたエイトがゼルグに斬りかかるが、翼を広げて空を飛び躱してしまう

「"殺戮の黒翼"」

「引き継ぎ"燕返し"!!!」

空高く飛んだゼルグはその黒き翼を鋭利な刃に変えてエイトの首を狙う
それに気づいたエイトはカウンター狙いで迎え撃ち、吹き飛ばされる

「ガッ!!!」

「エイト!」

「…これも予測されている…随分と警戒されているな」

ミュウは慌てて駆け寄り、すぐさまゼルグから距離を置く
剣の間合いに入れておきたいが、相手はそれを踏まえて襲ってくるだろう

油断は禁物だ

「ダウンロード"アタックスタンス"」

続けて攻撃力を上げる魔法を全員に付与バフする
ゼルグを仕留めるにはシルフィの様に圧倒的な攻撃力で倒すしかない

「術式"魂の煌めき"!」

「術式"回復ヒーリング"!」

さらに2人は素早さスピードを上げる魔術と体力を回復される術式を展開する

MPマジックポイントはすぐに回復するわけではない、なのにバンバン使った方が良いと言う人は頭がおかしい

敵との力の差を理解し、上手く、そして効率よく使わないと、勝てる戦いも勝てなくなる

「術式"ワイドガード"」

そして防御力ディフェンスを上げる術式を展開し、自分達の能力アビリティを全て上げる(基本能力だけだけど)

「剣技"ブレイブフォース"」

剣を横に持ち、力を込める
簡単に言えば「チャージ」「リミット技」の為にエネルギーを蓄えているのだ

「ダウンロード"極楽鳥花ストレリチア"!!!」

「"天使の理"!」

極楽鳥の様に美しく舞いながら斬撃を繰り出すが、蒼き鎖がミュウを捕縛し、動きを封じる

「クッ…!!!」

「そう簡単に攻撃は喰らわないよ?」

ミュウを蹴り飛ばし、アリア達の方に落ちていく

「ミュウ!!!」

エルがそれを抱き抱え、ミュウの鎖を破壊する

「エルちゃん、ありがとう」

「気にする必要はないのじゃ、仲間じゃろ?」

「ふふ、そうね…さて、まだまだこれからよ!!!」

ミュウは諦めずに突進しようとするが、その前にエイトがゼルグに襲いかかっている

「引き継ぎ"熱き刃カリエンテエッジ"!!!」

「"禁断の境界"」

強力な斬撃波を更に強大な光線で掻き消し、エイトは大ダメージを受ける

「ガフッ!!!」

「エイト!」

「術式超回復ハイ•ヒール!!!」

だが、その光線を1人で受けきり、更にアリアの回復ですぐさま魔法を放つ

「引き継ぎ"ライトニング•バースト"!!!」

「ガァァァァァ!!!!」

渾身の一撃を込めた雷魔法はゼルグに直撃し、全身を焦がす

しかしその焦げた皮膚はすぐさま剥がれ落ちた。

「ガフッ…まさか…ここまで魔力も上がっているなんて…」

「効いているのか?」

「はい兄様、…皮膚はどうにか出来ても内部までは戻ってないみたいです」

「油断は禁物じゃ…奴はまだピンピンしておる」

手加減している様に見えないが、それでも相手は堕天使、更に言えば女神アダマスを超える程の実力者だ

Reset前の自分達より強くなってはいるが、それでも相手は格上、少しの油断が全滅に繋がるのだ

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ザーク(ディフェンスフォーム)


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