幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第11章 ~DDの正体~

第五百話 VS.カイト2 ミュウside

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「させるか!"バイタルシャット"!!!」

魔物化しても人語を話せるらしく、2人に防御力が下がる魔法を付与バフさせる。

「"黒の鉄槌てっつい"!!!」

「ミュウ避けろ!!!」

「みゅっ!?」

巨大な黒いエネルギー弾が放たれ、そのままミュウに向かって飛んでいったが、エイトがミュウを抱き抱えて、既所すんでのところで躱す。

「ミュウ、大丈夫か?」

「…ええ、エイトこそ平気?」

「俺は平気だ…だが」

そう言ってカイトの方を見る、昔シカバネと共に戦った時はかなり厄介だったが、今はこう…なんと言うのだろうか

「…不気味だな…強いのか弱いのかわからない」

「魔物と人間の融合…生物として構造も全て違うから…まだ身体が慣れていない?」

「…可能性はあるな」

威力は高いが隙が多く
生命力は強いが、身体は弱い(脆い)
適用しきれていないと言うのであれば納得がいく…なら

「アイツが完全に慣れるまでに倒す!」

「わかったわ!!!」

「「合技"クリムゾンファイヤ"!!!!!」」

2人は力を合わせて火炎魔法の最上位魔法の1つを放つ
マグマにも匹敵する威力を持ち、遺跡の周りにある建造物や草木が蒸発する

「ガァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

そしてまた避けようともせず、地獄の業火に自ら焼かれにいき、魔物様な雄叫びを上げながらその炎を消している。

「ガァァァァァァァァァァァ…"ウォーターウォール"!!!!」

水の魔法を自身にかけて身体にまとわりつく炎をかき消す。

「お返しだ!"バミューダトライアングル"!!!!!」

今度は最上位の1つである水魔法を放つ
水は岩をも砕く、その威力の何百倍もの水圧が襲ってくる

「引き継ぎ"ラウンドゼロ"!」

「ダウンロード"マジックカウンター"!」

が、エイトの剣技で水の動きを止めて、ミュウの魔法攻撃限定のカウンター…つまり剣で跳ね返した。

「な!、?」

まさか自分の技が跳ね返されるとは思っても見なかったようで、今度は躱そうとして避けきれずに命中する。

「ゴグワァ!!!!」

当たると同時に「ドゴォォォォンンン」と言う爆音と水飛沫が飛び散り、大雨の様にエイト達の服を濡らす。

「クッ…き…貴様らァァァァァァァァァ….っ!!!」

水圧にやられたカイトの身体はボロボロで今にも崩れ落ちそうだが、脅威の再生力で、その身体はなんとか保てている。

「ダウンロード"聖者の衣"!」

光のオーラを身にまとい、自身の防御力を戻す

「私達の攻撃は効いている…このまま押し通すわよ!」

「ああ!」

「引き継ぎ"呪縛の連鎖"!!!」

「グギィ!?」

身体の再生に意識を向け過ぎた為、エイトの攻撃に気付けずに、青と赤の混じり合った鎖がカイトの身体にまとわりつく。

「"アビスネイル"!!!!」

しかし自身の身体の脆さを逆手に取り、自ら身体を削り取り、鎖を緩めて脱出し、口を大きく開く

ははいほうへん破壊光線!!!!!」

「な!?」

「くっダウンロード"グラウンドウォール"!!!!」

おそらく自分の魔力の全てを使った特大の破壊光線だろう、その大きさは建物5階分に相当し、後ろの景色はある一部を除いて焼け野原になった

「くっ…エイト!無事!」

「ああ…お前のおかげでなんとかな…」

その一部とはミュウが作った土の壁がカイトの破壊光線を防ぎ、そこから巨大な細長い三角形が出来上がり、そこだけは無傷だった。

「か…な…に…?」

「やっぱり、あれが全力だったらしいな」

「ええ…今ので魔力がだいぶ減ったのがわかる」

身体の再生が追いついておらず、ドンドンと崩れていっている…このまま放置しても時期に死ぬ筈だが、相手はカイト、何をしでかすかわからない。

「行くぞ!ミュウ!」

「OK!エイト!」

だからこそ、ここで、この一手で完全なる決着をつける…カイトとの因縁を終わらせる!!!

「「合技」」

「光と!」

「闇の!」

「「鎮魂歌レクイレム!!!!」」

「「ハァァァァ!!!!!」」

エイトが駆け出し、獄炎の闇を放ち、カイトの周りに漆黒の炎をが天に向かって炎上する

「グガァァァァァ!!!!!!!」

「これで終わりよ!!!!!」

剣に光の魔力を宿し、カイトの腕を斬り、そしてもう片方、足、脚、胴体ともう2度も再生しない様に一つ一つの斬撃に想いを込める。

「ガァァァァァァァァァァァ!!!!!」

そしてトドメの一撃をカイトの心臓に突き刺す。

——————————————————————
続く





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