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第11章 ~DDの正体~
第四百八十七話 一時の休息 エイトside
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「皆さん、どうぞこちらに」
そう言って兵士が案内してくれたのは1人部屋ではなく、5人部屋と言う珍しい部屋だった。
「オワイコット王国にはこんな部屋もあるんだ…」
「はい、来客人数に合わせてご家族様用や、御付きの者用など様々な人数に合わせて作られておりますので、ご安心してお休みください」
エイトの独り言に兵士はそう答えてくれた、来客用と言っても基本貴族達しか来ないのだから1人部屋だけで殆ど十分だと思うのだが、例外用も用意している所を見るとそう言った細かい所も気にする人なのだろう。
「ありがとうございます」
「いえ、これが私の仕事ですので」
ミュウのお礼に兵士がそう答えると次の仕事があるのだろう、来た道を戻って行った。
「それでは中に入りましょう」
「そうですね、あたしも早く休みたいです」
「ワシもじゃ…疲れた」
シルフィの言葉にエルとアリアは反応して部屋の中に入る、中はシルプルな作りだが一つ一つが丁寧に作られており、手入れが届いていてとても綺麗な部屋となっていた。
部屋の中には5人のベットがあり、右に3つ、左に2つのベットが設置してあり、その間に机があり、荷物や何かを書く時などに使える様になっている。
「へぇ、部屋は案外普通なんだな」
「質素倹約…と言う訳じゃなさそうね、木材や床などの物は普通の人じゃ買えない様な高級品が使われているわ」
エイトとミュウの評価が大きく分かれた、エイトは平民、ミュウは貴族、その産まれた場所によってこの様な差が生まれたのだろう、
エイトはミュウの言葉に驚いて、「へぇ」と素直に感心してしまう。
「エイトさん、ベットの位置はどうしますか?」
「位置?」
「はい、机がありますがこれを退かせばくっつけて寝れますので5人でどうやって寝ようかと思いまして…」
今日ぐらいは普通に寝てもいいと思うのだが、シルフィにとってはそうではないらしく、寝る場所を決める為に真剣な表情で聞いてくる。
「いや、普通に寝ようよ」
「はい、ですからどうやって寝ようか迷っているんです」
「あ、それがシルフィの普通なのね」
どうやらシルフィにとっての普通に寝るが自分と一緒に寝る事らしく、それが当たり前な為そんな事を聞いて来たのだ。
「いや、あたし達の普通ですよ」
「うむ、ワシ達も主様と一緒に寝たいのじゃ」
「…何その俺の方がおかしいみたいな感じ」
いや、まぁめちゃくちゃ嬉しいんだけども、宿屋に泊まっている時も、野宿の時もこんな事をあまりしてこなかった為、慣れてないと言うのもある
「別にいいんじゃないの?」
「ミュウ?」
「私達、今日は結構頑張ったんだから、少しくらいご褒美が欲しいのよ」
「そう言う事です」
と、ミュウの説明にシルフィは頷く、確かにそれもそうだ、今日はDDとの全面戦争を行い、幹部と副リーダーと戦い、そして勝利したのだ、これくらいのご褒美はあってもいいだろう
「と言うわけで兄様、真ん中は兄様で決定ですね♪」
「後はワシ達がどこで寝るかじゃが…」
川の字…と言うより州の字?で寝る事になった為エイトの隣りで寝たいと言う
まぁ、こちらとしても役得なので問題ないが…
——————————————————————
続く
そう言って兵士が案内してくれたのは1人部屋ではなく、5人部屋と言う珍しい部屋だった。
「オワイコット王国にはこんな部屋もあるんだ…」
「はい、来客人数に合わせてご家族様用や、御付きの者用など様々な人数に合わせて作られておりますので、ご安心してお休みください」
エイトの独り言に兵士はそう答えてくれた、来客用と言っても基本貴族達しか来ないのだから1人部屋だけで殆ど十分だと思うのだが、例外用も用意している所を見るとそう言った細かい所も気にする人なのだろう。
「ありがとうございます」
「いえ、これが私の仕事ですので」
ミュウのお礼に兵士がそう答えると次の仕事があるのだろう、来た道を戻って行った。
「それでは中に入りましょう」
「そうですね、あたしも早く休みたいです」
「ワシもじゃ…疲れた」
シルフィの言葉にエルとアリアは反応して部屋の中に入る、中はシルプルな作りだが一つ一つが丁寧に作られており、手入れが届いていてとても綺麗な部屋となっていた。
部屋の中には5人のベットがあり、右に3つ、左に2つのベットが設置してあり、その間に机があり、荷物や何かを書く時などに使える様になっている。
「へぇ、部屋は案外普通なんだな」
「質素倹約…と言う訳じゃなさそうね、木材や床などの物は普通の人じゃ買えない様な高級品が使われているわ」
エイトとミュウの評価が大きく分かれた、エイトは平民、ミュウは貴族、その産まれた場所によってこの様な差が生まれたのだろう、
エイトはミュウの言葉に驚いて、「へぇ」と素直に感心してしまう。
「エイトさん、ベットの位置はどうしますか?」
「位置?」
「はい、机がありますがこれを退かせばくっつけて寝れますので5人でどうやって寝ようかと思いまして…」
今日ぐらいは普通に寝てもいいと思うのだが、シルフィにとってはそうではないらしく、寝る場所を決める為に真剣な表情で聞いてくる。
「いや、普通に寝ようよ」
「はい、ですからどうやって寝ようか迷っているんです」
「あ、それがシルフィの普通なのね」
どうやらシルフィにとっての普通に寝るが自分と一緒に寝る事らしく、それが当たり前な為そんな事を聞いて来たのだ。
「いや、あたし達の普通ですよ」
「うむ、ワシ達も主様と一緒に寝たいのじゃ」
「…何その俺の方がおかしいみたいな感じ」
いや、まぁめちゃくちゃ嬉しいんだけども、宿屋に泊まっている時も、野宿の時もこんな事をあまりしてこなかった為、慣れてないと言うのもある
「別にいいんじゃないの?」
「ミュウ?」
「私達、今日は結構頑張ったんだから、少しくらいご褒美が欲しいのよ」
「そう言う事です」
と、ミュウの説明にシルフィは頷く、確かにそれもそうだ、今日はDDとの全面戦争を行い、幹部と副リーダーと戦い、そして勝利したのだ、これくらいのご褒美はあってもいいだろう
「と言うわけで兄様、真ん中は兄様で決定ですね♪」
「後はワシ達がどこで寝るかじゃが…」
川の字…と言うより州の字?で寝る事になった為エイトの隣りで寝たいと言う
まぁ、こちらとしても役得なので問題ないが…
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続く
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