幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第10章 〜動き始めた歯車〜

第四百六十六話 VS.クロガネ、スウ3 英雄side

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「アリア!エル!やれ!!」

「「術式"カオスレイ" !!!」」

エイトがそう叫ぶと、準備していたアリアとエルが虹色に輝く光線を放ち、クロガネとスウに直撃する。

「エイトさん!」

「ああ!行くぞ!」

この程度であの2人が倒せるはずがない、追い討ちをかけるためにエイトとシルフィは敵に向かって駆け出す。

「メギドフレイム」

「!?エイトさん!!」

案の定、クロガネ達は生きており、攻撃してきたエイトを殺そうと魔法を放つ、しかしシルフィはエイトを突き飛ばして庇う。

「か…は…」

「シルフィ!!!」

「よそ見はダメですよ?」

「チッ!!!」

エイトはすぐさまシルフィの所へ駆け寄ろうとするが、スウに邪魔され身動きが取れない。

回復ヒーリングⅤ」

「アカギ!」

「大…丈夫……、誰……も死…なせな…い…」

「ああ、その通りだ、ギガフレイムⅡ!!!」

アカギが回復魔法をかけて、ミュウがシルフィを担ぎ、ルクスが火炎魔法で援護をした、中々のコンビネーションで、クロガネはシルフィを仕留め損ねた。

「ちっ、どこまでも邪魔な奴らだな」

クロガネはエイトをスウに任せて、残りの者達と対峙する。

「随分と余裕そうですね?」

「余裕だからな?」

クロガネはアリアの言葉に「ニヤ」と笑いながら鎌を構える。

「数の暴力でも俺達2人に手こずる様では、世界なんて救えないぞ?」

「ワシらはまだ本気を出しておらんだけじゃ」

「ほぉ?」

クロガネはエルの言葉に感心する、「負け犬の遠吠え」にしては中々に面白いと言う意味だろう。

「だったら本気を出しなよ?この程度で勝っても嬉しくもないんでね?」

「…言ったな?」

「ああ、俺程度に苦戦している雑魚がどこまでやれるのか楽しみだよ」

ルクスは言質をとって、前へ出る
正直に言ってエイト達はゼルグ戦と比べるとまだ本気を出していない、

彼らにとっての本命はDDダークデビルの「ボス」と幹部の「ゼルグ」の2人だ。

その為出来る限りを余力を残しておきたかったのだ、エイト達と強くはなっている、しかし幹部2人を相手に調子に乗りすぎた、

だからこそルクスは本気を出して早期決着を狙っているのだ。

「…虚無コピー…ダメージブーストⅤ!!」

「そして、魔法"ダメージブーストⅤ"!!」

合技ミックス"リベンジブーストⅩ"!!!!」

「…な!?」

ルクスの奥の手の力虚無コピー、この力は自身または相手の技をコピーして自分のものにする力、

デメリットとしてはオリジナルがなければ使えないと言う事

しかしそれでもオリジナルと組み合わせると恐ろしいものとなる。

対エイト戦でも見せた力を、今度はクロガネ戦で使う、容赦はしない。

「創造魔法、魔法、虚無コピー魔法、エイトと戦った時はこの3つを上手く使った」

新たに作る魔法
既存の物を使う魔法
模倣して使う魔法

この似ているようで異なる魔法をルクスは器用に使うことが出来る。

「そして、創造"紅蓮黒龍剣"」

紅蓮黒龍剣ぐれんこくりゅうけん
黒龍の形をした剣、炎魔法との組み合わせが1番よく、真紅に燃える黒き龍、と言う事でその名がつけられた。

(そして…アイツは…)

「終わりだ、輝神天翔斬きしんてんしょうざん!!」

紅蓮の炎が黒龍の剣をまとい、そして光り輝くまさに白き鳥のように美しく、そして荒々しく、クロガネに圧倒的な斬撃を加える、

縦横無尽に斬撃が走り、最後に一閃が見えたかと思ったら、クロガネは全身から血を吹き出しながら力尽き、倒れた。

「…まさか剣をここまで使えるようになるとは思いもよらなかったけどな」

そう言ってルクスは剣を消し、杖を出す、やはりそちらの方が落ち着くのだろう。

「…後は奴だけか」

ルクスはエイトと戦っているスウを見て、そう呟いた。

——————————————————————
虚無コピーダメージブーストⅤ
✖️10
魔法 ダメージブーストⅤ
✖️10

合体ミックス リベンジブーストⅩ
✖️100

紅蓮黒龍剣ぐれんこくりゅうけん
威力 200

輝神天翔斬きしんてんしょうざん
威力 400

特に計算はしていませんが、大体こんな感じのブースト状態でルクスは攻撃してました。

やり過ぎると身体への負担が大きい為、常に使える技ではありません。


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