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第10章 〜動き始めた歯車〜

第四百六十五話 VS.クロガネ、スウ2 英雄side

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「メギドフレイム!」

しかしクロガネは2人の攻撃を自身の鎌で防ぎながら、逆に火炎魔法で2人を吹き飛ばす。

「「キャァァァァァァァァァ!!!!」」

「ミュウ姉様!シルフィ姉様!」

「アリア!ワシらも行くぞ!」

吹き飛ばされる2人をエイトに任せて、アリアとエルは2人でクロガネを攻める。

「「術式"ミリオンフレア"!!!」」

文字通り100万ミリオンの細かい炎の🔥の球がクロガネに襲いかかる。

「クッ…!!!」

鎌で防いだり、弾いたりしているが数の暴力には勝てず、球が被弾する。

「そう簡単にやらせませんよ、"バードブレイク"!!!」

スウはミリオンフレアで被弾し続けるクロガネを助ける為に蒼き鳥を🦅出現させ、アリアとエルの炎を掻き消す。

「「な!?」」

「貴女達は未完成…本物に劣る雑魚にぼく達がやられるとでも?」

「う…ん…負け…る」

アカギはそう言うと、アリア、エルの間を横切り、水魔法を放つ。

「ウォータースピアⅢ!!!」

「な!?」

時に水は鉄をも両断する、水道水などの水の威力なんて比ではない。

咄嗟の行動に遅れを取り、顔の両方の頬に傷が入る、そこから血が出るが、スウは気にせず武器を構える。

「流石は異世界の魔王を倒した者の1人…実力は本物ですね…」

「感心してる場合か、ま、雑魚にしては楽しめる相手だけどな?」

スウとクロガネは余裕そうに話す、こちらもまだまだ余力はあるが、流石は幹部、一筋縄ではいかない。

「引き継ぎ"光雷みらい斬"!!!」

剣🗡️に光魔法を付与して更に身体に雷魔法を自ら付与バフし、圧倒的な素早さスピードを上げてスウに斬りかかる、

「はや…」

「ハァァァァ!!!」

光の速さに匹敵するスピードだったが、スウはそれを半分躱す、半分と言うのはその言葉通りで、右の脇腹を斬られているのだ。

「アタックスタンスⅡ」

ルクスは全員の攻撃力を上げる魔法を付与バフする、

そして先程吹き飛ばされたシルフィは体制を立て直し、反撃に出る。

「ミュウ様!!!」

「ええ!!」

「…懲りずに来たか……」

クロガネは先頭を走るシルフィの鎌で止め、激しい撃ち合いに入る、

ミュウも負けじと参加するのかと思いきや、何やらぶつぶつと言っている。

「無駄なんだよ!とっとと死ねや!!!」

「死ぬのは貴方です!エイトさん!」

「ああ!引き継ぎ"グラビティ"!!!」

シルフィはそう叫ぶとエイトが重力魔法を使う、そしてそれを応用して地面にではなくて、上空に吹き飛ばす。

「今です!ミュウ様!」

「任せて!!!」

ミュウはエイトの背中を踏み台にして高く跳躍して、クロガネと同じ高さまで跳ぶ。

「何!?」

「ダウンロード"プラネットストライク"!!!」

剣を投げ飛ばし、それを踏み台にしてクロガネ目掛けて突進する、そのまま頭突きをするのかと思いきや、足をクロガネの方に向けて片足で蹴りを入れる、

仮面をつけたライダーがやるキックの様なものと言えばいいだろうか、兎に角、空中では思う様に動けない、それを利用してクロガネを地面に蹴り落とす。

「隙あり、パワーストライク!!!」

「剣技"ウォーターソード"!!!」

ミュウを狙って鎌をくわの様に振り下ろし殺そうとスウはしたが、シルフィの剣技でそれを防がれる。

「チッ!」

「そう簡単に殺させませんよ!!!」

「なら、テメェが死ね!!」

ミュウの蹴りを喰らっていたクロガネはいつの間にか立ち上がり、シルフィに襲いかかる。

「シルフィ!!!引き継ぎ"加速アクセル"!!!」

クロガネよりも先にエイトがシルフィの元に辿り着き、抱き抱えたまま距離をおく、

シルフィが少し頬を赤めるが、すぐに戦闘体制に戻る。

——————————————————————
続く。



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