幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第10章 〜動き始めた歯車〜

第四百五十六話 作戦会議

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「俺を見てって、ただのハーフだろ?」

「そうですね、何故嫌悪感を抱かなければならないのでしょうか?」

エイトとシルフィは本当にわからないらしく、頭の上に「?」マークを浮かべる。

「兄様、きっとエルちゃんと同じ様な感じですよ」

「ワシの話をするな…まぁワシも獣人族じゃから差別はされたが…」

と、自分の耳と尻尾を見せる
普通に可愛いし、差別する様な姿でもない
ザークもそうだ、ただ種族が違うだけだ、それ以上も以下もない。

「そう言う所だよ、俺は獣人族のハーフってだけで石を投げられていたんだ、そんな時に助けてくれたのがアマギなんだ」

「だからザークは師匠に求婚して彼氏なるまでずっとついてきてたんだって」

と、ルクスはザークについて話すが、それってつまり「ストーカー」ではないのか?
とエイトは思ったが、今は彼氏になっている為、受け入れたのだろう。

「さて、自己紹介も終わったし、そろそろ本題に戻ってもいいかな?」

「はい」

リムルはこれ以上話を長引かせない様に話を終わらせて、今後の事を話し始める。
エイトもそれには同意でリムルの言葉に従う。

「さて、先ずはこれからの役割について話す、ミアとザークはオワイコット王国兵と共に入り口で一般兵達を惹きつけてもらいたい」

「わかったわ」

「承知した」

リムルは(エイト達がいない間にまとめた)作戦会議の内容を話し始める。

賢者ミアと剣士ザークをリーダーとした王国軍で正面にいるDDダークデビル達と戦う、そして

「その隙にエイト達はルクス達と一緒に先に進んで欲しい」

「わかりました」

「了解した」

エイト達「希望を統べる者達」と
ルクス、アカギの2人が同行する事になった。

「よろしく、ルクス」

「ああ、ゼルグがいたら次こそは勝つぞ!」

「よろ…しく…ね?」

「みゅ(こちらこそよろしくね)」

エイトとミュウはルクスとアカギに握手をする、お互いに命を預ける仲間だ、「背中は頼むぜ?」を握手で伝える。

「僕と義姉さん、アミ、そして…そこに隠れているアイリ、この4人と冒険者達で中にいる敵幹部達と残りの敵勢力を制圧する」

「ルクス、頼んだわよ」

「ほら、アイリもこっちに来なさい」

「ごめん…皆さん、よろしくお願いします」

勇者リムル、魔法使いアマギ、聖女アミ、剣聖アイリを筆頭にオワイコット王国の冒険者ギルドに所属している人達が中の掃討戦をやってくれる様だ。

「作戦は以上だ、何か質問はあるか?」

大雑把な計画だ、地球にいた頃の知っている戦争と比べるとかなり単純で分かりやすい作戦になっている、

が、全面戦争となっている今、そんな事をとやかく言う時間はない、

食料や兵力、物資などにも限界があるし
魔法がある世界とは言え、魔力が尽き、補充アイテムがなくなれば形勢は逆転する。

短期決戦、これしか方法はない。

「…ないな?では、各自持ち場につき、準備を始めてくれ、各自健闘を祈る、解散!」

——————————————————————
オワイコット王国は2年前に起きた魔王軍との戦いにより、多くの兵士を失った。
その為、兵力も以前よりも数は減ってしまって約15万人

冒険者達も2年前の戦いで多くの命が亡くなり、約20万人

更にオワイコット王国に見切りつけて去って行った者達も大勢おり、以前の様な勢力はない

前回の戦いが約100万人
今回の戦いは約35万人
と圧倒的に少ないのだ。

カルデア王国は今向かっている最中で、その数約20万

兵士達だけで構成されており、作戦が開始される時には合流してオワイコット兵と共にDDダークデビル前線部隊と戦ってくれる手筈だ。

敵の数はおおよそ10万
数の上では圧倒的に有利だが、数の差など参考にならない。

…まもなく、戦争が始まる。





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