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第10章 〜動き始めた歯車〜

第四百五十三話 集結する仲間達

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4ヶ月と29日目

この日はエイト達が下山した日、エイト達は思った以上に高い山に登っていたらしく、下山が終わった頃には更に1日を費やした。

30日目

下山をして仲間達と合流する為にどうするか話し合った結果、敵の本拠地である「ドゥームフォートレス」の所に直接乗り込む形で合流する事が決まった。

31日目

敵の本拠地についた
異世界の建物とは違う、RPGで作られた建物の様な構造で、遠くから見てもその異様さを確認できる。

——————————————————————
「あれがドゥームフォートレス…」

「まさに要塞…砦に近い形だな」

エイトとルクスは離れた所からドゥームフォートレスを見ていた、

ルクスは砦と言っていたが、広さや高さはその比ではなく、何倍も高く、何十倍も広かった。

「ルクス、オワイコット王国兵達は既にこの近くまでいるわ」

「早いわね…魔王城にあった転移魔法の応用?」

アミが言ったのはオワイコット防衛戦のキッカケとも言える魔王の策略だった。

勇者パーティをオワイコット王国から離すために魔王城まで来させて、本隊は転移魔法でオワイコット王国まで進軍する、

これによりオワイコット王国兵は混乱、戦闘態勢に入ったが、あまりの力の差に全滅しかけたのだ。

「ええ、がくれた本の中に転移魔法の使い方が描いてあったわ、私やルクスが使う数人用の転移魔法じゃなくて、魔王が使った様な軍隊用の転移魔法がね」

「それを応用して、軍隊を動かすなんて、流石はオワイコット王国」

アマギの説明にアミは感心しながら話を聞く、エイトには分からない話しも入っており、頭に「?」マークを浮かべる。

「取り敢えず、今までの様に長い距離を馬や徒歩で行くんじゃなくて、魔法陣で移動可能になった…と、覚えておけばいいよ」

「補足として敵の本拠地と私達の国との行き帰りだけ だけどね?」

ルクスとアマギはそう説明してくれる、詳しく話せば長くなるのだろう、手っ取り早く教えてくれた。

「成る程ね、中々に便利なチート魔法だよ」

エイト達の旅が一体なんだったのだろう?
と思わせる程のルー○並みのチート魔法にエイトは苦笑いする。

「さて、お喋りはそのくらいにして、早く仲間達と合流しましょ?」

「だな、師匠、エイト行けるか?」

「ああ」

「勿論よ」

アミの意見にルクスは賛同し、アマギ達も同意する、そしてオワイコット王国兵のいる所まで移動する。

「所で、カルデア王国や他の国は?」

「カルデアもオワイコットと同じ様に軍を派遣している筈だ、距離的に遅れてくるんだろう」

「他の国はその地域のDDダークデビルと戦争状態よ」

と、エイトの質問にルクスとアマギは答える、カルデア王国は周辺の同盟国に頼って兵力をさいて来てくれるのだろう。

「敵の数も幹部の数も分からない、けれど、あの要塞を見る限り、少なくても8万人はいるだろうな」

ルクスはおおよその敵兵力数を予想する、しかしあくまでも最低兵力数、地下室や他の所から援軍が来れば10万は軽く超えるだろう、

そんな大規模な組織とエイト達は戦っていたのだ。

「俺達が戦っていた数はまさに氷山の一角…いやそれ以下か」

と、エイトは驚く
ルクスの予想がただしければ、敵組織と戦った人数は僅か数十人

いくら弱いとはいえ、そんな大組織と真っ向から戦争すると考えると、驚きを隠せない。

「あ、見えてきたわよ」

そんな事を思っているとアミが指差す🫵
そこにはオワイコット王国兵
冒険者、ギルドナイト、教会兵と国の総力を上げてこちらに来ていた、

そしてそこには約1週間振りに見る大切な人達がいた。

「ミュウ!シルフィ!アリア!エル!」

「「「「エイト!!!!」」」」

5人はお互いに抱きしめ合いながら感動の再会をはたした。

——————————————————————
不思議に思う事
アダマスがオラクルに来た理由がエイト達が連れて来たと思っている人がいる事

アダマスはカイトのハーレム物語を作る為に「自分の意思で」来たのに、説明しても理解してくれない事(-_-;)



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