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第10章 〜動き始めた歯車〜
第四百四十話 掴んだ情報(オワイコット有能過ぎる)
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「師匠の彼氏事情はもうどうでもいいとして」
「ひど!?」
ルクスが自分の師匠であるアマギに中々に酷い事を言うが、今後の話に関係してないので無視をする。
「カルデア王国も厄災の討伐よりも、被害が拡大しているDDとの戦いの方を望んでいるらしい、お前達の実力を見込んでの事だと聞いている」
「実力って…まぁ、勇者よりは強いですよ…こっちの世界の」
自慢にならない自慢をエイトはするが、まぁ気持ちはわかる、元々エイト達の目的はエイトとミュウの結婚を認める為の条件として「厄災討伐」が出されているだけで、
「DD」との戦いにはその条件が当てはまらない、つまりエイト達にとってメリットが少ないのだ。
「そんな皮肉な事を言うなよ、今やDDは世界を脅かす存在だ、そいつらを倒せば、国王もなんとかしてくれるだろ?」
「さぁな?約束の内容が違うから、問答無用で無しにされる可能性の方が高いよ」
エイトの言う通りだ、貴族の言葉は基本的に信用してはならない、特に相手が格下の時はほぼ100%約束は破る、
フローラ家はそんな事をしない、珍しい公爵家だが、カルデア王国の国王は違う、約束の内容と違う事をすれば必ず罰するだろう、
つまりDDとの戦いはほぼタダ働きと同然の事なのだ。
「そうね、ルクスのその楽観的な考えはやめた方がいいわ」
「アマギさんの言う通りね、オワイコット王国と同じ様に考えちゃダメよ」
アマギとアミもエイトの意見に賛同する、基本的に貴族の言葉は信用出来ないのは世界共通らしい。
「メラナ姫が珍しいだけなのか…でも、国からの要請ならなんとかなるんじゃないか?」
「報酬としてお金は貰えるでしょうけど、結婚の約束は別の方でしてますから、無理ですね」
「無理ね」
「無視だね」
やはりルクスが楽観的に考え過ぎている節がある、エイト、アマギ、アミはルクスの言葉を信じず、取り敢えず、DDの事に頭を傾ける。
「そう言えば、あの街は大丈夫なのか?」
「ルクス、どうなの?」
「アイリの話だと、爆発音と明るい光が見えたけど、それ以外はなんともなかったてよ」
エイトとアマギの質問にルクスはそう答える、どうやら街の人達は無事なようだ。
「取り敢えず、オワイコット王国に所属している俺達がDDの本拠地まで案内するから、安心してくれ」
ルクスの言葉にエイトは疑問を持つ、「本拠地まで案内する」?それはまるで、もう本拠地がわかった、と言う言い方になるぞ?
「本拠地?ルクス、DDの本拠地がわかるのか?」
「ああ、定時連絡で敵の本拠地がわかった、スパイも送り込んで、内部調査も行ったらしい…何十人か殺されたけどな」
どうやらオワイコット王国の兵士達が本拠地の下見に行ってくれていたらしい、そのせいで死んでしまった者もいるが、それでも中々の戦果だ。
「オワイコット王国…想像以上に凄い国だな…」
「そうね、兵士達やギルドナイト、教会の人達を動かして、本拠地まで見つけるなんて…」
「これは…本当に覚悟が出来ているって事ね」
エイト、アマギ、アミが、そう言ってオワイコット王国の凄さに感服する。
「本拠地の周りで俺達の仲間達が待っているはずだ、それと俺達のパーティに後2人入るらしい」
「らしい?」
「ええ、リムルからの連絡です、合流してから話すそうです」
アマギの質問にルクスはそう答える、アマギは不思議そうにするが、合流してからでも大丈夫な内容なら特に気にしない。
——————————————————————
頭が回らないので今日はここまで
「ひど!?」
ルクスが自分の師匠であるアマギに中々に酷い事を言うが、今後の話に関係してないので無視をする。
「カルデア王国も厄災の討伐よりも、被害が拡大しているDDとの戦いの方を望んでいるらしい、お前達の実力を見込んでの事だと聞いている」
「実力って…まぁ、勇者よりは強いですよ…こっちの世界の」
自慢にならない自慢をエイトはするが、まぁ気持ちはわかる、元々エイト達の目的はエイトとミュウの結婚を認める為の条件として「厄災討伐」が出されているだけで、
「DD」との戦いにはその条件が当てはまらない、つまりエイト達にとってメリットが少ないのだ。
「そんな皮肉な事を言うなよ、今やDDは世界を脅かす存在だ、そいつらを倒せば、国王もなんとかしてくれるだろ?」
「さぁな?約束の内容が違うから、問答無用で無しにされる可能性の方が高いよ」
エイトの言う通りだ、貴族の言葉は基本的に信用してはならない、特に相手が格下の時はほぼ100%約束は破る、
フローラ家はそんな事をしない、珍しい公爵家だが、カルデア王国の国王は違う、約束の内容と違う事をすれば必ず罰するだろう、
つまりDDとの戦いはほぼタダ働きと同然の事なのだ。
「そうね、ルクスのその楽観的な考えはやめた方がいいわ」
「アマギさんの言う通りね、オワイコット王国と同じ様に考えちゃダメよ」
アマギとアミもエイトの意見に賛同する、基本的に貴族の言葉は信用出来ないのは世界共通らしい。
「メラナ姫が珍しいだけなのか…でも、国からの要請ならなんとかなるんじゃないか?」
「報酬としてお金は貰えるでしょうけど、結婚の約束は別の方でしてますから、無理ですね」
「無理ね」
「無視だね」
やはりルクスが楽観的に考え過ぎている節がある、エイト、アマギ、アミはルクスの言葉を信じず、取り敢えず、DDの事に頭を傾ける。
「そう言えば、あの街は大丈夫なのか?」
「ルクス、どうなの?」
「アイリの話だと、爆発音と明るい光が見えたけど、それ以外はなんともなかったてよ」
エイトとアマギの質問にルクスはそう答える、どうやら街の人達は無事なようだ。
「取り敢えず、オワイコット王国に所属している俺達がDDの本拠地まで案内するから、安心してくれ」
ルクスの言葉にエイトは疑問を持つ、「本拠地まで案内する」?それはまるで、もう本拠地がわかった、と言う言い方になるぞ?
「本拠地?ルクス、DDの本拠地がわかるのか?」
「ああ、定時連絡で敵の本拠地がわかった、スパイも送り込んで、内部調査も行ったらしい…何十人か殺されたけどな」
どうやらオワイコット王国の兵士達が本拠地の下見に行ってくれていたらしい、そのせいで死んでしまった者もいるが、それでも中々の戦果だ。
「オワイコット王国…想像以上に凄い国だな…」
「そうね、兵士達やギルドナイト、教会の人達を動かして、本拠地まで見つけるなんて…」
「これは…本当に覚悟が出来ているって事ね」
エイト、アマギ、アミが、そう言ってオワイコット王国の凄さに感服する。
「本拠地の周りで俺達の仲間達が待っているはずだ、それと俺達のパーティに後2人入るらしい」
「らしい?」
「ええ、リムルからの連絡です、合流してから話すそうです」
アマギの質問にルクスはそう答える、アマギは不思議そうにするが、合流してからでも大丈夫な内容なら特に気にしない。
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頭が回らないので今日はここまで
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