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第10章 〜動き始めた歯車〜
第四百三十二話 VS.魔界三闘将 狩虎
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「何がおかしい!」
「いや、おかしくない、実に面白いんだ」
エイトの言葉に狩虎はそう答える。
「面白い?」
ルクスは「面白い」と言う狩虎の言葉に疑問を持ち、そう問いかける。
「ああ、お前達の様な人間は久しぶりだ、昔の人間達も今の人間達も、怖気付いて直ぐに逃げるからなぁ、そこの女みたいに」
「…っ」
そこの女と言うのはアマギの事だろう、実際に「戦ったら不味い」と言う事でここまで逃げてきたのだ。
「だが、こうして立ち向かって来た、そんなお前達の為に、俺の特別なステージを用意してやるよ」
狩虎がそう言うと、周りの雪景色が徐々に変わっていき、
月明かりが辺りを照らす、古代ギリシャの神殿の様な(🏛)所の中にいた。
「なんなの…ここは」
「魔法の力…なのか?」
アミとエイトがそう言って周りを見渡していると狩虎は「そうだ」と答える。
「この身体の元の持ち主と俺の魔力でお前達を俺のステージに招待した…さぁ長話もここまでだ」
狩虎は二刀流の剣で構える、どうやらこれ以上の会話は無理な様だ。
「来るぞ…っ!!」
「さぁ、ここでお前達の旅にピリオドを打ってやろう!」
狩虎は大地を蹴り、ルクスに向かって襲いかかる、その速さは異常で、まだ完全ではないルクスにとって避けれない攻撃だった。
(躱せない…なら)
「防御陣形!」
「諸刃の剣」
ルクスは自身の身体にシールドを張り、ダメージを最小限に防ぐ、
「ウグッ」
しかし狩虎の攻撃は凄まじく、シールドは壊れ、少し斬られる。
「クッ…この痛み…懐かしいなぁ…」
狩虎も技の名前の通りに自分自身にもダメージが入り、腕に痛みを覚える…が、不敵に笑う。
「チッ!化け物め!引き継ぎ"フレイムソード"!!」
「ああ、これだ!これが戦争!これが殺し合い!!!」
「何!?」
エイトの斬撃を受け止めて、弾き返す。
狩虎はまた余韻に浸っている。
「さぁ戦争だ…」
「俺は戦争が大好きだ…殲滅戦が電撃戦が打撃戦が防衛戦が包囲戦が突破戦が退却戦が掃討戦が撤退戦が…堪らなく好きだ、平原で 街道で塹壕で草原で凍土で砂漠で海上で空中で泥中で湿原でこの地上で行われるありとあらゆる戦争行動が…大好きだ!」
「何言ってんの…コイツ」
「狂ってる…」
アミとアマギはそう言って狂気に満ちた笑みを浮かべる狩虎を見てそう思う、
だが、エイトは違った、この言葉…このセリフ、この狂気的な喜び…
「…ナチスドイツ親衛隊の大隊長の言葉にそっくりだ…コイツはマジでヤバいな…」
エイトは本気でそう思う
死を厭わない敵ほど厄介な相手はいない、今の相手は日本と昔同盟を組んでいた国の敗残兵の男と同じ狂気を感じる。
「エクスプロウドⅡ!!」
ルクスの魔法が狩虎に直撃する、小さなエクスプロージョンの様な攻撃で、狩虎の身体のみを狙ったのだ。
「アタックスタンス!」
アマギは全員の攻撃力を上げる付与魔法を使い全員に付与する。
「アンカーバレット!!!」
今度はアミが杖を銃の様に持ち、杖の先端からショットガンの様な魔法の球が放たれる、狩虎に当たったが、貫通までにはいかず、普通の攻撃で終わってしまった。
「どうした?英雄と魔王を倒した魔法使い?後聖女とおまけ…か?俺を倒すと言いながらその程度か?」
「準備運動だよ…お前に言われなくても倒すさ」
「ああ、仲間が待っているんだ、世界を救う為にもお前を倒す!!!」
「おまけって何よ!舐めるんじゃないわよ!」
「聖女として貴方に負ける訳には行きません!」
狩虎の言葉に各々はそう反応して、再び攻撃を仕掛ける。
——————————————————————
狂気じみた相手を書こうとするとこうなるなぁ…
「いや、おかしくない、実に面白いんだ」
エイトの言葉に狩虎はそう答える。
「面白い?」
ルクスは「面白い」と言う狩虎の言葉に疑問を持ち、そう問いかける。
「ああ、お前達の様な人間は久しぶりだ、昔の人間達も今の人間達も、怖気付いて直ぐに逃げるからなぁ、そこの女みたいに」
「…っ」
そこの女と言うのはアマギの事だろう、実際に「戦ったら不味い」と言う事でここまで逃げてきたのだ。
「だが、こうして立ち向かって来た、そんなお前達の為に、俺の特別なステージを用意してやるよ」
狩虎がそう言うと、周りの雪景色が徐々に変わっていき、
月明かりが辺りを照らす、古代ギリシャの神殿の様な(🏛)所の中にいた。
「なんなの…ここは」
「魔法の力…なのか?」
アミとエイトがそう言って周りを見渡していると狩虎は「そうだ」と答える。
「この身体の元の持ち主と俺の魔力でお前達を俺のステージに招待した…さぁ長話もここまでだ」
狩虎は二刀流の剣で構える、どうやらこれ以上の会話は無理な様だ。
「来るぞ…っ!!」
「さぁ、ここでお前達の旅にピリオドを打ってやろう!」
狩虎は大地を蹴り、ルクスに向かって襲いかかる、その速さは異常で、まだ完全ではないルクスにとって避けれない攻撃だった。
(躱せない…なら)
「防御陣形!」
「諸刃の剣」
ルクスは自身の身体にシールドを張り、ダメージを最小限に防ぐ、
「ウグッ」
しかし狩虎の攻撃は凄まじく、シールドは壊れ、少し斬られる。
「クッ…この痛み…懐かしいなぁ…」
狩虎も技の名前の通りに自分自身にもダメージが入り、腕に痛みを覚える…が、不敵に笑う。
「チッ!化け物め!引き継ぎ"フレイムソード"!!」
「ああ、これだ!これが戦争!これが殺し合い!!!」
「何!?」
エイトの斬撃を受け止めて、弾き返す。
狩虎はまた余韻に浸っている。
「さぁ戦争だ…」
「俺は戦争が大好きだ…殲滅戦が電撃戦が打撃戦が防衛戦が包囲戦が突破戦が退却戦が掃討戦が撤退戦が…堪らなく好きだ、平原で 街道で塹壕で草原で凍土で砂漠で海上で空中で泥中で湿原でこの地上で行われるありとあらゆる戦争行動が…大好きだ!」
「何言ってんの…コイツ」
「狂ってる…」
アミとアマギはそう言って狂気に満ちた笑みを浮かべる狩虎を見てそう思う、
だが、エイトは違った、この言葉…このセリフ、この狂気的な喜び…
「…ナチスドイツ親衛隊の大隊長の言葉にそっくりだ…コイツはマジでヤバいな…」
エイトは本気でそう思う
死を厭わない敵ほど厄介な相手はいない、今の相手は日本と昔同盟を組んでいた国の敗残兵の男と同じ狂気を感じる。
「エクスプロウドⅡ!!」
ルクスの魔法が狩虎に直撃する、小さなエクスプロージョンの様な攻撃で、狩虎の身体のみを狙ったのだ。
「アタックスタンス!」
アマギは全員の攻撃力を上げる付与魔法を使い全員に付与する。
「アンカーバレット!!!」
今度はアミが杖を銃の様に持ち、杖の先端からショットガンの様な魔法の球が放たれる、狩虎に当たったが、貫通までにはいかず、普通の攻撃で終わってしまった。
「どうした?英雄と魔王を倒した魔法使い?後聖女とおまけ…か?俺を倒すと言いながらその程度か?」
「準備運動だよ…お前に言われなくても倒すさ」
「ああ、仲間が待っているんだ、世界を救う為にもお前を倒す!!!」
「おまけって何よ!舐めるんじゃないわよ!」
「聖女として貴方に負ける訳には行きません!」
狩虎の言葉に各々はそう反応して、再び攻撃を仕掛ける。
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狂気じみた相手を書こうとするとこうなるなぁ…
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