幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

第10章 〜動き始めた歯車〜

第四百二十五話 大爆発 アイリside

それは街に戻る途中で起きた出来事だった、突然辺り一面が明るくなり、そして次の瞬間爆音と共に突風が吹き荒れ、アイリを体を襲った。

「なんなのですか！？さっきの凄まじい爆発は！？」

DDダークデビルの幹部「クリュエル」は両腕を失い、あの様な特大な魔法を打てる様な状況ではない、

つまり、もう1人幹部がいて、そいつが使った技だろう。

「ルクスの大爆発エクスプロージョンとは違う爆発音だったわ、つまり勇者様達に何かあったと言う事ですね」

街の被害も気になるが、それよりも気になるのは…

「ルクス！！」

幼馴染みのルクスの安否だ、もちろんルクスの妻であるアカギ、義理の姉のアマギ、勇者リムルも心配だし、

新しく仲間になった者達の安否も気になる、いくら自分が「剣聖」とは言え、DDダークデビルと言う組織に立ち向かえる程の力はない。

「取り敢えず今はルクス達の安否を確認しないと！」

街の人達の救出はその後だ、酷いかもしれないが、ルクス達が死ねば更に多くの被害者が出る、

ならばルクス達の方に行き助けた方が救える命は多くなるのだ。

地面を蹴り「遺跡」へと向かう、剣聖としての恩恵と騎士団として訓練のおかげで走る速さは日本で現すとプロの短距離選手の速さを持った長距離選手、と言った所だろう。

「ルクス…皆んな…無事で…いて…！！！」

仲間達の無事を祈りつつ、アイリは遺跡へと辿り着く、しかしそこは遺跡とは言えない程で、辺り一面が爆発による燃えカスと黒焦げた大地だけとなっていた。

「ルクスーーー！！！勇者様ーーー！！！」

そして肝心の仲間達が見えない為、大きな声を上げて仲間を探す。

「アカギーーー！！！アマギさーーーん！！！」

しかしその努力は虚しく、仲間達の姿は文字通り「影も形もない」状態になってしまった。

「英雄パーティの人達も見つからない…」

敵に勝ったのなら、彼らはここにいるだろう、つまり信じたくはないが、ルクス達は敗れ、これは敵の広範囲の攻撃魔法によって、
ルクス達は行方不明になってしまったのだ。

この状況は非常に悪い、

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作者の都合上、今回はここまでです（－＿－；）