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第10章 〜動き始めた歯車〜
第三百九十六話 これからの事
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「大まかに内容を確認すると、こんな感じか…」
「はい、兄様」
長く…そして現実時間だと夜寝て、朝起きる時間と大差がない程短い夢
情報量が圧倒的に多すぎる為、頭の中で整理しないと大変な事になる。
「エイトが幼馴染み達の事がどうでもいいと言うのなら、私は気にしないからいいけど、他の3つはどうするの?」
と、ミュウは残り3つの
この世界とルクス達の世界との交わりについて
暗黒神エルガウルを蘇らせる為、各地で動いているDDについて
そして新たに敵だとわかった女神アマスについて、
この3つをどうするのか確認する。
「この世界とルクスの世界については、DDが関係していると思う。」
「DDが…ですか?」
アリアはどう言う事なのだろうか?とエイトの言葉に頭を捻らす。
「これはアリアとエルのお陰かな?」
「どう言う事じゃ?主様?」
「アリアとエルは俺達にReset前の世界を見してくれた、けどその世界にはDDなんていなかったろ?」
「確かにそうなのじゃ、リセット後の世界しかいないのじゃ…」
つまり、女神アマスとエイト達のResetの力とバグによって本来現れる筈のない組織が誕生してしまった、と言う事だろう。
「でも、それを言うとルクス達の世界も私達の所為でこうなってしまった、と言う事になるわよ?」
「しかし、そんな事可能なんですか?」
ミュウの言葉にシルフィはそう答える、確かに一概に否定は出来ない内容だ、9つの世界を巡った世界の破壊者もその影響で他の世界が1つになろうとしたが為に大戦が起きたのだから。
「それはわからない、俺達は女神アマスのReset中の世界でResetを行い、アリア達は過去の日本に来た。」
「あたし達は地球では有田杏実として生活をしていました、オラクルの記憶は完全にありませんでしたが…」
「ワシ達が記憶を取り戻し始めたのは、主様達が前世の記憶を取り戻した辺りじゃったからなぁ」
正確にはそれよりももう少し後だったが、そこら辺は別にいいだろう。
「地球—オラクルと言う星と星とを渡る時に起きたバグのせいなのか、それとも女神と英雄、厄災、暗黒神の力によって起きた新たな"バグ"なのかはわからない。」
けど、とエイトは続けて話す。
「例え違くてもルクス達は俺達の為に協力してくれている、見捨てる訳にはいかない。」
「うん、それに私達のせいだったら罪滅ぼしにもなるからね。」
「贖罪の為にルクスさん達を助ける…とはちょっと酷いですけどね…」
「仕方ないじゃないですか、シルフィ姉様、こうなるなんてわからなかったんですから…」
「うむ、こんなにも複雑な世界にさせるなんて嫌に決まっておるのじゃ。」
ただでさえ、外道勇者カイトや女神アダマスでさえ(多分解決したが)面倒だったのだ、これからは更に面倒な事になる(かもしれない)のだ。
「兎に角、Reset前の記憶を見る前にも言ったかも知らないけど、取り敢えず、厄災の所へ行こう。」
エイトの言葉にミュウ達は頷く、Reset前の記憶がなければ倒すべき対象だったが、今は違う。
彼女は女神達によって永遠に殺され続ける道具になっているのだ、何とかして彼女を救わねばならない。
「そうね、カイト達がいないとは言え、女神アマスやDD達が何かするかもしれないからね」
「女神アマスは特にですね、今の状況、疑似的ですがReset前と似ていますしね」
ミュウとシルフィの言う通りだ、このまま放置したら、あの時の様に女神アマスなどが邪魔してくる可能性があるのだ。
「目的は決まりましたね。」
「うむ」
先ずは厄災であるアリアの本体を助ける事、記憶を(一方的に)共有しているのなら、話は通じると思う。…多分
——————————————————————
厄災 (名前はまだ未定)
「はい、兄様」
長く…そして現実時間だと夜寝て、朝起きる時間と大差がない程短い夢
情報量が圧倒的に多すぎる為、頭の中で整理しないと大変な事になる。
「エイトが幼馴染み達の事がどうでもいいと言うのなら、私は気にしないからいいけど、他の3つはどうするの?」
と、ミュウは残り3つの
この世界とルクス達の世界との交わりについて
暗黒神エルガウルを蘇らせる為、各地で動いているDDについて
そして新たに敵だとわかった女神アマスについて、
この3つをどうするのか確認する。
「この世界とルクスの世界については、DDが関係していると思う。」
「DDが…ですか?」
アリアはどう言う事なのだろうか?とエイトの言葉に頭を捻らす。
「これはアリアとエルのお陰かな?」
「どう言う事じゃ?主様?」
「アリアとエルは俺達にReset前の世界を見してくれた、けどその世界にはDDなんていなかったろ?」
「確かにそうなのじゃ、リセット後の世界しかいないのじゃ…」
つまり、女神アマスとエイト達のResetの力とバグによって本来現れる筈のない組織が誕生してしまった、と言う事だろう。
「でも、それを言うとルクス達の世界も私達の所為でこうなってしまった、と言う事になるわよ?」
「しかし、そんな事可能なんですか?」
ミュウの言葉にシルフィはそう答える、確かに一概に否定は出来ない内容だ、9つの世界を巡った世界の破壊者もその影響で他の世界が1つになろうとしたが為に大戦が起きたのだから。
「それはわからない、俺達は女神アマスのReset中の世界でResetを行い、アリア達は過去の日本に来た。」
「あたし達は地球では有田杏実として生活をしていました、オラクルの記憶は完全にありませんでしたが…」
「ワシ達が記憶を取り戻し始めたのは、主様達が前世の記憶を取り戻した辺りじゃったからなぁ」
正確にはそれよりももう少し後だったが、そこら辺は別にいいだろう。
「地球—オラクルと言う星と星とを渡る時に起きたバグのせいなのか、それとも女神と英雄、厄災、暗黒神の力によって起きた新たな"バグ"なのかはわからない。」
けど、とエイトは続けて話す。
「例え違くてもルクス達は俺達の為に協力してくれている、見捨てる訳にはいかない。」
「うん、それに私達のせいだったら罪滅ぼしにもなるからね。」
「贖罪の為にルクスさん達を助ける…とはちょっと酷いですけどね…」
「仕方ないじゃないですか、シルフィ姉様、こうなるなんてわからなかったんですから…」
「うむ、こんなにも複雑な世界にさせるなんて嫌に決まっておるのじゃ。」
ただでさえ、外道勇者カイトや女神アダマスでさえ(多分解決したが)面倒だったのだ、これからは更に面倒な事になる(かもしれない)のだ。
「兎に角、Reset前の記憶を見る前にも言ったかも知らないけど、取り敢えず、厄災の所へ行こう。」
エイトの言葉にミュウ達は頷く、Reset前の記憶がなければ倒すべき対象だったが、今は違う。
彼女は女神達によって永遠に殺され続ける道具になっているのだ、何とかして彼女を救わねばならない。
「そうね、カイト達がいないとは言え、女神アマスやDD達が何かするかもしれないからね」
「女神アマスは特にですね、今の状況、疑似的ですがReset前と似ていますしね」
ミュウとシルフィの言う通りだ、このまま放置したら、あの時の様に女神アマスなどが邪魔してくる可能性があるのだ。
「目的は決まりましたね。」
「うむ」
先ずは厄災であるアリアの本体を助ける事、記憶を(一方的に)共有しているのなら、話は通じると思う。…多分
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厄災 (名前はまだ未定)
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