403 / 680
第9章 外伝2 〜英雄〜
第三百九十四話 そして…
しおりを挟む
「ピピピ、ピピピ、ピピピ」
と、電子音が鳴り響く、その音と共に重い瞼をゆっくりと開ける。
「…?」
頭が痛い、昨日徹夜して恋愛漫画を読んでいた所為だろうか?
「薬…あったっけ?」
頭痛薬と言えば○ファリンだが、在庫があるのかわからない、取り敢えず布団の中にいると2度寝をしてしまう可能性がある為出る。
「…なんか…長い夢を見ていた様な…」
夢を見たと言う記憶はあるが、それがどんな夢なのだったのかは覚えていない、よくある事だが、何故か気になる…
「ま、夢だし、関係ないか!」
そんな事よりも学校へ行く準備だ、早く制服に着替えて朝食を食べるとしよう。
そう言ってパジャマを脱いで、制服を着る、下着の色は上下違うが、別に体育とかないし、見せる事もないので別に問題ないだろう。
「—-!起きたのー?」
下の階から母の声が聞こえる、どうやら思った以上にゆっくりと着替えていたらしい。
「もう起きてるよー!」
「なら、早くしなさーい!朝ご飯冷めるわよー!」
「はーい!」
それは困る、冷めている朝食は美味しいが、温かい方が断然美味しい。
すぐに着替えを終わらせて下に降りる、居間に入ると既に朝食は置いてあって、今日は和風の朝食だ。
白米
納豆
鮭
味噌汁
牛乳
牛乳は和風?と思うが健康には良い為気にしない。
「あれ?お父さんは?」
「もう仕事に言ったわよ、ほら、貴女も早く食べなさい、学校遅刻するわよ?」
「はーい、いただきます。」
両手を合わせて合掌する、日本人なら誰もがやるマナーだ、食材にも命は宿っている、日本は無宗教と言われているが、それはそんな事をする必要がない程素晴らしい国という事だ。
山に行けば山の神が
川に行けば川の神が
米を食えば米の神が
物を大事扱わないと可哀想
そうこれはアニミズムと言われ、生物、無機物問わずに全てのモノに霊は宿ると言われているもので、アニミズムと言う信仰を日本人は持っている。
日本人は無宗教でなく多宗教だ
結婚する文化
埋葬する文化
規律を守る文化など、近代国家になる前からこれが当たり前となっている。
アニミズムと言うのは宗教の最小単位なのだ。
「ご馳走様でした。」
という事で、自分がこの前調べた知識を頭の中で回想しながら朝食を食べ終えて、歯を磨く、マスクをする必要がない為、顔のお手入れ(歯磨き等)は大事なのだ。
「行ってきまーす!」
「待って!お弁当!」
「あ!!」
靴を履いて外に出ようとした時に母に止められる。
「全く、なんで忘れるかなぁ」
「えへへ、ありがとうお母さん!」
弁当をカバンに入れて、今度こそ、学校に向かう。
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい。」
そう言って外に出る、今日もいい天気だ。
そうして学校に向かっていると、校門でいつもの人達を見つける。
「おはよう!ミュウちゃん!」
「Fuck you」
「え?」
「『おはよう』だってよ、人を無視するとは随分と偉くなったもんだな?」
アメリカから引っ越してきた金髪の子と
それの幼馴染みの黒髪の男
…そして
「いや!別にそんなつもりは…」
「どうでもいいけど、こんな所にいちゃ邪魔だから行くぞ。」
「うん」
髪を金色に染めた、学年1のイケメン、そして女子からの人気も高い男がいた。
そしてあたいの初恋でもある…けど
「なんだろう…なんか変な感じ」
ムカムカと言うか、嫌な予感がすると言うか、とにかく変な感じだ。
「…ま、いっか」
そう言って自分も校門を通る。
3人で仲良く歩いているのは
「ねぇねぇ今度遊びに行かない?」
金髪の男 佐藤海斗
「金がねぇからパス」
黒髪の男 織村瑛人
「同じく」
金髪の女性 ミュウ•フローラ
仲良し3人組と言われている3人だ。
——————————————————————
外伝2~英雄~ 完
next story
第10章 ~動き始めた歯車~
と、電子音が鳴り響く、その音と共に重い瞼をゆっくりと開ける。
「…?」
頭が痛い、昨日徹夜して恋愛漫画を読んでいた所為だろうか?
「薬…あったっけ?」
頭痛薬と言えば○ファリンだが、在庫があるのかわからない、取り敢えず布団の中にいると2度寝をしてしまう可能性がある為出る。
「…なんか…長い夢を見ていた様な…」
夢を見たと言う記憶はあるが、それがどんな夢なのだったのかは覚えていない、よくある事だが、何故か気になる…
「ま、夢だし、関係ないか!」
そんな事よりも学校へ行く準備だ、早く制服に着替えて朝食を食べるとしよう。
そう言ってパジャマを脱いで、制服を着る、下着の色は上下違うが、別に体育とかないし、見せる事もないので別に問題ないだろう。
「—-!起きたのー?」
下の階から母の声が聞こえる、どうやら思った以上にゆっくりと着替えていたらしい。
「もう起きてるよー!」
「なら、早くしなさーい!朝ご飯冷めるわよー!」
「はーい!」
それは困る、冷めている朝食は美味しいが、温かい方が断然美味しい。
すぐに着替えを終わらせて下に降りる、居間に入ると既に朝食は置いてあって、今日は和風の朝食だ。
白米
納豆
鮭
味噌汁
牛乳
牛乳は和風?と思うが健康には良い為気にしない。
「あれ?お父さんは?」
「もう仕事に言ったわよ、ほら、貴女も早く食べなさい、学校遅刻するわよ?」
「はーい、いただきます。」
両手を合わせて合掌する、日本人なら誰もがやるマナーだ、食材にも命は宿っている、日本は無宗教と言われているが、それはそんな事をする必要がない程素晴らしい国という事だ。
山に行けば山の神が
川に行けば川の神が
米を食えば米の神が
物を大事扱わないと可哀想
そうこれはアニミズムと言われ、生物、無機物問わずに全てのモノに霊は宿ると言われているもので、アニミズムと言う信仰を日本人は持っている。
日本人は無宗教でなく多宗教だ
結婚する文化
埋葬する文化
規律を守る文化など、近代国家になる前からこれが当たり前となっている。
アニミズムと言うのは宗教の最小単位なのだ。
「ご馳走様でした。」
という事で、自分がこの前調べた知識を頭の中で回想しながら朝食を食べ終えて、歯を磨く、マスクをする必要がない為、顔のお手入れ(歯磨き等)は大事なのだ。
「行ってきまーす!」
「待って!お弁当!」
「あ!!」
靴を履いて外に出ようとした時に母に止められる。
「全く、なんで忘れるかなぁ」
「えへへ、ありがとうお母さん!」
弁当をカバンに入れて、今度こそ、学校に向かう。
「行ってきます!」
「行ってらっしゃい。」
そう言って外に出る、今日もいい天気だ。
そうして学校に向かっていると、校門でいつもの人達を見つける。
「おはよう!ミュウちゃん!」
「Fuck you」
「え?」
「『おはよう』だってよ、人を無視するとは随分と偉くなったもんだな?」
アメリカから引っ越してきた金髪の子と
それの幼馴染みの黒髪の男
…そして
「いや!別にそんなつもりは…」
「どうでもいいけど、こんな所にいちゃ邪魔だから行くぞ。」
「うん」
髪を金色に染めた、学年1のイケメン、そして女子からの人気も高い男がいた。
そしてあたいの初恋でもある…けど
「なんだろう…なんか変な感じ」
ムカムカと言うか、嫌な予感がすると言うか、とにかく変な感じだ。
「…ま、いっか」
そう言って自分も校門を通る。
3人で仲良く歩いているのは
「ねぇねぇ今度遊びに行かない?」
金髪の男 佐藤海斗
「金がねぇからパス」
黒髪の男 織村瑛人
「同じく」
金髪の女性 ミュウ•フローラ
仲良し3人組と言われている3人だ。
——————————————————————
外伝2~英雄~ 完
next story
第10章 ~動き始めた歯車~
0
お気に入りに追加
887
あなたにおすすめの小説

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる