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第9章 外伝2 〜英雄〜

第三百八十四話 新しい名前(女神アマス戦9)

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「…綺麗」

ミュウはそう口にこぼす、今女神アマスと死闘を繰り広げていたのに、全員(ではない)がその姿に見惚れて、攻撃を止める。

「隙あり!!!」

「ァァァァァァァァァ!!!!!」

…と言う訳でもなく、エイトは隙だらけの女神アマスの目を潰し、思いっきり蹴飛ばす。

いくら格上でも奇襲をかければあの程度は出来る。

「…エイトさん」

「お前らもふざけるなよ?俺達は命を懸けて戦っているんだ…次同じ事をしたらお前達も容赦しないぞ?」

シルフィがエイトに声をかけるが、エイトはミュウ達に見せた事がない本気の怒りを見せている。

当たり前だ「殺すか殺されるか」の世界で「見惚れる」と言う馬鹿な事をしてしまったのだ、もしこれで女神アマスが正常だったらミュウとシルフィは首を刎ねられて死んでいただろう。

「ご…ごめん…エイト…だから…怒らないで?」

「本当にすいません、すぐに切り替えます。」

ミュウは泣きながら、シルフィは心の底から後悔しながらエイトに謝る。

エイトも「すまん、言い過ぎた」とミュウの頭を撫でながら2人で動けるように構える。

シルフィもすぐに援護出来る様にしている。

「兄様!」

そして彼女がこちらにやって来る
緑色の髪に瞳、肌は少し白く
服装はアリアの制服の様な服とエルの着物の服が交わった様な服装となり、色は薄い紫の様な色
スカートは薄いピンク色で
そこから見えるニーハイソックスと生脚が、性癖を誘う。

「…えーとアリア?エル?」

エイトは戸惑いながら2人(?)に声をかける

魔力と言うかオーラと言うべきか、姿こそ違えど、エイト達なら2人アリアとエルだと見抜けるだろう。
(そもそも合体した姿見ているし)

「はい、今表に出ている意識があたし、アリアです。」

『ワシは魂の様な感じじゃよ…ってアリア以外にはわからないのか…』

どうやら合体フュージョンしても人格は1つにならず、本当に2人で1人の身体を使っている様な感じだ。

「名前はなんて呼べばいいの?」

「確かに、アリアとエルちゃんの人格が変わった事をいちいち確認する余裕なんてありませんからね。」

ミュウとシルフィの言う通りだ、「エル」の人格の時に「アリア」と呼んだり、
逆に「アリア」が出て来た時に「エル」と呼んだりしたらとても面倒臭い。

身体は1つなのに名前は2つは流石に分かりにくいので、新しい名前を求める。

「そうですねぇ…っでどうですか?」

アリアとエルで「アリエル」、悪くない名前だ。

——————————————————————
寝落ちしてました、すいません。


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