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第9章 外伝2 〜英雄〜
第三百六十五話 最強にして最恐のパーティ
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~時はカイト達と同じく半年後~
エイト達は順調に旅を続けていた。
村や町などに行くと人の数は減って来ているが、それでも栄えている所は栄えている。
某RPGでも主人公達がLV80じゃないと攻略出来ない所でも普通に生活している人達もいる為、特に気にしてはいない。
「カイトや女神アダマスがいなければこんなにも気が楽なんだな。」
「それはそうでしょ?エイト…どれだけストレス要因だったかわかるでしょ?」
「ミュウ様の言う通りです、ストーカーがいるせいで、私達は大変な目に遭っているんですから…」
エイト、ミュウ、シルフィは前世の頃からずっとストーカーして来たカイトに対してつくづく嫌気が差している。
関わらない様にしたのは日本では警察沙汰にして逆恨みされたくなかったから。
オラクルでは公爵家と言う後ろ盾がある為、迂闊に動けなかった。
「でも、もう兄様達の邪魔をする事はありません。」
「うむ、主様達がとことん痛めつけてくれたおかげでな!」
しかし、厄災を倒す競争をしている今なら、公爵家の力は使えない、公爵家はあくまでもその国や同盟国の中でならその権力を使えるが、遠く離れた国や敵対国、その影響力がない国で使おうとしても使えないのだ。
「ていうか、俺は今回何もしてないからな?」
「確かに、アリアとエルは関係あるけど…」
「エイトさんはカイト戦では不参加ですし、アダマス戦ではミュウ様に美味しい所持っていかれましたからね?」
エイト達の言う通りだ、エイトは今回勇者カイトとその仲間達と戦っていないし、女神アダマスでは死にかけていただけで、倒したのはミュウだ。
「あ…あれは…」
「主様を苦しめるものじゃったから」
「でも結構えげつない事やってたよね?」
エイトはそう言って苦笑いをする、魔法使いのアイと僧侶のメグミ、この2人を相手にアリアとエルは圧倒的な力の差を見せつけて、更に全身の皮を麻酔なしで剥ぐと言う14歳の女の子がする様な事じゃない事を平然をやってのけたのだ。
「それは、兄様を侮辱したあの女達が悪いんです!」
「そうじゃ!主様はワシ達の命の恩人じゃ!そんな人を侮辱するメス豚なんぞ、アレくらいしないと気が治らないのじゃ!」
「侮辱って…まぁもう気にしてないけどな」
アリアとエルの行動には感謝している、正直に言って「ザマァみろ」と言う気持ちがあるのは事実だ。
最初から裏切る気満々だった女達が、自分の行いの悪さで無様な姿を晒す事になるなんて、滑稽過ぎて笑える。
(結局…俺もそう言う人間だと言う事だな。)
好きな人や大切な人達は全力で守りたい。
でも、カイトの様な人間やアイやメグミ、サユリの様なクソビッチは助ける価値もない。
小さい頃に憧れたヒーローにはなれないのだ。
「さてと、カイト達の話はこれくらいにして…」
エイトはそう言ってアリアとエルの頭を撫でる、まだまだ旅の途中だが、それを踏まえてやらなきゃいけない事がある。
「アリア、エルSランク昇格おめでとう。」
「おめでとう、アリア、エルちゃん」
「おめでとうございます♪」
エイト、ミュウ、シルフィは、アリアとエルを祝福する。
そう、この半年間でなんとアリアとエルは前代未聞の「Sランク」に昇格したのだ。
エイト達と同じ「Sランク」のクエストをいくつもこなして、冒険者ギルドからの推薦もあって数日前アリアとエルは「Sランク」になった。
「これで俺達は全員"Sランク"に…人類側からすれば"最強"のパーティ」
「でも、私の職業である魔王、アリアの厄災、エルちゃんの暗黒神、エイトの英雄、シルフィの剣姫」
「過去類を見ないパーティメンバーですね。」
「つまりあたし達は最強であり、"最恐"」
「とても面白いのじゃ!」
歴史上ここまでの戦力が1つのパーティにいた事がない、まさに国家戦力と対峙できるほどの戦力がここにいるのだ。
「さてと、次の村か町でお祝いだな!」
「久しぶりに贅沢しましょう、良いよねシルフィ?」
「はいミュウ様、アリアとエルちゃんの大切な日になるんですから。」
「ありがとうございます!シルフィ姉様!」
「ありがとうなのじゃ!」
そう言って4人は旅を続ける、目的の地は後、もうすぐ…
「てか、なんでなった日に祝ってないんだっけ?」
「忘れたのエイト?アリアとエルちゃん、お腹壊してそれどころじゃなかったでしょ?」
ミュウがエイトに説明すると、アリアとエルは苦笑いをする。
「…あれはトラウマです。」
「お嫁にいけないのじゃ…」
——————————————————————
かくろう氏に依頼してAIで描いて貰いました、エルちゃん(14歳)です!
ありがとうございます!!
エイト達は順調に旅を続けていた。
村や町などに行くと人の数は減って来ているが、それでも栄えている所は栄えている。
某RPGでも主人公達がLV80じゃないと攻略出来ない所でも普通に生活している人達もいる為、特に気にしてはいない。
「カイトや女神アダマスがいなければこんなにも気が楽なんだな。」
「それはそうでしょ?エイト…どれだけストレス要因だったかわかるでしょ?」
「ミュウ様の言う通りです、ストーカーがいるせいで、私達は大変な目に遭っているんですから…」
エイト、ミュウ、シルフィは前世の頃からずっとストーカーして来たカイトに対してつくづく嫌気が差している。
関わらない様にしたのは日本では警察沙汰にして逆恨みされたくなかったから。
オラクルでは公爵家と言う後ろ盾がある為、迂闊に動けなかった。
「でも、もう兄様達の邪魔をする事はありません。」
「うむ、主様達がとことん痛めつけてくれたおかげでな!」
しかし、厄災を倒す競争をしている今なら、公爵家の力は使えない、公爵家はあくまでもその国や同盟国の中でならその権力を使えるが、遠く離れた国や敵対国、その影響力がない国で使おうとしても使えないのだ。
「ていうか、俺は今回何もしてないからな?」
「確かに、アリアとエルは関係あるけど…」
「エイトさんはカイト戦では不参加ですし、アダマス戦ではミュウ様に美味しい所持っていかれましたからね?」
エイト達の言う通りだ、エイトは今回勇者カイトとその仲間達と戦っていないし、女神アダマスでは死にかけていただけで、倒したのはミュウだ。
「あ…あれは…」
「主様を苦しめるものじゃったから」
「でも結構えげつない事やってたよね?」
エイトはそう言って苦笑いをする、魔法使いのアイと僧侶のメグミ、この2人を相手にアリアとエルは圧倒的な力の差を見せつけて、更に全身の皮を麻酔なしで剥ぐと言う14歳の女の子がする様な事じゃない事を平然をやってのけたのだ。
「それは、兄様を侮辱したあの女達が悪いんです!」
「そうじゃ!主様はワシ達の命の恩人じゃ!そんな人を侮辱するメス豚なんぞ、アレくらいしないと気が治らないのじゃ!」
「侮辱って…まぁもう気にしてないけどな」
アリアとエルの行動には感謝している、正直に言って「ザマァみろ」と言う気持ちがあるのは事実だ。
最初から裏切る気満々だった女達が、自分の行いの悪さで無様な姿を晒す事になるなんて、滑稽過ぎて笑える。
(結局…俺もそう言う人間だと言う事だな。)
好きな人や大切な人達は全力で守りたい。
でも、カイトの様な人間やアイやメグミ、サユリの様なクソビッチは助ける価値もない。
小さい頃に憧れたヒーローにはなれないのだ。
「さてと、カイト達の話はこれくらいにして…」
エイトはそう言ってアリアとエルの頭を撫でる、まだまだ旅の途中だが、それを踏まえてやらなきゃいけない事がある。
「アリア、エルSランク昇格おめでとう。」
「おめでとう、アリア、エルちゃん」
「おめでとうございます♪」
エイト、ミュウ、シルフィは、アリアとエルを祝福する。
そう、この半年間でなんとアリアとエルは前代未聞の「Sランク」に昇格したのだ。
エイト達と同じ「Sランク」のクエストをいくつもこなして、冒険者ギルドからの推薦もあって数日前アリアとエルは「Sランク」になった。
「これで俺達は全員"Sランク"に…人類側からすれば"最強"のパーティ」
「でも、私の職業である魔王、アリアの厄災、エルちゃんの暗黒神、エイトの英雄、シルフィの剣姫」
「過去類を見ないパーティメンバーですね。」
「つまりあたし達は最強であり、"最恐"」
「とても面白いのじゃ!」
歴史上ここまでの戦力が1つのパーティにいた事がない、まさに国家戦力と対峙できるほどの戦力がここにいるのだ。
「さてと、次の村か町でお祝いだな!」
「久しぶりに贅沢しましょう、良いよねシルフィ?」
「はいミュウ様、アリアとエルちゃんの大切な日になるんですから。」
「ありがとうございます!シルフィ姉様!」
「ありがとうなのじゃ!」
そう言って4人は旅を続ける、目的の地は後、もうすぐ…
「てか、なんでなった日に祝ってないんだっけ?」
「忘れたのエイト?アリアとエルちゃん、お腹壊してそれどころじゃなかったでしょ?」
ミュウがエイトに説明すると、アリアとエルは苦笑いをする。
「…あれはトラウマです。」
「お嫁にいけないのじゃ…」
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かくろう氏に依頼してAIで描いて貰いました、エルちゃん(14歳)です!
ありがとうございます!!
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