幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第9章 外伝2 〜英雄〜

第三百五十七話 VS.女神アダマス

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「ダンッ」と言う地面を蹴る音と共にエイトは駆け出す、「引き継ぎ」の力で剣を引き継ぎ、女神アダマスに先制攻撃を仕掛ける。

「まさか女神であるこの私に歯向かう愚か者がいるなんて…驚きですわ。」

「何!?」

音速の速さで斬りかかったが、女神アダマスは余裕そうによける。

「シルフィ!!」

「はい!!」

ミュウは「ダウンロード」で剣をダウンロードし、シルフィは腰に巻いていた鞘を抜いて剣を抜く。

「しかもそれは1人ではなく、こんなにも…」

「嘘!?」

「私達でも!?」

ミュウの魔王の力はまだしも剣姫の剣術は人間の中でもトップクラスの力を持っている、それを意図も容易くかわす女神アダマスは、やはり「神」と言う次元の違う存在なのだろう。

「流石はアダマス…今の数秒だけでわかる…」

エイトはそう言って冷や汗をかく、相手は格上の相手…どうやって戦おうか

「行くよ!エルちゃん!」

「おう!」

そう考えていると、アリアとエルが術式の展開を済ませて、アダマスに攻撃する。

「キィィィィィィィィ」とエネルギー弾が溜まる音が鳴ると同時に分散、拡散して女神アダマスはそれをかわす。

「ドドドドドドドド」とかわすと同時に大地がえぐれ、砂煙と風圧、振動がエイト、ミュウ、シルフィに衝撃を与える。

「流石は厄災と暗黒神(の片割れ)、女神にすら恐れられた者達だ…(と、言いたい所だが)」

エイトはそうアリアとエルの実力に驚くが、
エイト達人間よりは格上の実力を持つアリアとエルと言う人間目線での話だ。

「…!?エイト!後ろ!!!」

「ちっ!!!」

ミュウが叫ぶと同時に女神アダマスがエイトの背後に周り、手に光の手刀、エネルギーの塊をぶつけようとするが、

エイトの「引き継ぎ」「加速アクセル」でギリギリかわす。

女神アダマスは即死しないエイトに苛立ち、舌打ちする。

「今です!」

「はい!」

「おう!」

その隙を狙ってシルフィがアリアとエルに合図する、それと同時にアリアとエルが放った無数のエネルギー弾が女神アダマス目掛けて襲い掛かる。

「ゴォォォォォォ」と爆発音と共に衝撃波、震動波がミュウ達に襲い掛かる。

「雑魚の癖に小賢しい真似をしますわね?」

女神アダマスは右手で煙を払い、その風が辺りに立ち込める砂煙を全て払う。

「このままだとラチがあきませんわ」

アダマスはそう言うと右手を空に上げて光の球をいくつも作り出し、それを自身の体の周りに纏わせる。

「これならどうですの?」

「な!?」

「嘘!?」

「くっ!?」

「はぁ!?」

「なのじゃ!?」

その纏った光の弾がレーザーの発射光の様になっており、シルフィ達は済んでの所でかわし続ける。

「貴方は私が殺してあげますわ。」

「女神アダマス………!!!」

女神アダマスはそう言うと手刀に光の刃を纏わせ、エイトに襲い掛かる。

「サクッ」と顔の頬に光の刃が当たり、少し斬れる、そこから血が流れるが、高々その程度の傷で怯むエイトではない。

「さっきよりも速い…」

「私とエイトの「引き継ぎ」「ダウンロード」の加速アクセルを超えている!?」

「しかも一撃が…デカい!」

「どうする…っ!!!」

「光なら闇じゃ!」

エイト達4人が苦戦している中、エルは自身の周りに闇の球を展開させて、女神アダマスの光の球に向けて放つ。

「ドドドドドドドド」と球が当たり、それが砕け散りながら、爆発する。

「アリア!」

「うん!」

エルは更にどデカい闇の球…エネルギー弾を両手を広げて作り出し

アリアは自分1人で巨大な魔法陣を展開させ、真紅のエネルギー弾を作る。

「「はあ!!!」」

「ゴォォォォォォ…」

「ドォォォォォォォォォン」

2つの球が合わさり、球は弾となり、それは女神アダマスに直撃する。

激しい衝撃音、波が響き渡る。

「やりましたか!?」

「いや…まだだ」

アリアが倒したのか?と少し喜んでいるとエイトが即座に否定する…何故なら

「多少のダメージを受けましたが…その程度ですの?」

女神アダマスはまだ生きているから…
——————————————————————
新年明けましておめでとうございます🎍
どうぞ今年もよろしくお願いします。
(…今更!?)





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