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第9章 外伝2 〜英雄〜
第三百三十九話 暗黒神
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「あ、そうそう神繋がりでエルちゃんにも聞きたい事があるんだ。」
先程ミュウが『たとえ神でも』と言った事で思い出して、ミュウの膝の上に座っているエルにエイトは話しかける。
「ん?…なんじゃ?」
「エルちゃんって…暗黒神なのよね?」
と、ミュウは聞く。
するとエルは「うむ」と頷く。
「とは言っても、ワシも分身体の様なものじゃ、本体は今も封印されておる。」
「て事は、暗黒神の伝説は本当にある、と言う事ですか?」
——————————————————————
暗黒神エルガウル
地上をメギドの炎で襲い
人々は滅びの道を歩んでいた…
しかし人々は諦めなかった。
何故ならそこに4つの光があったからだ
勇者 光を纏い大いなる闇を払う者
剣聖 邪悪な者を斬る希望の者
賢者 理を破り滅びの道をも破る者
聖女 人々を導き神の御言葉を聞く者
この4人によって世界は救われ
そして同じような過ちを繰り返してはならないと思った各国の国王は、1つの学園を築いた。
その名は"カルデア"学園
そこで知力、武力等を学び、次なる厄災
に立ち向かう為に創りあげた。
——————————————————————
「まぁそうじゃの、初代女神の神託を授かりし4人の人間によって、本体は敗れ、今は何処かで封印されておるわ。」
「暗黒神も厄災の様に勇者達にやられたのか?」
エルの話にエイトがそう聞く、確かに厄災を倒す為に作られたのが勇者達なら、暗黒神の時も何故勇者達が倒しているのだ?
「うむ、厄災が現れる前にワシの本体が世界を滅ぼそうと人間達を襲い、それに怒った初代女神は勇者達を生み出したのじゃ、」
「それはさっき似た様な事を聞いたわね。」
エルの説明にミュウは頷きながらそう答える。
「そして、その勇者伝説を厄災にも使えると思った初代女神はそのまま厄災も勇者達に任せる様にしたのじゃ。」
「つまり、
暗黒神エルガウル 1番最初に現れた
人間達が滅びようとしている
折角統治しているのに邪魔されて怒る初代女神
勇者、剣聖、聖女、賢者を作る
暗黒神を倒す(封印)
人間史に残る(ここ重要)
人間と魔物が増える
技術が進歩し始める
初代女神は困る
厄災を作り、人間と魔物を殺し、技術を破壊する
人間史に残る勇者達を思い出す
「使えるやん」
となって勇者達を再利用することになった。
と、言う事ですか?」
エルの話とアリアの話を少し混ぜて、シルフィは簡単にまとめて説明する。
エイトはシルフィの説明を聞いて、なんとか納得し始める。
「成る程なぁ…確かに伝説の戦士とか、そう言った人達がまた現れた方が歴史に名を残しているから安心するもんな。」
日本で例えると織田信長の様な歴史に名を残した人と
全くの無名で実力も何もわからない人
どちらに頼るか?とならば間違いなく織田信長を選ぶだろう、そう言う事だ。
「シルフィの言う通りじゃ、そしてワシはその暗黒神エルガウルの片割れ、と言うわけじゃ。」
「アリアはバグでそうなったのは分かったけど、エルはなんで別れたんだ?」
と、エイトはエルに尋ねる。
アリアは女神アダマスがこの世界を乗っ取り、厄災のシステムを疎かにした事によるバグによって誕生したのはわかる。
しかし暗黒神はそうなる以前の話だ。
片割れになった理由を知りたい。
エルはエイトの質問に「簡単じゃ」と言ってから続けて答える。
「暗黒神エルガウルは完全には封印されておらん、長年にかけて微量に漏れた魔力と肉体等が合わさって生まれたのが…」
「エルちゃん、って事ね?」
「うむ、正解じゃミュウよ、ちなみに歳は本当に14じゃからな?アリアと同じで、数万歳のロリババァじゃないからな?」
年齢を酷く気にしているのか、エイトを見ながら必要以上に喋る。
そしてシルフィは
「成る程…2人の力は尋常じゃないのは、暗黒神と厄災の力の片鱗を持っていたから…と言う事ですね。」
と、(自慢ではないが)Sランクと言う人間の中でもトップクラスの称号を持ち、剣姫と言うランクに見合った力と実績があるシルフィ達が驚く程の力を持った歳下の女の子達。
その正体が暗黒神と厄災となれば、納得する
更に言えば、片鱗でここまでの力があるのだ
本体はどれ程強いのか、少し怖くなる。
——————————————————————
「暗黒神"エル"ガウルだから"エル"ちゃんか…」
「可笑しいか?主様?」
「いや、可愛くて俺は好きだぞ?」
「…//////うむ、もっと褒めるが良い!」
「可愛い、好き、天使、結婚しよう、もふもふしたい、愛してるよエル「もう良いのじゃ!!!!!!//////////」
先程ミュウが『たとえ神でも』と言った事で思い出して、ミュウの膝の上に座っているエルにエイトは話しかける。
「ん?…なんじゃ?」
「エルちゃんって…暗黒神なのよね?」
と、ミュウは聞く。
するとエルは「うむ」と頷く。
「とは言っても、ワシも分身体の様なものじゃ、本体は今も封印されておる。」
「て事は、暗黒神の伝説は本当にある、と言う事ですか?」
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暗黒神エルガウル
地上をメギドの炎で襲い
人々は滅びの道を歩んでいた…
しかし人々は諦めなかった。
何故ならそこに4つの光があったからだ
勇者 光を纏い大いなる闇を払う者
剣聖 邪悪な者を斬る希望の者
賢者 理を破り滅びの道をも破る者
聖女 人々を導き神の御言葉を聞く者
この4人によって世界は救われ
そして同じような過ちを繰り返してはならないと思った各国の国王は、1つの学園を築いた。
その名は"カルデア"学園
そこで知力、武力等を学び、次なる厄災
に立ち向かう為に創りあげた。
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「まぁそうじゃの、初代女神の神託を授かりし4人の人間によって、本体は敗れ、今は何処かで封印されておるわ。」
「暗黒神も厄災の様に勇者達にやられたのか?」
エルの話にエイトがそう聞く、確かに厄災を倒す為に作られたのが勇者達なら、暗黒神の時も何故勇者達が倒しているのだ?
「うむ、厄災が現れる前にワシの本体が世界を滅ぼそうと人間達を襲い、それに怒った初代女神は勇者達を生み出したのじゃ、」
「それはさっき似た様な事を聞いたわね。」
エルの説明にミュウは頷きながらそう答える。
「そして、その勇者伝説を厄災にも使えると思った初代女神はそのまま厄災も勇者達に任せる様にしたのじゃ。」
「つまり、
暗黒神エルガウル 1番最初に現れた
人間達が滅びようとしている
折角統治しているのに邪魔されて怒る初代女神
勇者、剣聖、聖女、賢者を作る
暗黒神を倒す(封印)
人間史に残る(ここ重要)
人間と魔物が増える
技術が進歩し始める
初代女神は困る
厄災を作り、人間と魔物を殺し、技術を破壊する
人間史に残る勇者達を思い出す
「使えるやん」
となって勇者達を再利用することになった。
と、言う事ですか?」
エルの話とアリアの話を少し混ぜて、シルフィは簡単にまとめて説明する。
エイトはシルフィの説明を聞いて、なんとか納得し始める。
「成る程なぁ…確かに伝説の戦士とか、そう言った人達がまた現れた方が歴史に名を残しているから安心するもんな。」
日本で例えると織田信長の様な歴史に名を残した人と
全くの無名で実力も何もわからない人
どちらに頼るか?とならば間違いなく織田信長を選ぶだろう、そう言う事だ。
「シルフィの言う通りじゃ、そしてワシはその暗黒神エルガウルの片割れ、と言うわけじゃ。」
「アリアはバグでそうなったのは分かったけど、エルはなんで別れたんだ?」
と、エイトはエルに尋ねる。
アリアは女神アダマスがこの世界を乗っ取り、厄災のシステムを疎かにした事によるバグによって誕生したのはわかる。
しかし暗黒神はそうなる以前の話だ。
片割れになった理由を知りたい。
エルはエイトの質問に「簡単じゃ」と言ってから続けて答える。
「暗黒神エルガウルは完全には封印されておらん、長年にかけて微量に漏れた魔力と肉体等が合わさって生まれたのが…」
「エルちゃん、って事ね?」
「うむ、正解じゃミュウよ、ちなみに歳は本当に14じゃからな?アリアと同じで、数万歳のロリババァじゃないからな?」
年齢を酷く気にしているのか、エイトを見ながら必要以上に喋る。
そしてシルフィは
「成る程…2人の力は尋常じゃないのは、暗黒神と厄災の力の片鱗を持っていたから…と言う事ですね。」
と、(自慢ではないが)Sランクと言う人間の中でもトップクラスの称号を持ち、剣姫と言うランクに見合った力と実績があるシルフィ達が驚く程の力を持った歳下の女の子達。
その正体が暗黒神と厄災となれば、納得する
更に言えば、片鱗でここまでの力があるのだ
本体はどれ程強いのか、少し怖くなる。
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「暗黒神"エル"ガウルだから"エル"ちゃんか…」
「可笑しいか?主様?」
「いや、可愛くて俺は好きだぞ?」
「…//////うむ、もっと褒めるが良い!」
「可愛い、好き、天使、結婚しよう、もふもふしたい、愛してるよエル「もう良いのじゃ!!!!!!//////////」
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