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第9章 外伝2 〜英雄〜
第三百三十七話 厄災の存在理由
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「アリア、1つ疑問に思うんだけど、いいか?」
「はい、いいですよ?兄様」
エイトはアリアにそう言う。
大まかにアリアが厄災について説明してくれたが、分からないところがまだある為、一先ずそれを聞く。
「厄災は人間と魔物の間引き…って言えば良いのかな?それと文明の破壊って言うけど、何故そんな事をするんだ?」
「人間同士の争いを防ぐ為です。」
「人間同士の?」
エイトの質問にアリアはそう答える。
人間同士の争いを防ぐ為に殺すってどう言う事だろうか?
「はい、人間の歴史は戦争の歴史とも言います、文明が発達すればより多くの人間を簡単に殺す事が出来ます、それを防ぐ為に…と聞かされて(?)います。」
「そう言えばさっき話していたな。」
確か剣と魔法の世界のお陰で文明は他の世界よりも発達していない…と。
アリアのエイトの言葉に頷く。
「兄様の世界の事や、他の世界とか、実際には見ていませんし、言葉だけしか分かりませんが、初代女神はそう言った世界の事を理解していた、と思います。」
「まぁ、アリアが分かるわけないか。」
地球の歴史を見れば、初代女神の言っている事も理解出来る。
最初は棍棒だったが、槍、剣、刀、鉄砲、大砲、と、どんどん遠くへ、そしてより多くの人を殺せる様に…
戦闘機、戦艦、空母、駆逐艦、と言い始めたらキリがない。
「そしてあたしの…本体の役目は、そう言った経緯もあって、文明が発達して魔法も含めて危険と判断したら、増えすぎた人間、それによって動き出す魔物達もついでに消す事なんです。」
「人が増えれば土地を開拓しなければならない、そうなれば自然は減り、生き物は死に、食糧や資源は減っていく、それを防ぐ事も含めた行動なのか。」
アリアの説明にエイトは独自の解釈で頷く、概ね間違ってない為訂正はしない。
「兄様の言う通りです、そして用が済んだら、勇者達にあたし達を殺させて証拠を隠滅させるんです。」
「それが厄災が現れたら勇者も誕生する話の裏か。」
アリアの説明でエイトはこの世界の成り立ち
厄災の歴史と勇者の歴史をそこそこ理解した。
しかしそうなるとまた疑問が生まれる、エイトは再びアリアに聞く。
「それじゃあなんで今回は勇者しか現れないんだ?」
——————————————————————
諸事情で今日はここまでです。
「はい、いいですよ?兄様」
エイトはアリアにそう言う。
大まかにアリアが厄災について説明してくれたが、分からないところがまだある為、一先ずそれを聞く。
「厄災は人間と魔物の間引き…って言えば良いのかな?それと文明の破壊って言うけど、何故そんな事をするんだ?」
「人間同士の争いを防ぐ為です。」
「人間同士の?」
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人間同士の争いを防ぐ為に殺すってどう言う事だろうか?
「はい、人間の歴史は戦争の歴史とも言います、文明が発達すればより多くの人間を簡単に殺す事が出来ます、それを防ぐ為に…と聞かされて(?)います。」
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「兄様の世界の事や、他の世界とか、実際には見ていませんし、言葉だけしか分かりませんが、初代女神はそう言った世界の事を理解していた、と思います。」
「まぁ、アリアが分かるわけないか。」
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最初は棍棒だったが、槍、剣、刀、鉄砲、大砲、と、どんどん遠くへ、そしてより多くの人を殺せる様に…
戦闘機、戦艦、空母、駆逐艦、と言い始めたらキリがない。
「そしてあたしの…本体の役目は、そう言った経緯もあって、文明が発達して魔法も含めて危険と判断したら、増えすぎた人間、それによって動き出す魔物達もついでに消す事なんです。」
「人が増えれば土地を開拓しなければならない、そうなれば自然は減り、生き物は死に、食糧や資源は減っていく、それを防ぐ事も含めた行動なのか。」
アリアの説明にエイトは独自の解釈で頷く、概ね間違ってない為訂正はしない。
「兄様の言う通りです、そして用が済んだら、勇者達にあたし達を殺させて証拠を隠滅させるんです。」
「それが厄災が現れたら勇者も誕生する話の裏か。」
アリアの説明でエイトはこの世界の成り立ち
厄災の歴史と勇者の歴史をそこそこ理解した。
しかしそうなるとまた疑問が生まれる、エイトは再びアリアに聞く。
「それじゃあなんで今回は勇者しか現れないんだ?」
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諸事情で今日はここまでです。
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