幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第9章 外伝2 〜英雄〜

第三百十八話 Vs.オーク

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エルが索敵魔術を使うと直ぐに反応があった 
(と言うより森全体になので、当たり前だが…)

「うむ!あとちょっと真ん中に行けばおるな!」

「真ん中に…洞窟とかあったか?」

オーク等魔物系統は人間と同じ様に巣を作る、雨風を凌ぐ為に洞窟とかを利用する魔物も多く、基本魔物=洞窟みたいな感じがある。

「多分無いと思うよエイト、ここは本当に森だけだと思うし…」

「森の中心にいるのであれば確かめればいいんですよ。」

ミュウの言う通り、森…森林地帯にそう言ったのが必ずしもあるとは限らない、ならシルフィの言う通り、取り敢えず行けば良いのだ。

「よし、じゃあ気をつけて行こう」

「はい、兄様」

いくら敵の位置がわかったとは言え油断はしてはいけない、それが命取りになる事はよくわかっているからだ。

草の音を極力立てない様に歩いて行く、次第に森林の匂いとは違う、生き物の臭いがし始める。

「あそこか?」

エイトが目を凝らして見てみると、5匹のオークの群れを発見した。

「どうやら武器も持ってるみたいね、武器を使える程度には知能があるみたい。」

「その様ですね、棍棒と剣…殺して奪ったんでしょうね。」

ミュウとシルフィもオークの行動を観察する、どうやらまだ気づかれていない様だ。

今なら奇襲で襲えば5匹なんて瞬殺出来るが、これはアリアとエルの試練だ、先ずはどれだけ戦えるか確認する。

「アリア、魔術で攻撃は出来るか?」

「はい兄様、一通りの技は撃てます!」

索敵魔術を使えるのなら初歩的な技は使えると思い聞いたら、案の定使える様だ。

「よし、ならあそこにいるオークに撃ってくれ、失敗してもいい、取り敢えず威力を確かめたい。」

「はい、わかりました。」

そう言うとアリアは真剣な目つきになって、
手を前にかざす、そして静かに周りに魔力が集まり、手元に小さな…そして、想像以上の魔力が集まる。

「術式"火炎弾ファイヤーボール"!!!」

「ドウッ!」と言う音と熱風が瞬間的に出て、オーク達はいきなりの奇襲に驚く。

「………!!!!」

そしてオークの1匹は心臓を貫かれ、その後激しく燃え盛る。

「凄い」

「…って!オーク逃げる!」

しかし、1匹を仕留めたのは良いものの、オークはアリアに恐怖して逃げ始める。

「追いますよ!」

「ワシもやるのじゃ!」

そう言って残った4匹をエイト、ミュウの2人で仕留め、エルは不貞腐れながら諦めて、今回の討伐は終わった。

——————————————————————
諸事情で今日はここまでです(-_-;)

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