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第8章 因縁と因果 現れし外道
第二百九十三話 撤退…?
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アダマス「…いいえ、やめておきますわ。」
魔法陣を展開してこの街一帯を更地に出来る程の魔力を集中させていたアダマスだったが、それを消す。
アリア「あら?いいの?」
エル「ま、妥当じゃろうな。」
アリアとエルも殺気を収める、アダマスがコンマ1秒(?)でも仕掛ければ瞬時に反撃に出ただろう。
アダマス「私の愛しいカイトを死なせる訳にはいきませんわ、変な宗教団体に任せれば碌な事にはならない事が分かりましたわ。」
そう言うと虫の息だったシカバネにトドメを刺して、カイトを回収する。
アリア「逃すと思っているの?」
エル「いや、今回は見逃そう。」
アリアが術式を展開しているとエルがそれを止める、アリアがエルの方を見て「なんで?」と訴えるが、エルは目線をエイト達に向ける。
エル「今、主様達は瀕死の状態じゃ、あのまま戦えば主様達を守りながら戦う事になる。」
そうなればエイト達を意識しながら、女神アダマスと戦わなければならない、いくら彼方もカイトと言うお荷物があるとは言え、エイト達3人を守りながらは流石にキツい。
アダマス「そう言う事ですわ、私も愛しのカイトを死なせたくありませんし、今回はこれで失礼するわ。」
そう言うとカイトをお姫様抱っこして、上空へと逃げ…
「させるかよ馬鹿」
アダマス「!?」
なんだ!?と、振り返るとそこには黒い翼を天使の輪っか、まるで見習い天使の黒い姿の様な服を着ている男が1人立っていた。
アリア「あの人は…」
エル「堕天使…かの?」
アリアとエルも彼が誰なのかわからない様だ。
アダマス「お前は…」
「久しぶりだな、女神アダマス、お前が踊らされている姿は実に滑稽だったぞ?」
アダマス「何!?」
そう言うと男は黒い魔法陣から鎖を出現させ、女神アダマスを捕らえる。
「ボスの野望、暗黒神エルガウルを蘇らせるには膨大な魔力が必要だ、人間の魔力、魔物の魔力じゃたかが知れている。」
エイト「…まさか」
ミュウ「どう言う事?エイト?」
シルフィ「つまり…女神の魔力を暗黒神復活の為の糧にする…と言う事でしょうか?」
よろよろとアリアの所へ行くエイト達、その最中そう言う考察を言うと男は指を鳴らし、それが正解と言う事を教える。
「そう、莫大な魔力を持つ女神の力なら暗黒神エルガウルを復活させるのにちょうど良いんだ。」
アダマス「くっ…馬鹿ですわね…女神が…この程度で…捕まるとでも…グァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
「無駄だよ、これは神すら捕縛する鎖、相手の魔力を吸収してより強固な鎖になる、足掻けば足掻くほど魔力は吸われ、脱出は困難になる…」
女神アダマスが鎖を破壊しようと魔力を込めるも、逆に魔力を吸われて自身に絡み付いている鎖を強固にする、その悪循環に女神アダマスは囚われ、抜け出せずにいる。
「それじゃあ、ボクはこれで失礼するよ?あ、その塵も貰って行くね?」
そう言う魔法陣からDDの下っ端が現れて勇者を担ぐ。
アリア「貴方まさかDD!?」
「そう、ボクの名前は"ゼルグ"君達が倒したゲルザー、そして殺したシカバネと同じ幹部の1人だ…貴重な戦力を殺しやがって…」
そう言うとゼルグは自分の足元に転移魔法陣を展開して、その場から去る。
ゼルグ「この男、勇者カイトは貴重な資源として有り難く使わせてもらうよ?」
そして「ふっ…」と消えて、残るのは静寂と雨音のみ…
エイト「女神が…捕まった?…こうも呆気なく…」
ミュウ「エイト…」
女神アダマス、勇者カイトが死ねば、好感度アップの呪いは解けるだろう、しかし…
エイト「胸騒ぎがする…何が原因なのかはわからないが、兎に角…嫌な予感がする。」
そうエイトは呟き、エイトは倒れる
それを見てミュウもシルフィも倒れ気を失う。
アリア「兄様!姉様!」
エル「いかん!この雨で体力も限界じゃ!兎に角ここから連れて行くぞ!」
アリアとエルは一先ず街から離れ、エイト達が休息できる所まで連れて行った。
——————————————————————
女神アダマス
勇者カイト は堕天使ゼルグに連れて行かれる。
DD幹部シカバネは後に死亡が確認された。
魔法陣を展開してこの街一帯を更地に出来る程の魔力を集中させていたアダマスだったが、それを消す。
アリア「あら?いいの?」
エル「ま、妥当じゃろうな。」
アリアとエルも殺気を収める、アダマスがコンマ1秒(?)でも仕掛ければ瞬時に反撃に出ただろう。
アダマス「私の愛しいカイトを死なせる訳にはいきませんわ、変な宗教団体に任せれば碌な事にはならない事が分かりましたわ。」
そう言うと虫の息だったシカバネにトドメを刺して、カイトを回収する。
アリア「逃すと思っているの?」
エル「いや、今回は見逃そう。」
アリアが術式を展開しているとエルがそれを止める、アリアがエルの方を見て「なんで?」と訴えるが、エルは目線をエイト達に向ける。
エル「今、主様達は瀕死の状態じゃ、あのまま戦えば主様達を守りながら戦う事になる。」
そうなればエイト達を意識しながら、女神アダマスと戦わなければならない、いくら彼方もカイトと言うお荷物があるとは言え、エイト達3人を守りながらは流石にキツい。
アダマス「そう言う事ですわ、私も愛しのカイトを死なせたくありませんし、今回はこれで失礼するわ。」
そう言うとカイトをお姫様抱っこして、上空へと逃げ…
「させるかよ馬鹿」
アダマス「!?」
なんだ!?と、振り返るとそこには黒い翼を天使の輪っか、まるで見習い天使の黒い姿の様な服を着ている男が1人立っていた。
アリア「あの人は…」
エル「堕天使…かの?」
アリアとエルも彼が誰なのかわからない様だ。
アダマス「お前は…」
「久しぶりだな、女神アダマス、お前が踊らされている姿は実に滑稽だったぞ?」
アダマス「何!?」
そう言うと男は黒い魔法陣から鎖を出現させ、女神アダマスを捕らえる。
「ボスの野望、暗黒神エルガウルを蘇らせるには膨大な魔力が必要だ、人間の魔力、魔物の魔力じゃたかが知れている。」
エイト「…まさか」
ミュウ「どう言う事?エイト?」
シルフィ「つまり…女神の魔力を暗黒神復活の為の糧にする…と言う事でしょうか?」
よろよろとアリアの所へ行くエイト達、その最中そう言う考察を言うと男は指を鳴らし、それが正解と言う事を教える。
「そう、莫大な魔力を持つ女神の力なら暗黒神エルガウルを復活させるのにちょうど良いんだ。」
アダマス「くっ…馬鹿ですわね…女神が…この程度で…捕まるとでも…グァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
「無駄だよ、これは神すら捕縛する鎖、相手の魔力を吸収してより強固な鎖になる、足掻けば足掻くほど魔力は吸われ、脱出は困難になる…」
女神アダマスが鎖を破壊しようと魔力を込めるも、逆に魔力を吸われて自身に絡み付いている鎖を強固にする、その悪循環に女神アダマスは囚われ、抜け出せずにいる。
「それじゃあ、ボクはこれで失礼するよ?あ、その塵も貰って行くね?」
そう言う魔法陣からDDの下っ端が現れて勇者を担ぐ。
アリア「貴方まさかDD!?」
「そう、ボクの名前は"ゼルグ"君達が倒したゲルザー、そして殺したシカバネと同じ幹部の1人だ…貴重な戦力を殺しやがって…」
そう言うとゼルグは自分の足元に転移魔法陣を展開して、その場から去る。
ゼルグ「この男、勇者カイトは貴重な資源として有り難く使わせてもらうよ?」
そして「ふっ…」と消えて、残るのは静寂と雨音のみ…
エイト「女神が…捕まった?…こうも呆気なく…」
ミュウ「エイト…」
女神アダマス、勇者カイトが死ねば、好感度アップの呪いは解けるだろう、しかし…
エイト「胸騒ぎがする…何が原因なのかはわからないが、兎に角…嫌な予感がする。」
そうエイトは呟き、エイトは倒れる
それを見てミュウもシルフィも倒れ気を失う。
アリア「兄様!姉様!」
エル「いかん!この雨で体力も限界じゃ!兎に角ここから連れて行くぞ!」
アリアとエルは一先ず街から離れ、エイト達が休息できる所まで連れて行った。
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女神アダマス
勇者カイト は堕天使ゼルグに連れて行かれる。
DD幹部シカバネは後に死亡が確認された。
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