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第8章 因縁と因果 現れし外道
第二百八十八話 因縁の決着
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カイト「…な…なんだ…力が…抜けて…いく…っ!!!」
全身から血を噴き出しながら、カイトは膝から崩れ落ちる。
本当に力が入らないのだろう、剣を掴む力すらない様だ。
シカバネ「チッ…まさか超強化薬の効果がきれるなんて…」
ミュウ「効果?」
ミュウは傷だらけの身体を鞭を振って、シカバネに剣先を向けながら話しかける。
カイトが異様なまでに強くなったのは、やはりDDが裏で手を貸していたのだろう。
カイト「どう言う…事だ…?」
シカバネ「言葉通りだ、その薬は試作品だ、ここまで効果が続くから成功したと思ったんだがな…」
カイト「そ…んな」
カイトが使用してから約1か月間はあの様な状態が続いたのだ、そう思っても仕方はない。
エイト「…と、言う事は?」
エイトはそう言うと崩れ落ちているカイトを蹴る。
カイト「ごはっ!?」
エイトが蹴った先に吹き飛ぶが、血が噴き出してまるで吸血鬼がパワーアップする為にわざと吹き飛ばされた時の様に吹き飛ぶ。
エイト「やっぱり、弱体化している、これなら勝てる!」
シカバネ「させるか!」
エイトがカイトの方へ向かうとシカバネがそれを妨害しようとする…が、
シルフィ「行かせると思いますか!」
シルフィとミュウに行く手を阻まれて助けに行けない。
シカバネ「チッ!!」
ミュウ「終わりよ!」
ミュウは傷だらけの身体に最後の力を振り絞って喝を入れる、アドレナリンが滝の様に流れ、痛みが無くなっていく。
アリアン「皆んな反撃開始だ!術式"氷の破裂"!!」
ミュウとシルフィがシカバネの行く手を阻んだ為、アリアンとシカバネの間に直線的な隙が生まれた、そこを狙ってアリアンは氷の術式を展開する。
雹の様な氷の塊がシカバネの所へと飛んでいき、気圧の変化による、空気爆発が起こる。
シカバネ「ガハッ…!!!」
カイトとエイトの戦闘を見ていた事で少し体力が回復していたが、アリアンの攻撃で振り出しに戻る。
シカバネ「クソが…クソがクソがクソがクソがクソがァァァァァァァァァ!!!!!」
口から血を噴き出しながら吐けぶ、アリアン、ミュウ、シルフィの3人の顔を見ながら腹ただしいのだろう、怒りの声を上げる。
シカバネ「我々の邪魔をしやがって!先ずはテメーだ!!」
ミュウとシルフィを無視してアリアンの所へと地面を蹴ってもの凄い速さで向かう。
アリアンは立ち上がり、シカバネを見て笑う。
シカバネ「何笑ってやがる!!!」
アリアン「最後の最後で失敗したなぁってね?」
シカバネ「何!?」
杖を前に出して「加速」と言って高速で移動して、シカバネの胸元に杖を構える。
アリアン「終わりだ」
シカバネ「しま…」
しまった、とシカバネが言う前にアリアンは術式を展開して叫ぶ
アリアン「光の破裂!!!」
と、その瞬間閃光が走り、シカバネはその爆発を0距離で受ける。
シカバネ「グァァァァァァァァァァ!!!!!!」
半壊した建物の中に吹き飛び、そのまま倒壊する、あれだけの致命傷とダメージを負ったのなら、逃げる事は出来ないだろう。
シカバネ「ググ…この俺が…こんな…ガキ共にぃぃ…」
そう言ってシカバネは燃え盛る家と共に焼かれて行った。
エイト「残るはお前だけだ、カイト。」
カイト「…ふざけ…るな…僕は…負けない…」
血だらけの身体で立ち上がり、剣を掴む、最後の力を振り絞ってエイトに立ち向かう。
カイト「僕は…勇者だ…君の…様な…ゴミに…」
ふらっと倒れるかの様に体全体を地面に向けて、その瞬間想像を遥かに超える速さでエイト目掛けて襲う。
カイト「負けてたまるかぁァァァァァァァァァ!!!!!!」
カイト「これが僕の…"勇者の一撃"だァァァァァァァァァ!!!!!」
正真正銘これが最後の攻撃だろう、エイトは剣を構えて、カイトに向かって走り出す。
エイト「"剣の舞"!!!」
シルフィと共に修行した事により取得した
エイトオリジナルの技
カイトの剣をいなした後、"天下無双千本桜"(初めてカイトを倒した時)の様に乱れ斬り、最後にこの街の燃え盛る業火を剣に纏いこの街の人達の想いを背負い、"斬る"
カイト「かはぁぁぁぁ……」
大量の出血と全身の傷、蓄積ダメージも加わり、カイトは叫ぶ事もなく、倒れ込む。
辺りは燃え盛る業火の音以外何も聞こえなくなった。
——————————————————————
DD幹部 シカバネ
勇者 カイト
~敗北~
全身から血を噴き出しながら、カイトは膝から崩れ落ちる。
本当に力が入らないのだろう、剣を掴む力すらない様だ。
シカバネ「チッ…まさか超強化薬の効果がきれるなんて…」
ミュウ「効果?」
ミュウは傷だらけの身体を鞭を振って、シカバネに剣先を向けながら話しかける。
カイトが異様なまでに強くなったのは、やはりDDが裏で手を貸していたのだろう。
カイト「どう言う…事だ…?」
シカバネ「言葉通りだ、その薬は試作品だ、ここまで効果が続くから成功したと思ったんだがな…」
カイト「そ…んな」
カイトが使用してから約1か月間はあの様な状態が続いたのだ、そう思っても仕方はない。
エイト「…と、言う事は?」
エイトはそう言うと崩れ落ちているカイトを蹴る。
カイト「ごはっ!?」
エイトが蹴った先に吹き飛ぶが、血が噴き出してまるで吸血鬼がパワーアップする為にわざと吹き飛ばされた時の様に吹き飛ぶ。
エイト「やっぱり、弱体化している、これなら勝てる!」
シカバネ「させるか!」
エイトがカイトの方へ向かうとシカバネがそれを妨害しようとする…が、
シルフィ「行かせると思いますか!」
シルフィとミュウに行く手を阻まれて助けに行けない。
シカバネ「チッ!!」
ミュウ「終わりよ!」
ミュウは傷だらけの身体に最後の力を振り絞って喝を入れる、アドレナリンが滝の様に流れ、痛みが無くなっていく。
アリアン「皆んな反撃開始だ!術式"氷の破裂"!!」
ミュウとシルフィがシカバネの行く手を阻んだ為、アリアンとシカバネの間に直線的な隙が生まれた、そこを狙ってアリアンは氷の術式を展開する。
雹の様な氷の塊がシカバネの所へと飛んでいき、気圧の変化による、空気爆発が起こる。
シカバネ「ガハッ…!!!」
カイトとエイトの戦闘を見ていた事で少し体力が回復していたが、アリアンの攻撃で振り出しに戻る。
シカバネ「クソが…クソがクソがクソがクソがクソがァァァァァァァァァ!!!!!」
口から血を噴き出しながら吐けぶ、アリアン、ミュウ、シルフィの3人の顔を見ながら腹ただしいのだろう、怒りの声を上げる。
シカバネ「我々の邪魔をしやがって!先ずはテメーだ!!」
ミュウとシルフィを無視してアリアンの所へと地面を蹴ってもの凄い速さで向かう。
アリアンは立ち上がり、シカバネを見て笑う。
シカバネ「何笑ってやがる!!!」
アリアン「最後の最後で失敗したなぁってね?」
シカバネ「何!?」
杖を前に出して「加速」と言って高速で移動して、シカバネの胸元に杖を構える。
アリアン「終わりだ」
シカバネ「しま…」
しまった、とシカバネが言う前にアリアンは術式を展開して叫ぶ
アリアン「光の破裂!!!」
と、その瞬間閃光が走り、シカバネはその爆発を0距離で受ける。
シカバネ「グァァァァァァァァァァ!!!!!!」
半壊した建物の中に吹き飛び、そのまま倒壊する、あれだけの致命傷とダメージを負ったのなら、逃げる事は出来ないだろう。
シカバネ「ググ…この俺が…こんな…ガキ共にぃぃ…」
そう言ってシカバネは燃え盛る家と共に焼かれて行った。
エイト「残るはお前だけだ、カイト。」
カイト「…ふざけ…るな…僕は…負けない…」
血だらけの身体で立ち上がり、剣を掴む、最後の力を振り絞ってエイトに立ち向かう。
カイト「僕は…勇者だ…君の…様な…ゴミに…」
ふらっと倒れるかの様に体全体を地面に向けて、その瞬間想像を遥かに超える速さでエイト目掛けて襲う。
カイト「負けてたまるかぁァァァァァァァァァ!!!!!!」
カイト「これが僕の…"勇者の一撃"だァァァァァァァァァ!!!!!」
正真正銘これが最後の攻撃だろう、エイトは剣を構えて、カイトに向かって走り出す。
エイト「"剣の舞"!!!」
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カイト「かはぁぁぁぁ……」
大量の出血と全身の傷、蓄積ダメージも加わり、カイトは叫ぶ事もなく、倒れ込む。
辺りは燃え盛る業火の音以外何も聞こえなくなった。
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DD幹部 シカバネ
勇者 カイト
~敗北~
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