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第8章 因縁と因果 現れし外道
第二百八十二話 勇者?の愉快な冒険5 力に溺れる者
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カイト「皆んな、僕は飲もうと思う。」
メグミ「え?」
ゼロが去ってから数分後、カイトはそう口にこぼす。
サユリ「理由を聞いても良い?」
カイト「勿論」
確かにゼロはカイト達を助けた、しかしそれは暗黒神エルガウルを蘇らせる為の実験体だ、勿論カイト達はそれを知る由もないが、ゼロがくれた薬は紛れもなく本物だ。
カイト「僕は強くならないといけないんだ。」
アイ「カイトお兄ちゃんは今でも十分に強いよ?」
カイト「もっとだよ。」
被害妄想の激しい男だが、ここまでズタボロにやられれば、いや、やられ続ければ、自分が弱い人間だと理解出来る筈だ。
カイト「僕はミュウを救い、皆んなと結婚する義務がある、でも、今のままだといつまたエイトの様なモブが君達を寝取りに来るかわからない。」
メグミ「その時は私達がエイトを殺すわ、あんな雑魚、私達の敵じゃないわ。」
サユリ「そうね、あんな奴に負ける程私達は弱くないわ。」
この後に及んでまだ理解出来ていない脳内お花畑の馬鹿がいるが、カイトも同類なのでなんとも思わない。
カイト「大丈夫、あんな不正行為しかしないクズが君達に勝てるとは思ってないから、でも今回みたいに不調な時に狙われたらちょっと厄介だと思うんだ。」
アイ「確かに、今回は助けてもらえたけど、助けてもらえなかったら死んでたもんね。」
そう、どんなに言い訳をしても"負けた""死にかけた"と言う事実は消えない、そして今の自分達ではこの先不調が続いたら確実に死ぬ事もわかっている。
カイト「だからこそ、絶対的安心感が欲しいから、僕は飲むべきだと思うんだ。」
メグミ「成る程ね、それなら確かにそうだね。」
そうカイトの理由を聞いてメグミは頷く、カイトの理由はわかった、しかし
メグミ「でも、あのゼロと言う人を信じて良いの?」
サユリ「確かにそうだね、ゼロは協力して欲しいとは言ったけど具体的な事は聞いてない。」
アイ「カイトお兄ちゃん、どうする?」
と、振り出しに戻ってしまい、再び沈黙が訪れるが、カイトは既に決めている為、瓶を取る
メグミ「カイト君!?」
カイト「君達と話しても答えは出ない、僕は飲むと決めたんだ、ずっと平行線になるのなら、飲む!」
流石に我慢の限界が来たのか、カイトは仲間の静止を聞かずに超強化薬を一気に飲む
「ごくごくごく」と喉越しの音が響き渡り、カイトは全て飲んでしまう。
メグミ「カイト君!」
アイ「カイトお兄ちゃん!」
サユリ「大丈夫!?」
彼女達はカイトの安否を確認するが、カイトは飲み干した後もケロッとしている。
カイト「……………」
アイ「カイトお兄ちゃん?」
メグミ「やっぱり、毒が入ってたんじゃ…」
彼女達が心配する中、カイトは口元を上に動かして「フフ」と笑いだす。
カイト「フフッフフフフフフフヒャヒャヒャ…アーヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!」
サユリ「!?」
カイト「凄ぇぇぇ!!力が力が…力が漲ってくる!!!!」
立ち上がり、圧倒的な力を手に入れた事を歓喜する。
カイト「これだけの力があれば、何も怖くねぇ!誰であろうとも負ける気がしねぇぇ!!」
メグミ「カイト君?」
アイ「カイトお兄ちゃん…」
テンションがおかしくなったカイトにメグミとアイは心配そうに声をかける、しかしカイトの耳には届かず、喜びで満ち溢れている。
カイト「これであのモブを殺せる…モブを…モブ…モブぅぅぅう…モブはどこだァァァァァァァァァ!!!!!」
カイト「殺してやるぅ…僕のミュウを寝取った屑を…ぶっ殺してやるぅぅぅぅぅ!!!!」
まるで精神に異常をきたしているかの様に暴れ回り、メグミ達の事が見えていないのだろう、3人の事を全く気にせず叫び続ける。
——————————————————————
早く本編書きたい。
メグミ「え?」
ゼロが去ってから数分後、カイトはそう口にこぼす。
サユリ「理由を聞いても良い?」
カイト「勿論」
確かにゼロはカイト達を助けた、しかしそれは暗黒神エルガウルを蘇らせる為の実験体だ、勿論カイト達はそれを知る由もないが、ゼロがくれた薬は紛れもなく本物だ。
カイト「僕は強くならないといけないんだ。」
アイ「カイトお兄ちゃんは今でも十分に強いよ?」
カイト「もっとだよ。」
被害妄想の激しい男だが、ここまでズタボロにやられれば、いや、やられ続ければ、自分が弱い人間だと理解出来る筈だ。
カイト「僕はミュウを救い、皆んなと結婚する義務がある、でも、今のままだといつまたエイトの様なモブが君達を寝取りに来るかわからない。」
メグミ「その時は私達がエイトを殺すわ、あんな雑魚、私達の敵じゃないわ。」
サユリ「そうね、あんな奴に負ける程私達は弱くないわ。」
この後に及んでまだ理解出来ていない脳内お花畑の馬鹿がいるが、カイトも同類なのでなんとも思わない。
カイト「大丈夫、あんな不正行為しかしないクズが君達に勝てるとは思ってないから、でも今回みたいに不調な時に狙われたらちょっと厄介だと思うんだ。」
アイ「確かに、今回は助けてもらえたけど、助けてもらえなかったら死んでたもんね。」
そう、どんなに言い訳をしても"負けた""死にかけた"と言う事実は消えない、そして今の自分達ではこの先不調が続いたら確実に死ぬ事もわかっている。
カイト「だからこそ、絶対的安心感が欲しいから、僕は飲むべきだと思うんだ。」
メグミ「成る程ね、それなら確かにそうだね。」
そうカイトの理由を聞いてメグミは頷く、カイトの理由はわかった、しかし
メグミ「でも、あのゼロと言う人を信じて良いの?」
サユリ「確かにそうだね、ゼロは協力して欲しいとは言ったけど具体的な事は聞いてない。」
アイ「カイトお兄ちゃん、どうする?」
と、振り出しに戻ってしまい、再び沈黙が訪れるが、カイトは既に決めている為、瓶を取る
メグミ「カイト君!?」
カイト「君達と話しても答えは出ない、僕は飲むと決めたんだ、ずっと平行線になるのなら、飲む!」
流石に我慢の限界が来たのか、カイトは仲間の静止を聞かずに超強化薬を一気に飲む
「ごくごくごく」と喉越しの音が響き渡り、カイトは全て飲んでしまう。
メグミ「カイト君!」
アイ「カイトお兄ちゃん!」
サユリ「大丈夫!?」
彼女達はカイトの安否を確認するが、カイトは飲み干した後もケロッとしている。
カイト「……………」
アイ「カイトお兄ちゃん?」
メグミ「やっぱり、毒が入ってたんじゃ…」
彼女達が心配する中、カイトは口元を上に動かして「フフ」と笑いだす。
カイト「フフッフフフフフフフヒャヒャヒャ…アーヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!」
サユリ「!?」
カイト「凄ぇぇぇ!!力が力が…力が漲ってくる!!!!」
立ち上がり、圧倒的な力を手に入れた事を歓喜する。
カイト「これだけの力があれば、何も怖くねぇ!誰であろうとも負ける気がしねぇぇ!!」
メグミ「カイト君?」
アイ「カイトお兄ちゃん…」
テンションがおかしくなったカイトにメグミとアイは心配そうに声をかける、しかしカイトの耳には届かず、喜びで満ち溢れている。
カイト「これであのモブを殺せる…モブを…モブ…モブぅぅぅう…モブはどこだァァァァァァァァァ!!!!!」
カイト「殺してやるぅ…僕のミュウを寝取った屑を…ぶっ殺してやるぅぅぅぅぅ!!!!」
まるで精神に異常をきたしているかの様に暴れ回り、メグミ達の事が見えていないのだろう、3人の事を全く気にせず叫び続ける。
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早く本編書きたい。
応援ありがとうございます!
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