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第8章 因縁と因果 現れし外道
第二百七十九話 勇者の愉快な冒険2 カイトside
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狼が魔素を多く取り込み、魔物と化した姿、それがウルフだ、普通の狼と違い
素早さ、攻撃力、防御力と言ったあらゆる面で強化されており、初心者冒険者の第一関門として恐れられている。
では、何故こんな事を今更言うのかと言うと、答えは簡単だ。
アイ「キャァァァァァァァァァ!!!!!」
カイト「アイーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
彼らにはその"知識"がないからである
本来であれば既にカルデア学園で習っている事なのだが、勉強というのをやって来なかったせいで知能が低下、無知になってしまったのだ。
サユリ「メグミ!早く!」
メグミ「わかってるわよ!早く援護して!」
メグミの職業は僧侶、つまり回復魔法などの支援系専門の職業だ、前線で戦えない代わりに、後方で前線の人達を守る役割を持つ
だから今ウルフの群れがいるのでカイトとサユリがウルフに腕を喰われたアイと必死に回復魔法をかけているメグミを守らなくてはならないのだ
カイト「ちっ!たかが犬風情が、勇者である僕に歯向かうのか!!」
サユリ「カイト君!前に出ないで!メグミ達を守れない!」
カイト「わかってる!」
ウルフの群れは30匹
対してこちらは手負いのアイに
それを治療しているメグミ
そして勇者と剣士のカイトとサユリの4人だ
エイト達の様に事前知識があり、しっかりとした連携が取れれば、多少の苦戦はあるにしても、攻略は出来る
カイト「くそ!死ねや!」
サユリ「はあ!」
しかしそんな事も考えずやたら無闇に戦えば
メグミ「アアアアアアアアアア!!!!!」
アイ「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!」
カイト「しまった…アアアアアアアアアア!!」
サユリ「カイト君!?ギャアアアアア!!!!」
群れで動くウルフ達にとっては彼らは格好の餌、隙をついて回復魔法を使っているメグミの肩の肉を抉り
アイの脇腹を噛みちぎり
カイトの手を切断して
サユリの左脚をかぶりつく
動きが鈍くなれば、ただの肉の餌となる
ゆっくりとウルフは近づいていき、周囲を囲む
カイト「ひっ!?」
サユリ「嫌、嫌、嫌ァァァァァァァァァ!!!!」
左脚に噛み付くウルフを右脚で蹴るが、今度はもう1匹が右脚を喰べる
アイ「助けて…お兄ちゃん…」
脇腹から肉が飛び散り、ウルフがそれを食している「グジュグジュ」と音を立てながら咀嚼して、アイは涙を流しながら助けを求める
メグミ「痛い…いたい…痛いよぉ~…ァァァァァァァァァ…」
「バキボキベキ」と骨が砕け散る音が響き渡り、それがメグミの骨だと言うのは容易に理解出来る
カイト「僕は…勇者なんだぞ…なんで…なんで…なんでこんな目に…」
無くなった右手を見て、涙を零す、ズボンからシミが広がり始め、そこをウルフがかぶりつく
カイト「くぁwせdrftgyふじこlp」
白い泡を吹きながら倒れ込む、逸物の所は噛みちぎりられ、男としての象徴はなくなった
逃げたくても周りはウルフが囲んでおり
戦いたくても武器を取ることも出来ず
見捨てたくても動く事も出来ず
ただただ、生きたまま喰われる恐怖を死ぬ瞬間まで味わい続けないといけないのだ
サユリ「誰か…助けて…」
アイ「かふ…こふ…かぁぁ…」
メグミ「死にたくない、死にたくない…」
そんな言葉も虚しく、ウルフに身体を少しずつ喰われていく
そして、血が足りなくなったのか、それとも、痛みに耐えきれず気を失いそうになっているのかわからないが、意識が朦朧とし始めてきた
カイト「あへ…あへへへ…」
メグミ「脚が私の…あしが…」
サユリ「もう…嫌ぁ…」
アイ「か……はぁ………」
そして彼は喋らなくなった
——————————————————————
「どうしますか?」
「無論助ける」
「あの状態でも大丈夫でしょうか?」
「心配ない、あの程度ならすぐ治る」
遠くから見ていた者達が、カイト達が襲われる所を見ながら様子を見ていた
「それにいいモルモットになるじゃあないか?」
「…わかりました。」
——————————————————————
間違えて投稿してしまった、読んでしまった人はすいません。🙇
素早さ、攻撃力、防御力と言ったあらゆる面で強化されており、初心者冒険者の第一関門として恐れられている。
では、何故こんな事を今更言うのかと言うと、答えは簡単だ。
アイ「キャァァァァァァァァァ!!!!!」
カイト「アイーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
彼らにはその"知識"がないからである
本来であれば既にカルデア学園で習っている事なのだが、勉強というのをやって来なかったせいで知能が低下、無知になってしまったのだ。
サユリ「メグミ!早く!」
メグミ「わかってるわよ!早く援護して!」
メグミの職業は僧侶、つまり回復魔法などの支援系専門の職業だ、前線で戦えない代わりに、後方で前線の人達を守る役割を持つ
だから今ウルフの群れがいるのでカイトとサユリがウルフに腕を喰われたアイと必死に回復魔法をかけているメグミを守らなくてはならないのだ
カイト「ちっ!たかが犬風情が、勇者である僕に歯向かうのか!!」
サユリ「カイト君!前に出ないで!メグミ達を守れない!」
カイト「わかってる!」
ウルフの群れは30匹
対してこちらは手負いのアイに
それを治療しているメグミ
そして勇者と剣士のカイトとサユリの4人だ
エイト達の様に事前知識があり、しっかりとした連携が取れれば、多少の苦戦はあるにしても、攻略は出来る
カイト「くそ!死ねや!」
サユリ「はあ!」
しかしそんな事も考えずやたら無闇に戦えば
メグミ「アアアアアアアアアア!!!!!」
アイ「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!」
カイト「しまった…アアアアアアアアアア!!」
サユリ「カイト君!?ギャアアアアア!!!!」
群れで動くウルフ達にとっては彼らは格好の餌、隙をついて回復魔法を使っているメグミの肩の肉を抉り
アイの脇腹を噛みちぎり
カイトの手を切断して
サユリの左脚をかぶりつく
動きが鈍くなれば、ただの肉の餌となる
ゆっくりとウルフは近づいていき、周囲を囲む
カイト「ひっ!?」
サユリ「嫌、嫌、嫌ァァァァァァァァァ!!!!」
左脚に噛み付くウルフを右脚で蹴るが、今度はもう1匹が右脚を喰べる
アイ「助けて…お兄ちゃん…」
脇腹から肉が飛び散り、ウルフがそれを食している「グジュグジュ」と音を立てながら咀嚼して、アイは涙を流しながら助けを求める
メグミ「痛い…いたい…痛いよぉ~…ァァァァァァァァァ…」
「バキボキベキ」と骨が砕け散る音が響き渡り、それがメグミの骨だと言うのは容易に理解出来る
カイト「僕は…勇者なんだぞ…なんで…なんで…なんでこんな目に…」
無くなった右手を見て、涙を零す、ズボンからシミが広がり始め、そこをウルフがかぶりつく
カイト「くぁwせdrftgyふじこlp」
白い泡を吹きながら倒れ込む、逸物の所は噛みちぎりられ、男としての象徴はなくなった
逃げたくても周りはウルフが囲んでおり
戦いたくても武器を取ることも出来ず
見捨てたくても動く事も出来ず
ただただ、生きたまま喰われる恐怖を死ぬ瞬間まで味わい続けないといけないのだ
サユリ「誰か…助けて…」
アイ「かふ…こふ…かぁぁ…」
メグミ「死にたくない、死にたくない…」
そんな言葉も虚しく、ウルフに身体を少しずつ喰われていく
そして、血が足りなくなったのか、それとも、痛みに耐えきれず気を失いそうになっているのかわからないが、意識が朦朧とし始めてきた
カイト「あへ…あへへへ…」
メグミ「脚が私の…あしが…」
サユリ「もう…嫌ぁ…」
アイ「か……はぁ………」
そして彼は喋らなくなった
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「どうしますか?」
「無論助ける」
「あの状態でも大丈夫でしょうか?」
「心配ない、あの程度ならすぐ治る」
遠くから見ていた者達が、カイト達が襲われる所を見ながら様子を見ていた
「それにいいモルモットになるじゃあないか?」
「…わかりました。」
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間違えて投稿してしまった、読んでしまった人はすいません。🙇
応援ありがとうございます!
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