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第8章 因縁と因果 現れし外道
第二百七十六話 とある日記3
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~とある日記にて~
2ヶ月が過ぎた、正確には2ヶ月と1週間
この僅か2ヶ月で様々な事が起こった
先ず、あるはずもない村があった
あの時は知らないふりをしたが、正直に言ってとても焦った。
あそこが境界線とでも言うべきだろうか?
正直に言ってよく分からない、私の記憶にはない事だ。
そして、彼らもだ。
彼女が新しい武器を新調した村で、勇者の義姉を名乗る人がいた、あり得ない、勇者は彼だけだ、それ以外がいるはずがない。
しかしいたのだ、文字通り異世界の勇者として、彼は現れた、実力はわからないが、その勇者と同等の力(?)を持つ魔法使いに英雄である彼がコテンパンにやられたのだ
それからまた1週間、彼は療養する事になった。…またか、彼は相変わらず弱い。
けれどそれでも諦めず、前に進み、少しずつ強くなって行く、その姿が私は大好きだ
地図を見た、やはり違う、やはり異世界の人達の影響か?このままだと私の知らない未来に向かってしまう。
…いや、これは好機と見るべきか?このまま行っても同じ運命を辿るだけだ、なら、その運命を変える為にもこれは転機かもしれない
新しい武器の性能はイマイチわからない、元々あの村に行く予定もなければ、新調する事もなかった、これでさらに強くなったが、果たして厄災に通用するのだろうか?
結局彼らとは別々の道を歩む事になったが、厄災がいる限り、勇者がいる限り、女神がいる限り、また歪んでしまうだろう。
——————————————————————
「…飽きた」
日記を書き続けたが、長文を書くのはやはり苦手だ。
『飽きるな飽きるな、お主が忘れない為に書くと言ったのじゃろうが。』
「でも、ここに書くくらいネタがないんだもん。」
取り敢えず、この2ヶ月起きた事を一通り書いて、後の空白部分はこう言った雑談や必要そうな事を書いている。
『と言うかお主、彼奴のベットで何をしとるんじゃよ』
ケモ耳少女は冷や汗をかきながらもう1人に話しかける。
「私だって、彼とそう言う関係になりたいけど、出来ないからああやって人知れずシテるんだけど?」
『じゃがなぁ、そう言う想いを持っている事にはワシも同意するが、あそこまで喘ぐのはどうかと…』
「貴女だって、ご主人様ぁ~と夜な夜な言ってるけど?」
バレないとは言え、淫夢を見る程彼が大好きなケモ耳に言われたくない。
『あ…あああれは!ご主人様が…じゃなくて!主様が夢の中で襲っただけじゃ!!』
「意味がわからない、そう思う程好きなら、別にいいじゃない、他の女だったら許さないけど、彼の周りにいる女は特別よ。」
彼の為に命を捨てる覚悟がある彼女達は、私達の仲間だ、顔やスペックだけで近寄る女なんかに彼は渡さない
『まぁお主がそう言うなら…』
そう言って顔を赤らめる、やはり彼女も1人の乙女なのだ
『それで、いつになったら本当の事を話すんじゃ?』
「私達の正体?」
『それもあるが…』
と言って悩み込み、少し時間を空けて言う
『好感度アップの本当の効果じゃ。』
「…それね、確かにそろそろバレてもおかしくないからね。」
普通に考えておかしな点がいくつかある
異性の人の好感度を掛けるとなっているが、そうなると顔だけはいいカイトなら初対面の女性なら少なくても「イケメン」と言う理由で好感度は上がる、そこから掛ければ、ハーレムの完成だ
人妻だろうが、婚約者がいようが、彼氏がいようが、0 ではなく1さえあれば、寝取られてしまうのだ
『現状彼奴には多くの女子がおる、数十人と言う多くの異性がな。』
「彼女達も一応は被害者だけど、それでもやった事は全て自分の意思だからね。」
アイ、メグミ、サユリの様にエイトの事が好きな癖に、平気で殺そうとする人間達だ、慈悲はない
『好感度アップは対象者だけこれを理解して仕舞えば、そう言う事になるからの』
前回の様な完全な被害者ではない以上、彼女達にはそう言う意志があると言う事だ
「日記も良い所まで書けたからこれで終わりにするわ」
——————————————————————
これ以上続きは無いようだ。
2ヶ月が過ぎた、正確には2ヶ月と1週間
この僅か2ヶ月で様々な事が起こった
先ず、あるはずもない村があった
あの時は知らないふりをしたが、正直に言ってとても焦った。
あそこが境界線とでも言うべきだろうか?
正直に言ってよく分からない、私の記憶にはない事だ。
そして、彼らもだ。
彼女が新しい武器を新調した村で、勇者の義姉を名乗る人がいた、あり得ない、勇者は彼だけだ、それ以外がいるはずがない。
しかしいたのだ、文字通り異世界の勇者として、彼は現れた、実力はわからないが、その勇者と同等の力(?)を持つ魔法使いに英雄である彼がコテンパンにやられたのだ
それからまた1週間、彼は療養する事になった。…またか、彼は相変わらず弱い。
けれどそれでも諦めず、前に進み、少しずつ強くなって行く、その姿が私は大好きだ
地図を見た、やはり違う、やはり異世界の人達の影響か?このままだと私の知らない未来に向かってしまう。
…いや、これは好機と見るべきか?このまま行っても同じ運命を辿るだけだ、なら、その運命を変える為にもこれは転機かもしれない
新しい武器の性能はイマイチわからない、元々あの村に行く予定もなければ、新調する事もなかった、これでさらに強くなったが、果たして厄災に通用するのだろうか?
結局彼らとは別々の道を歩む事になったが、厄災がいる限り、勇者がいる限り、女神がいる限り、また歪んでしまうだろう。
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「…飽きた」
日記を書き続けたが、長文を書くのはやはり苦手だ。
『飽きるな飽きるな、お主が忘れない為に書くと言ったのじゃろうが。』
「でも、ここに書くくらいネタがないんだもん。」
取り敢えず、この2ヶ月起きた事を一通り書いて、後の空白部分はこう言った雑談や必要そうな事を書いている。
『と言うかお主、彼奴のベットで何をしとるんじゃよ』
ケモ耳少女は冷や汗をかきながらもう1人に話しかける。
「私だって、彼とそう言う関係になりたいけど、出来ないからああやって人知れずシテるんだけど?」
『じゃがなぁ、そう言う想いを持っている事にはワシも同意するが、あそこまで喘ぐのはどうかと…』
「貴女だって、ご主人様ぁ~と夜な夜な言ってるけど?」
バレないとは言え、淫夢を見る程彼が大好きなケモ耳に言われたくない。
『あ…あああれは!ご主人様が…じゃなくて!主様が夢の中で襲っただけじゃ!!』
「意味がわからない、そう思う程好きなら、別にいいじゃない、他の女だったら許さないけど、彼の周りにいる女は特別よ。」
彼の為に命を捨てる覚悟がある彼女達は、私達の仲間だ、顔やスペックだけで近寄る女なんかに彼は渡さない
『まぁお主がそう言うなら…』
そう言って顔を赤らめる、やはり彼女も1人の乙女なのだ
『それで、いつになったら本当の事を話すんじゃ?』
「私達の正体?」
『それもあるが…』
と言って悩み込み、少し時間を空けて言う
『好感度アップの本当の効果じゃ。』
「…それね、確かにそろそろバレてもおかしくないからね。」
普通に考えておかしな点がいくつかある
異性の人の好感度を掛けるとなっているが、そうなると顔だけはいいカイトなら初対面の女性なら少なくても「イケメン」と言う理由で好感度は上がる、そこから掛ければ、ハーレムの完成だ
人妻だろうが、婚約者がいようが、彼氏がいようが、0 ではなく1さえあれば、寝取られてしまうのだ
『現状彼奴には多くの女子がおる、数十人と言う多くの異性がな。』
「彼女達も一応は被害者だけど、それでもやった事は全て自分の意思だからね。」
アイ、メグミ、サユリの様にエイトの事が好きな癖に、平気で殺そうとする人間達だ、慈悲はない
『好感度アップは対象者だけこれを理解して仕舞えば、そう言う事になるからの』
前回の様な完全な被害者ではない以上、彼女達にはそう言う意志があると言う事だ
「日記も良い所まで書けたからこれで終わりにするわ」
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これ以上続きは無いようだ。
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