幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

第8章 因縁と因果 現れし外道

第二百七十五話 燃え盛る街での激闘

エイト「人の命が掛かっているんだ、負ける訳にはいかない！」

エイト「ミュウ！シルフィ！援護を頼む！」

エイトはシカバネに接近しながらミュウとシルフィに言う

ミュウ「わかったわ！"ダウンロード"爆裂弾！」

シカバネもエイト達に接近していたが、ミュウが放った紅い弾がシカバネに当たると同時に爆発する

シカバネ「チッ舐めたマネを。」

爆発の煙を鎌で薙ぎ払い、またエイト達に再接近する

アリアン「術式"防御力上昇ディフェンスオーラ"！」

アリアンは魔術で術式を展開して、エイト達3人の防御力を上げる、それによりシカバネの攻撃が多少なりとも耐えれるようになった

シカバネ「失いし魂ロストソウル」

エイト「っ！？」

真正面から鎌を振り上げて、エイトの右肩から左脇あたりを狙って振り下ろす

エイトはそれを躱し、反撃に出ようとするが

シカバネ「遅い」

エイト「もう一撃！？」

シカバネは腰を捻りひねり、今度は背中の腰を真っ二つに切り裂こうと鎌を横に振る

シルフィ「エイト！！！」

エイトさんといつも呼ぶシルフィがエイトと呼び捨てにしながら、エイトとシカバネの僅かな隙間に入り、エイトを守る

シカバネ「…ちっ」

防御力を上げた事で、シルフィとエイトはダメージを殆どを受けずにシカバネから距離を取れた

アリアン「術式"攻撃力上昇アタックオーラ"！」

アリアンは再び術式を展開して今度は3人の攻撃力を上げる、これにより防御力と攻撃力が上がり、シカバネと戦いやすくなった

シカバネ「コンビネーションは下手くそだが、中々にうざったいな。」

エイト「そいつはどうも。」

ミュウ「"ダウンロード"光の破裂ライトバースト！」

エイトとシルフィが距離を取り、その隙にミュウがシカバネに攻撃をする

空から光のカーテンが差し込み、シカバネにそれが当たる、そして次の瞬間

シカバネ「な！？」

その光のカーテンが破裂(爆発)し、シカバネがそれに飲まれる

エイト「ミュウ！ナイス！」

ミュウ「みゅ！！」

シカバネ「小癪な…炎の代理バイスフレア」

暗黒の炎を展開させ、エイト達に直撃させる
防御力上昇ディフェンスオーラによってダメージは軽減されたが、やはり幹部中々に強い

エイト「まだまだ！"引き継ぎ"赤々と燃える剣ブレイズソード！」

紅き剣に炎を纏わせ、油断しているシカバネに斬撃を与える

シカバネ「ガハァ…！？」

シルフィ「やっとまともにダメージを与える事が出来ましたね…！」

深傷にもならず、尚且つ軽傷でもない、まだまだ戦闘は続くが、少しこちらに傾き始めた

シカバネ「調子に乗るなよ！雑魚どもがァァァァァァァァァ！！！」

エイト「くっ！？」

しかしその事が逆にシカバネを怒らせる事となり、鎌でエイトの首を狙う

シルフィ「させません！！」

シルフィは自分の魔法剣で自身の速度を上げて、シカバネに追撃する

シカバネ「ちっ！メイド風情がぁ！」

エイトとシルフィのコンビネーションは凄まじく、一進一退の攻防から一方的に追い詰めて行く

ミュウ「エイト！シルフィ！」

その隙にミュウは炎の魔法を放ち、エイトとシルフィはシカバネだけ当たるように攻撃し続けた

シカバネ(何だコイツら、コンビネーションが下手くそな癖に、ここまで追い詰められるのか！？)

シルフィ「エイトさん！」

エイト「ああ！」

そして2人はV字型に斬撃を入れ、2人で身体の中心に蹴りを入れる

燃え盛る家の瓦礫の中にシカバネは入り、更にその反動で家が倒壊する
幸い、そこに住民は居らず、何とか逃げれたのだろう

ミュウ「見たか！私達の実力！」

エイト「あまり調子に乗るな、俺みたいになるぞ？」

シルフィ「今それ言います？」

3人は瓦礫の中にいるシカバネを見ながら話す、相手は幹部、この程度でやられる訳がない

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そうやって警戒している中、突如街の中心で爆発音が鳴り響いた