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第7章 新たな敵 DD(ダークデビル)
第二百六十一話 予知夢となった日
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エイト「お前らさぁ、アマギさんのいる前であんな事するなよなぁ。」
ミュウ「……みゅ」
シルフィ「すみません」
エイト達はオワイコット内でデートをしている、真ん中にミュウ、その両隣にエイトとシルフィがいる様な感じだ
例えミュウと喧嘩したとしても主人は主人だ、そう言う所はしっかりとやる
エイト「とは言え、デートと言っても行くとこがないぞ?」
ミュウ「みゅぅ…」
エイト「ん?"俺と一緒にいるだけでいい"?」
ミュウ「みゅ!」
エイト「"それだけで幸せだから"…か。」
シルフィ(意思疎通力は半端ない)
小さな声で、目元をうるわせながら言ってくるので、周りの男達の視線が滅茶苦茶痛い
「リア充氏ね」と言う言葉なき言葉が伝わってくる
シルフィ「ミュウ様、エイトさんの前だからこそ甘えず克服すべきでは?」
エイト「"それが出来たらシルフィはいない"ってさ。」
シルフィ「全く…」
ため息を零しながら、どこか嬉しそうなシルフィを見ながらエイトはクスクスと笑う
しかし、胸騒ぎは消えずむしろ徐々に増していった
ミュウ「みゅぅ?」
エイト「"まだ不安なの?"…ああ不安だな。」
シルフィ「?」
ミュウとエイトの言葉にシルフィは首を傾げる、その姿もまた可愛いが、今はそんなどころではない
エイト「そう言えばシルフィには言ってなかったな。」
シルフィ「何がですか?」
エイト「今日(昨日)見た夢の話さ。」
シルフィ「夢の話?エイトさん、何か見たんですか?」
エイトはその言葉に頷き、今日見た夢の話を歩きながら話した
エイト「と言う事なんだ。」
シルフィが「成る程、そう言う事でしたか」と言うと少し考え込んで、エイトとミュウに話す
シルフィ「その胸騒ぎ、もしかしたら本当かもしれません。」
エイト「え?」
ミュウ「どう言う事?」
エイトとミュウはそう言うとシルフィに視線を向ける、シルフィの表情は少し暗かった
シルフィ「私の第六感…もしくは、前世の名残り、と言うものでしょうか…エイトさんと同じ様に嫌な予感がするのです。」
ミュウ(もしかして…本当にヤバいかもしれない)
ミュウはエイトの袖を掴み、ジッと見つめる
小さく「みゅ」と言うとエイトは頷く
エイト「シルフィは剣姫だ、その剣姫の第六感と前世の猫だった頃の人間には感じない野生の本能的なにかがあるのかもしれない。」
動物達には地震感知能力が備わっているのではないか?と地球では科学者達が日々研究している。
確たる証拠はないが、実験の結果、あり得る可能性も否定が出来ない状態が続き、これは今も尚続いている
その為、シルフィの剣姫と前世の猫の何かが、エイトの胸騒ぎと夢と同様に何かを伝えているのかもしれない
エイト「地震…とは違うかもしれないが、ルクス達にも伝えておかないとな。」
シルフィ「そうですね。」
ミュウ「みゅぅ…みゅ」
エイト「"アマギさんでも地震を知らないとなると…ヤバいかも"?」
ミュウの言葉にエイトはすぐに気づく
確かに忘れていたが、ここは異世界…つまり
エイト「…かなりヤバいぞこれ。」
シルフィ「え?」
エイト「ここは中世ヨーロッパ風の建物が多い、つまり日本の様な対策がない。」
あくまでもエイトとシルフィの予感なだけだが、もし本当なら大惨事になる
ミュウ「みゅみゅみゅ!」
エイト「"でも言った所で誰も信じてくれない!"…そうなんだよ、だから…」
と高まる胸騒ぎを抑えながら話していると、ふと床のレンガが揺れているのに気づく
鳥達が一斉に羽ばたき始め、木々が揺れている、建築物も軋みだし、周りの人々が驚き始める…
エイト「………これは」
シルフィ「不味い…ですね」
ミュウ「来るよ!」
まるでボールの上に板を置いてその上に立っているかの様に地面が揺れ始め
この日オワイコットに地震が起こった
——————————————————————
ミュウが可愛いと言ってくれる人達が増えた様な?
ミュウ「……みゅ」
シルフィ「すみません」
エイト達はオワイコット内でデートをしている、真ん中にミュウ、その両隣にエイトとシルフィがいる様な感じだ
例えミュウと喧嘩したとしても主人は主人だ、そう言う所はしっかりとやる
エイト「とは言え、デートと言っても行くとこがないぞ?」
ミュウ「みゅぅ…」
エイト「ん?"俺と一緒にいるだけでいい"?」
ミュウ「みゅ!」
エイト「"それだけで幸せだから"…か。」
シルフィ(意思疎通力は半端ない)
小さな声で、目元をうるわせながら言ってくるので、周りの男達の視線が滅茶苦茶痛い
「リア充氏ね」と言う言葉なき言葉が伝わってくる
シルフィ「ミュウ様、エイトさんの前だからこそ甘えず克服すべきでは?」
エイト「"それが出来たらシルフィはいない"ってさ。」
シルフィ「全く…」
ため息を零しながら、どこか嬉しそうなシルフィを見ながらエイトはクスクスと笑う
しかし、胸騒ぎは消えずむしろ徐々に増していった
ミュウ「みゅぅ?」
エイト「"まだ不安なの?"…ああ不安だな。」
シルフィ「?」
ミュウとエイトの言葉にシルフィは首を傾げる、その姿もまた可愛いが、今はそんなどころではない
エイト「そう言えばシルフィには言ってなかったな。」
シルフィ「何がですか?」
エイト「今日(昨日)見た夢の話さ。」
シルフィ「夢の話?エイトさん、何か見たんですか?」
エイトはその言葉に頷き、今日見た夢の話を歩きながら話した
エイト「と言う事なんだ。」
シルフィが「成る程、そう言う事でしたか」と言うと少し考え込んで、エイトとミュウに話す
シルフィ「その胸騒ぎ、もしかしたら本当かもしれません。」
エイト「え?」
ミュウ「どう言う事?」
エイトとミュウはそう言うとシルフィに視線を向ける、シルフィの表情は少し暗かった
シルフィ「私の第六感…もしくは、前世の名残り、と言うものでしょうか…エイトさんと同じ様に嫌な予感がするのです。」
ミュウ(もしかして…本当にヤバいかもしれない)
ミュウはエイトの袖を掴み、ジッと見つめる
小さく「みゅ」と言うとエイトは頷く
エイト「シルフィは剣姫だ、その剣姫の第六感と前世の猫だった頃の人間には感じない野生の本能的なにかがあるのかもしれない。」
動物達には地震感知能力が備わっているのではないか?と地球では科学者達が日々研究している。
確たる証拠はないが、実験の結果、あり得る可能性も否定が出来ない状態が続き、これは今も尚続いている
その為、シルフィの剣姫と前世の猫の何かが、エイトの胸騒ぎと夢と同様に何かを伝えているのかもしれない
エイト「地震…とは違うかもしれないが、ルクス達にも伝えておかないとな。」
シルフィ「そうですね。」
ミュウ「みゅぅ…みゅ」
エイト「"アマギさんでも地震を知らないとなると…ヤバいかも"?」
ミュウの言葉にエイトはすぐに気づく
確かに忘れていたが、ここは異世界…つまり
エイト「…かなりヤバいぞこれ。」
シルフィ「え?」
エイト「ここは中世ヨーロッパ風の建物が多い、つまり日本の様な対策がない。」
あくまでもエイトとシルフィの予感なだけだが、もし本当なら大惨事になる
ミュウ「みゅみゅみゅ!」
エイト「"でも言った所で誰も信じてくれない!"…そうなんだよ、だから…」
と高まる胸騒ぎを抑えながら話していると、ふと床のレンガが揺れているのに気づく
鳥達が一斉に羽ばたき始め、木々が揺れている、建築物も軋みだし、周りの人々が驚き始める…
エイト「………これは」
シルフィ「不味い…ですね」
ミュウ「来るよ!」
まるでボールの上に板を置いてその上に立っているかの様に地面が揺れ始め
この日オワイコットに地震が起こった
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ミュウが可愛いと言ってくれる人達が増えた様な?
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