幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第7章 新たな敵 DD(ダークデビル)

第二百四十三話 君を救いたいんだ

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ルクス「…少しやり過ぎたか?」

ミュウ「やり過ぎだボケ」

シルフィ「ミュウ様…コミュ障治りましたね」

アリアン「いや、そこじゃないだろ」

爆炎の煙が当たり立ち込めて、視界が見えづらくなる

ルクスは少し油断していた、相手に大爆発エクスプロージョンをモロに喰らわせ、しかもレベルはⅢ、普通の人間なら瀕死の重症だ…

ルクス「………!?」

「カッ!」と紅い一筋の光が見えたと思ったら、顔の頬の部分が斬り裂かれ、後方に爆音が鳴り響く

ミュウ「!?」

シルフィ「な!?」

アリアン「はぁ!?」

アカギ「っ!?」

アマギ「……」

窓越しから見ている女性達は一体に何が起こったのか分からず困惑している

エイト「…そうか……か」

煙の中から「スタスタスタ」とゆっくりと歩きながらエイトは現れ、不敵な笑みを浮かべる

エイト「だったら見せてやるよ、他人から得た力よりも、自分の力の方が上だと言う事を……」

エイトの剣は禍々しく濁りはじめ、紅と黒が混ざる不気味なものとなった

アマギ「…不味いわね」

シルフィ「え?」

エイト「を見せてやるよ」

ルクス「雰囲気が変わった…っ!?」

瞬きをした瞬間エイトは消え、かわりに紅い閃光が周囲に縦横無尽に駆け巡る

エイト「"引き継ぎ"加速アクセル

ルクス「チッ!アクセルⅣ!!!」

エイト「…ボケ」

ルクスも瞬時に加速するが、それまでの間の隙が致命的となり、反応が遅れる

ルクス「クゥゥゥ…ッ!!!」

激しい斬撃がルクスを襲い、全身を斬り刻まれる

エイト「終わりだ」

最後にエイトの拳がルクスの顔に当たり後方へと吹き飛ばされて壁に激突する
「ドォォォォォォォォォン」と言う音が響き
この勝負の決着がついた様に見えた

アマギ「…ねぇ」

シルフィ「はい?」

アマギ「…あの英雄、エイトって言うんだっけ?」

シルフィ「…ええ、そうですが?」

一体何なのだ?と、思うシルフィだが、アマギの言葉で理解する

アマギ「…

ミュウ「え?」

アリアン「どう言う事だ?」

ミュウとアリアンはその言葉に?マークが浮かぶが、シルフィは即座に理解する

シルフィ「いえ、

アカギ「やっ…ぱ…り」

ミュウ「…どう言う事?」

最早人前で話す事が苦手なミュウでさえでも普通に喋れてしまう程、困惑してしまう

アリアン「訳がわからん…エイトはエイトだろ?」

アマギ「…すぐに分かるわよ」

そう言って視線を元に戻す、エイトは勝ったと確信しているが、

エイト「まだ立ち上がるのか?」

ルクス「当然だ、まだ負けていないのだから」

「それに…」と、ルクスは付け加える
その姿は魔王を倒した一人ではなく、哀れな男を見る目で

ルクス「俺は

エイト「…は?」

何を言っているんだ?こいつは?
そう不思議に思うエイトだが、アマギ、アカギ、そしてシルフィは理解する

アマギ「彼…エイト君は最近何か強いストレスを感じた事はある?」

ミュウ「…強い…ストレス?」

アマギ「ええ、何か精神的に来る…何か」

アリアン「………」

アマギ「あるのね?」

その問いに静かに頷く、これはミュウ達の責任でもある、彼は平民、ミュウ達は貴族、それによるプレッシャーや英雄としての義務、婚約、カイト、厄災、女神、前世、様々な事を1人で抱え込み過ぎてエイトは睡眠障害を起こしている

アリアンはその事を説明すると、アマギは「ふむ」と考え込み、静かに口を開く

アマギ「まだあるわね、とても大きな原因が」

ミュウ「え?」

アマギ「そしてルクスはそれも含めて救おうとしている」

その言葉に疑問を持ちながら、戦いの行く末を見届けた

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誰もが経験した事のあるものだと思います
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