幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第7章 新たな敵 DD(ダークデビル)

第二百四十二話 純愛の魔法使い対新米英雄

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エイト「行くぜ」

爆炎と爆風が吹き乱れる中エイトはルクスの間合いの中に入り、瞬時に背後へと回る

シュンと言う音が聞こえるかの様な素早い斬撃にルクスは辛うじて避けるが、周りの炎と風は綺麗に斬れる

ルクス(速い…何とか避けれたが…)

2撃目は…と体制を立て直そうとすると、下から何かが見えて、そして「ドゴッ」と言う鈍い音と共に上空へと吹き飛ばされて轟音と共に壁に打ちのめされる

ルクス(まさか……)

ルクス「ゴホッ…カハッ…!」

重力のままに地面に向かって落ち、四つん這いになって、衝撃に耐えた

ルクス(流石は英雄…弱いとは言え勇者カイトに勝つだけはある)

ルクス自身も決して最強も言える程強くはない、精々Sランクに近いAランクだろう
しかしDランクの成り立ての冒険者エイトがここまで追い込むのは流石としか言いようがない

エイト「グッ…!!」

しかしエイトは余裕の表情を見せるのではなく、少し苦虫を潰した感じの表情になる

エイト(…いきなりトバしすぎたか…傷が痛むッ!!)

シルフィ「エイトさん大丈夫でしょうか?」

シルフィはエイトの違和感にすぐに気づいたエイトの傷は僅か1週間で治った…と、自分達に気を遣って痛みを我慢している可能性も否めない

ルクス「良い一撃だった」

口からの吐血を手で拭う、流石に一撃だけでは然程のダメージにならなかったのだろう

ルクス「だけど、簡単にはやられるつもりはない…だから使

エイト「!!!」

ルクス「錬成"英雄創造剣"」

右手に持つ魔法の杖を赤く光らせ、左手にエイトとと同じ紅き剣を創り出し、構える

エイト「虚偽コピーの能力…か」

アカギ「ル…クス…が…この…1年で……編…み出…し…た新…たな魔法…、…相…手の…武器…や…魔…法を…す…る力…」

アリアン「それってつまり、エイトやミュウと同じ力って事か?」

シルフィ「いえ違います」

アリアンの質問にシルフィは即座に否定する
確かに似てはいるが同じではない

シルフィ「エイトさんの能力はミュウ様の能力は、つまり自分の力で取得する能力です」

継承と言えばわかるだろう、しかしルクスの場合は

アマギ「ルクスの場合は相手の力を真似する事、つまりがいて使える技ね」

所謂コピー、複製と言えばわかりやすいだろう

エイト「成る程、魔法使い特有の高い知性と技の分析などによって模倣する、それによる

そう説明しながらルクスに近づき、剣を振るう「ガキィン」と言うつば迫り合いの音が鳴り響き、ルクスが受け止めている事が理解出来る

エイト「俺も似た様な能力だから羨ましいと言う気持ちもあるけど…」

素早い斬撃と隙を狙った足蹴り、シルフィから教わった攻撃方法とオリジナルを合わせた攻撃でルクスに攻撃の隙を与えず攻め続ける

爆炎と爆風は掻き消され、2人の剣の捌きは剣術のプロをも超える程激しかった

エイト「正直に言って、嫌いだ」

エイトは左手で拳をつくり、溝打ちをする…が

エイト「!?」

ルクス「大爆発エクスプロージョンIIIスリー

ルクスは剣を捨て拳を受け止めた後、右手に持つ杖でエイトに大爆発エクスプロージョンを撃ち込む

アリアン「エイト!?」

爆音と轟音が鳴り響き、その振動が部屋全体に響き渡る

ルクス「俺は好きだよ、それで大切な人アカギを守れるなら」

アカギ「ルク…ス…容赦…な…い」

ミュウ「…後でルクス殺す」

アカギ「ひっ!?」

ミュウのドス黒い殺意にアカギが、子羊の様に怯えた

——————————————————————
ルクス達の魔法

ルクスやアカギは魔法を使う際にレベルが生じる、レベルはI~Xあり
ルクスは今レベルⅤまでは普通に使える

因みに大爆発エクスプロージョンはレベルⅠでも町1つ破壊する程の力を持つ
(Ⅲを撃つなんて…正気の沙汰じゃねぇなルクス…) 



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