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第7章 新たな敵 DD(ダークデビル)
第二百三十四話 導かれてオワイコット
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~王都オワイコット~
歴史には残らず、その国にしかない物語
今から2年前、魔王率いる魔王軍が王都オワイコットに侵略して来たと言う
しかし王都オワイコットに住むギルドナイト、冒険者、騎士団達が手を結び、国の為に命を懸けて戦った
エイト「そしてそこにヤーヴァイ村の人間もいて、更に勇者、聖女、賢者、の3人の援軍によって魔王を撃退、多くの被害をもたらした戦争は人間側の勝利となった」
それがこの王都に伝わる~オワイコット防衛戦~である
シルフィ「…にわかに信じがたいですね」
アリアン「ああ、ミュウがそんな事をする訳ないし、カイトがそんな事をする訳がない」
ミュウはこの世界~オラクル~の魔王だ、しかし魔物を率いてこの国に攻めた事もないし、魔物を率いる事すら出来ない
カイトも然りであんな屑が国の為に戦うなんて有り得ない
エイト「でも実際この国の人達はその事を本当だと言っている」
シルフィ「私達の教科書にも載っていませんし、2年前と言えばまだ私達は学生、実力もDDの幹部以下の実力しかありませんよ」
今でさえ4人でなんとか幹部1人と戦える程度の実力しかないのだ、国1つの勢力と戦える訳がない
アリアン「頭のイカれた宗教団体って訳でもないし、一体どうなってんだ?」
エイト「わからない、取り敢えずこっちの情報とこの国情報を照らし合わせよう」
そう言って4人は王都内を歩く
4人は約5日間かけて王都オワイコットに着き、そこから1週間滞在している
本来であれば、アマギに会って話を聞いたらすぐに出発する予定だったが、ここでの不可解な話しを聞いて調査をしていたのだ
エイト「カルデアを出発から約3週間…厄災が起こったとされる場所には近づいているけど…」
シルフィ「それだけ、なんですよね」
女神アダマスの事、カイトの事、聖女達3職の事、DDの事、そして新たにこの国の事
アリアン「頭痛ぇ」
18歳の子供が考える事ではないが、考えなければ今後の人生に大きく関わってくる為、考えるしかないのだ
そんな溜め息しか出ない中、ミュウはエイトの袖を引っ張る
エイト「ん?どうしたんだ、ミュウ」
ミュウ「………ん」
エイト「え?あっちにケーキ屋があるからそこで一旦休もう?」
アリアン「確かにずっと歩きっぱなしでちょっと疲れたよ」
1週間此処に滞在しているからと言って疲労が取れる訳では無い、1日中歩いていれば脚への疲労は計り知れない
エイト「ならそこで休むとするか」
シルフィ「そうですね、外なら4人で座れますし」
ミュウがエイトの手を引っ張りながらケーキ屋へと向かう、シルフィ達はその後ろをついていく
「いらっしゃいませ」
席に着くと店員さんがメニュー表を用意してくれる、しかしミュウはエイトの袖を引っ張り
ミュウ「………ん」
エイト「すいません、彼方の人達が食べているのは?」
そう言って見るのは2人の男女だ、とても美味しそうに食べているので、ミュウも食べたくなったのだろう
「はい、あちらは期間限定のメロンケーキです」
シルフィ「では、そちらを4つお願いします」
「かしこまりました」
メニューを注文すると店員は奥へと入っていく
アリアン「メロンケーキ、ケーキなんて久しぶりだな」
エイト「3週間はずっと旅だったからな、糖分補給は大事だよ」
脳を働かせるには糖分が必要だ
ノートで人を殺せる主人公と敵対した天才はそんな事を言っていたので間違いない
ミュウ「……っん」
エイト「ん?アマギの件はどうするかって?」
「…ん?」
エイト「それも大事だけど、魔王と勇者も気になるよ、勇者はあのカイトの筈で、魔王はお前だからなぁ」
「…え?」
先程からメロンケーキを食べている人がいちいち反応しているが、この国の人間なのだろう、気にしないでおく
アリアン「厄災の件もある、勇者とかのご利益に預かりたい国の妄信だろ?」
エイト「それも否定出来ないけど、やっぱりその事についてもアマギとか言う人の所に言って聞いた方がいいかな?」
あれ程の魔法使いなら何かしらの情報を持っていてもおかしくはない、そんな事を考えていると不意に話しかけられる
「ちょっと君、いいかな?」
エイト「はい?」
ミュウ(この人達、メロンケーキの人)
「俺の師匠に何か用があるの?」
その言葉を聞いて、4人は唖然とした
あの人の言った事は本当かもしれないと
——————————————————————
シルフィ「と言うかなんでミュウ様の言葉が分かるんですか?」
エイト「滅茶苦茶小さな声で話しているから」
アリアン「…コミュ障め」
ミュウ「みゅぐっ」
歴史には残らず、その国にしかない物語
今から2年前、魔王率いる魔王軍が王都オワイコットに侵略して来たと言う
しかし王都オワイコットに住むギルドナイト、冒険者、騎士団達が手を結び、国の為に命を懸けて戦った
エイト「そしてそこにヤーヴァイ村の人間もいて、更に勇者、聖女、賢者、の3人の援軍によって魔王を撃退、多くの被害をもたらした戦争は人間側の勝利となった」
それがこの王都に伝わる~オワイコット防衛戦~である
シルフィ「…にわかに信じがたいですね」
アリアン「ああ、ミュウがそんな事をする訳ないし、カイトがそんな事をする訳がない」
ミュウはこの世界~オラクル~の魔王だ、しかし魔物を率いてこの国に攻めた事もないし、魔物を率いる事すら出来ない
カイトも然りであんな屑が国の為に戦うなんて有り得ない
エイト「でも実際この国の人達はその事を本当だと言っている」
シルフィ「私達の教科書にも載っていませんし、2年前と言えばまだ私達は学生、実力もDDの幹部以下の実力しかありませんよ」
今でさえ4人でなんとか幹部1人と戦える程度の実力しかないのだ、国1つの勢力と戦える訳がない
アリアン「頭のイカれた宗教団体って訳でもないし、一体どうなってんだ?」
エイト「わからない、取り敢えずこっちの情報とこの国情報を照らし合わせよう」
そう言って4人は王都内を歩く
4人は約5日間かけて王都オワイコットに着き、そこから1週間滞在している
本来であれば、アマギに会って話を聞いたらすぐに出発する予定だったが、ここでの不可解な話しを聞いて調査をしていたのだ
エイト「カルデアを出発から約3週間…厄災が起こったとされる場所には近づいているけど…」
シルフィ「それだけ、なんですよね」
女神アダマスの事、カイトの事、聖女達3職の事、DDの事、そして新たにこの国の事
アリアン「頭痛ぇ」
18歳の子供が考える事ではないが、考えなければ今後の人生に大きく関わってくる為、考えるしかないのだ
そんな溜め息しか出ない中、ミュウはエイトの袖を引っ張る
エイト「ん?どうしたんだ、ミュウ」
ミュウ「………ん」
エイト「え?あっちにケーキ屋があるからそこで一旦休もう?」
アリアン「確かにずっと歩きっぱなしでちょっと疲れたよ」
1週間此処に滞在しているからと言って疲労が取れる訳では無い、1日中歩いていれば脚への疲労は計り知れない
エイト「ならそこで休むとするか」
シルフィ「そうですね、外なら4人で座れますし」
ミュウがエイトの手を引っ張りながらケーキ屋へと向かう、シルフィ達はその後ろをついていく
「いらっしゃいませ」
席に着くと店員さんがメニュー表を用意してくれる、しかしミュウはエイトの袖を引っ張り
ミュウ「………ん」
エイト「すいません、彼方の人達が食べているのは?」
そう言って見るのは2人の男女だ、とても美味しそうに食べているので、ミュウも食べたくなったのだろう
「はい、あちらは期間限定のメロンケーキです」
シルフィ「では、そちらを4つお願いします」
「かしこまりました」
メニューを注文すると店員は奥へと入っていく
アリアン「メロンケーキ、ケーキなんて久しぶりだな」
エイト「3週間はずっと旅だったからな、糖分補給は大事だよ」
脳を働かせるには糖分が必要だ
ノートで人を殺せる主人公と敵対した天才はそんな事を言っていたので間違いない
ミュウ「……っん」
エイト「ん?アマギの件はどうするかって?」
「…ん?」
エイト「それも大事だけど、魔王と勇者も気になるよ、勇者はあのカイトの筈で、魔王はお前だからなぁ」
「…え?」
先程からメロンケーキを食べている人がいちいち反応しているが、この国の人間なのだろう、気にしないでおく
アリアン「厄災の件もある、勇者とかのご利益に預かりたい国の妄信だろ?」
エイト「それも否定出来ないけど、やっぱりその事についてもアマギとか言う人の所に言って聞いた方がいいかな?」
あれ程の魔法使いなら何かしらの情報を持っていてもおかしくはない、そんな事を考えていると不意に話しかけられる
「ちょっと君、いいかな?」
エイト「はい?」
ミュウ(この人達、メロンケーキの人)
「俺の師匠に何か用があるの?」
その言葉を聞いて、4人は唖然とした
あの人の言った事は本当かもしれないと
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シルフィ「と言うかなんでミュウ様の言葉が分かるんですか?」
エイト「滅茶苦茶小さな声で話しているから」
アリアン「…コミュ障め」
ミュウ「みゅぐっ」
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