幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

第7章 新たな敵 DD(ダークデビル)

第二百三十一話 魔法と剣のアマギ屋

～魔法と剣のアマギ屋～

中に入ると少し汚く、埃も少し待っていたが剣などは他と比べて更にすごかった
入り口から見て正面には魔法使いが使う様な大きな帽子を被り、服装も黒いローブを纏まとい、側はたからみればこの村に相応しくない人が鎮座している

壁には今まで見たことのない様な剣が飾ってあり、その下のケースには更に高価そうな剣やアクセサリーなどが入っていた

「いらっしゃい、よく来たね？」

エイト「え？…ええ、まぁ」

あまりの凄さに唖然としていると不意に話しかけられる

「あらごめんなさい、久しぶりにお客さん来たもんだからつい」

シルフィ「いえ、こちらこそご無礼をいたしました」

そう言って頭を下げる、店員はフフッと笑いながら、シルフィに指ゆびを指さす

シルフィ「？」

「その剣の代わり…新しい剣を探しに来たのかしら？」

アリアン「分かるのか？」

「わかるも何も、そこの男性とその側にいるお嬢ちゃんは剣を持っていないし、あんたは魔術を使えるでしょ？魔力が他の人よりも優れてるからね」

だからと言ってほんの数分で気づいてしまうなんて、この店の人はただ者ではない

エイト「貴女は、一体」

「私？私の名はアマギ、ただの魔法使いさ」

ミュウ(魔法使い！？)

アマギ「そうよ、悪いかしら？」

ミュウ(心を読まれた！？)

アマギ「それりゃあ魔法使いだもん、それくらいは出来るわよ」

それくらいと言うが人の心を読む魔法は
(エイトの)義理の妹で魔法使いのアイ
でも使えないし、魔術使いのアリアンですら使えない上級魔法だ

シルフィ「それくらいって…そう言えるなんて凄い人ですね」

アマギ「そう？弟子の方がもっと凄いわよ」

エイト「弟子？」

アマギ「そうそう、私の1番弟子、知らない？この村で迫害された人の話」

その言葉を聞いて4人はすぐに思い出す
この村でたった1人だけ魔法使いになった人がいると

シルフィ「それって本当なんですか！？」

アマギ「ああ、私の義理の弟で1番弟子が、その噂の男さ」

その言葉を聞いて更に驚く、1番弟子にして義理の弟、もしそれが本当なら凄いことだ

アマギ「ま、信じるか信じないかは貴方達次第さ」

エイト「てっきり貴女かと思いましたよ」

アマギ「何が？」

シルフィ「この村唯一の魔法使いです」

その言葉を聞いてアマギは「ああ成る程」と言って笑う

アマギ「確かにこの村でこんな所でたった1人で魔法使いが商売していたら、そりゃあ思われても仕方ないか」

アリアン「まぁ本当に義理の弟がその噂の人物なのかも不思議ですけどね」

その話はごもっともだ、いくら凄い魔法使いだからと言って初対面の相手を信じる事はできない

アマギ「さっきも言ったけど信じるかどうかは貴方達次第よ」

エイト「まぁそうですね」

シルフィ「取り敢えず、私に合う剣を探さないと」

アマギ「あら、ごめんなさいね」

エイト達は「気にしなくていいです」と答えて剣を見る、やはり他の所と違って剣の質が段違いだ

シルフィ「…これは？」

そう言って手に取ったのは１つの剣
他のと比べるとごく普通の剣だが

エイト「他の剣よりも何かを感じるな」

アリアン「魔剣か？」

アマギ「そうだよ？」

すらっとそう答えるアマギに一同は驚く

アマギ「正確には魔法剣だけどね？」

アリアン「魔法剣」

アマギ「その名の通り魔力がある剣さ、魔力の補充は外にある魔素を使うから、所有者の魔力はなくならない優れものさ」

その言葉を聞いて4人は驚く、それだって普通の鍛冶屋では出来ない

シルフィ「これにします！」

エイト「いいのか？」

シルフィ「はい！何か惹かれるものがあります」

アリアン「それなら良いけど」

そう言うとシルフィは魔法剣を取りアマギに渡す

シルフィ「これをください」

アマギ「はいよ、金貨10枚ね」

前回貰った報酬の金貨の半分だが、シルフィの為だ安いものだろう

シルフィ「よらしいですか？」

エイト「俺達は最初っからいいよって言ってたんだ、今更確認しなくていいよ」

アリアン「さっさと買いなよ」

3人の許可を得てシルフィは魔法剣を購入する

アマギ「毎度あり～」

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～魔法剣～

その名の通り魔法が使える剣
剣の中に魔力が入っており
普通は自身の魔力を使って魔法使い以外も魔法を使える様にする物だが、アマギ特性の魔法剣は魔素を直接吸収して魔力を生成する為魔力なしでも使える超便利物

また切れ味も群を抜いており、剣姫である
シルフィと相性は抜群であり
金貨10枚なんて安過ぎて、普通に売るのなら金貨100枚は下らない程の価値がある