幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第7章 新たな敵 DD(ダークデビル)

第二百十四話 昔の匂い

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~宿屋~

「いらっしゃいませ」

宿に入ると宿屋のおばさんが出迎えてくれたエイト達はそこに行き、受け付けを済ませる

エイト「4人1部屋、ベットは4つ…ありますか?」

「はい、丁度1部屋空いております」

エイト「では、そこでお願いします」

バラバラでも良いが、男女だからと言うのはもう気にしていない、エイトが女性の裸体に興味が無いわけではないが、勇者カイトの事を考えるとこれが1番安全なのだ

「では、こちらの鍵をお使い下さい」

そう言って部屋の番号が書かれた鍵を渡され、エイトはそれを受け取る

エイト「行こう、皆んな」

エイトがそう言うと3人も頷き、エイトと共に部屋のある2階の部屋へと向かって行った

ミュウ「慣れてるね?エイト」

エイト「ん?…まぁ…な」

ゲームの知識や、現実世界日本での経験を活かしてやっただけなのだが、元々コミュ障のミュウにとっては凄い事なのだろう

シルフィ「こう言うのはメイドである私の出番かと思いましたが…大丈夫でしたね」

アリアン「部屋も無事確保出来たし、早く休みたいぜ」

そんな事を話しつつ、部屋に着く、鍵を開けて中に入ると、貴族の家とは違い、床は木、布団も簡素で、比べてしまうと明らかにレベルは低い

エイト「お!中々に良い部屋だな」

ミュウ「ね!最初にしては当たりだね」

シルフィ「…え?」

アリアン「今…なんて?」

シルフィは前世が猫の為、記憶と言うのは曖昧だけど今世では貴族のメイドとして生活している

アリアンも貴族だ、その為エイトとミュウの発言には違和感を覚えるのだ

エイト「ん?どうしたの?」

ミュウ「この部屋に何かあるの?」

シルフィ「い…いえ、ただ…」

アリアン「貴族なのに、よく平気だなぁ…って」

その言葉を聞いてエイトとミュウは笑う

エイト「え?今更?」

ミュウ「野宿もしたし、魔物を殺して、血抜きして、焼いて食べたりしたのよ?」

そう言われると今更何を言い出すのかと思うが、ここまですぐに対応してしまうのが凄いと思っているだけだ

シルフィ「…まぁそうなんですけどね」

アリアン「取り敢えず、飯にしようぜ?休もうと思ったらお腹空いてきた」 

時間帯も丁度昼頃だ、混んでいるかもしれないが、食べれる時は食べた方がいい

エイト「だな、じゃあ鍵はロビーで預けて、何処か美味しい所探すか」

ミュウ「だね」

と言う事で4人は荷物を部屋に置いて、外に出る(勿論お金はある)

とは言え、初めての町なので何処にどう食事処等があるのかわからないので、並んでいる所を探しに行く

並んでいると言う事はそれ程までに美味しい店の筈だ

エイト「とは言え…やっぱり人が多いな」

シルフィ「ですね、ミュウ様も耐えてはいますが、キツそうですしね」

アリアン「何処かいい店が…ん?」

4人でぷらぷらと探していると、あまり嗅いだ事のない匂いがする

アリアン「なんだ?この匂い?」

シルフィ「さぁ?なんでしょうかね?」

しかし何処となく惹かれる匂いに少しぼうっとしていると、シルフィがハッと目を覚ます

シルフィ「エイトさん、ミュウ様、行きましょう、他の所…ってえ?」

アリアン「え?」

後にしようとエイトとミュウに話しかけようとするが、既にいなく、辺りを見渡すと

シルフィ「…あ」

その謎の匂いの所へと向かっていた

エイト(…この匂い)

ミュウ(…もしかして!)

どこか嗅いだことのある匂いの為、まだ確定ではないが、前世日本の記憶に残っている

そう思って2人は中に入る
するとそこは、この世界では見た事がなかった物があり、2人は確信する

エイト.ミュウ「……後は味だけ」
——————————————————————
「…………いかが致しますか?」

「放っておけ、勇者パーティは情報によると塵同然だ、無視しても作戦に支障はない」




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