幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第7章 新たな敵 DD(ダークデビル)

第二百十三話 初めての町

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~マヨウ森を抜けて~

エイト「おお!町だ!」

エイト達はマヨウ森を抜けてからも歩き続けて3日目、ついに町へと到着した

ミュウ「長ったわねぇ」 

ミュウ達にとって旅は初めてなので、ここまで歩かないと町に着かない事自体も初めてなのだ

アリアン「でも、100kmも走らされていたからか?疲れは全くないな」

シルフィ「蓄積疲労は多少あるとしても、そうならないようにトレーニングさせましたからね?当然です」

ドヤァと言う効果音が聞こえて来たような気がするが気のせいだろう
一先ず、旅の第1歩である町に着く事ができたのは大きい

エイト「ありがとうなシルフィ」

シルフィ「フフッお礼は後でたっぷりと頂きますから♪」

エイト「…程々にね?」

言葉のニュアンス的に(性的に)喰われる事はわかっているので、取り敢えずは宿屋探しだろう

ここでゆっくりしていると今晩泊まる宿がなくなってしまう、そうならないように来たら早めに取るのが先決だ

エイト「さ、先ずは宿屋を探して休める所を確保しよう、なかったら外でまた野宿だからな」

ミュウ「わかったわ」

そう言って4人は町の入り口に行く、王国とは違い警備兵が1人だけで、後は自由に行き帰りできている

シルフィ「兵士が少ないですが、大丈夫なんですかね?」

アリアン「町や村なんてこんなもんだろ?」

大きな町や国じゃなければ、そこまで雇う事はできない、つまり町や村の男達が警備兵の仕事をしているのだろう

エイト(主人公の村もそんな感じだったな)

ミュウ(ドラゴンをクエストするゲームね)

そう言った村々は大体村にいる男達が警備している、だからエイトとミュウは何となく理解する

何なく町の中に入ると、カルデア王国とは違う賑やかさがあった

エイト「さてと、先ずは宿屋を探さないとな」

ミュウ「看板があるから、すぐに見つかるんじゃない?」

看板があると言っても町はそこそこ広い
すぐっと言うわけにはいかないだろう

アリアン「手分けして…は、ミュウもいるし…無理か」

シルフィ「と言うか、何も知らない土地で1人で歩くなんて、迷子になるので嫌です」

エイト「言い方…まぁ何も知らない土地で…と言うのには納得だけど」

よくこう言う時は何時間後にここに集合とか言って自由行動になったりするが、町といえどそこそこ広い、同じ建物が並んでいると、初めての人間にとっては同じ所だと勘違いしてしまう

故にこう言う時は一緒に行くのが定石だ

ミュウ「早く行きましょ?…そろそろ痩せ我慢も出来なくなりそうだし」

シルフィ「…もっと耐える練習しましょう」

アリアン「だな、いつまでもこれだとあたい達が困る」

エイト「俺がずっと側にいるから平気だろ?」

それじゃあミュウの為にはならないが、無理して治そうとするのも好きじゃない
ゆっくりと治す、知らない所で、知らない人達が多くいる町で、ここまで耐えれる事がわかったのだ、後は他の町で少しずつ伸ばしていけばいい

シルフィ「まぁエイトさんが居る限りは多少は…ですけど、女性限定の所とかは私達がいないと駄目になるので」

アリアン「ミュウがエイトの為にこっそりプレゼント…とか出来ないだろ?」

ミュウ「………あ!」

エイト「いや、そこは風呂とかだろ?」

なんて事を言いつつ、結局4人で宿屋を探すことにし、20分くらい探し続けて、やっと1軒見つける事が出来た

エイト「看板があっても、やっぱり大変だったな」

ミュウ「旅行客あるある」

シルフィ「同じ所を何回か回ってしまいましたね」 

アリアン「…今後の旅でこうならない様にしようぜ」

次の町からはもっと簡単に見つける事が出来ると思うが、カルデア王国ではミュウの屋敷で暮らしていた為、宿屋と言うのをあまり詳しく分からなかった

わからないと言うのは大体どう言う建物なのかわからないと言う意味だ

そうした事も含めて今後の課題になる事は明確になったのは、今後の旅に大きく役立つ

エイト自信もゲームとリアルが違う事を改めて実感した

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エアコンの世界から脱出出来ねぇ…
(要約 外が暑くて外出したくない)
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