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第六章 始動編
第二百三話 始動 カイトside
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~1ヶ月後~
アイ「カイトお兄ちゃん!昼だよ!起きて!」
カイト「んー?昼?」
朝、ではなく昼、カイトはとてもゆっくりと目を覚ます、服は着ておらず産まれた姿で就寝していたのだ
アイ「おはよう!カイトお兄ちゃん!」
カイト「ああ、おはようアイ」
ここはカイトが住んでいる豪邸、金に物を言わせて、あれやこれやと増築したぼんぼん屋敷だ
そんな屋敷に住んでいるのは、学園時代の取り巻き達と、新しくハーレムの仲間に入った者達と述べ100人以上は暮らしている
そんな彼女達にも家庭や家族、恋人などいたがゴミのように扱い絶縁や絶交などをしてここに住んでいる
カイト「さ、僕の可愛い彼女達にも挨拶しないとな」
アイ「そうだね、いよいよ明日から出発だからね!」
そう言うとアイは上機嫌で外に出る、出発と言うのは厄災を倒す旅の事である
エイト達は既に1ヶ月前に旅に出たが、カイト達は更に1ヶ月も後に出る事になったのだその理由も簡単だ遊んでいたのだ
カイト「メンバーも決まったし、当分は遊べないから思う存分金を使ったし、これで憂はなくなったな」
旅に出れば遊ぶ事は出来なくなる、そう考えたカイトは屋敷にある財産で彼女達と豪遊していたのだ、厄災討伐は遠足の様な感覚だ
そして旅に出るメンバーは勇者カイトを筆頭に
僧侶のメグミ
魔法使いのアイ
剣士のサユリ
の述べ4人だ、他のメンバー達も一緒に行きたいと言っていたが、
「旅の途中で仲間になる人もいるかもしれないから」
との事で断っている
そんな事を書いているうちにカイトは服を着て外に出る、無駄に長い廊下を歩いていると掃除をしている女性達や、洗濯物を干している女性達がまるで飢えた雌の様に媚びを売る
そんな黄色い声をカイトは嫌な顔をせず、寧ろ誇らしげに堂々と歩いて行く
カイトはこれこそが勇者だと
これこそがモブに勝っている事だと思い込んでいる
カイト「あいつは僕のミュウを洗脳魔法で操っているだけで、僕の様に真実の愛によって導かれた彼女達とは違うんだ」
カイトはエイトがミュウ達を洗脳魔法の類いを使ってシルフィ達を洗脳して自分の物にしていると思い込んでいる
それを解けるのは自分だけで、解けた時、彼女達は自分の胸に飛び込んで、エイトは負けた絶望と真実の愛負けた敗北感で満たされるだろう
その姿を想い浮かべるだけで絶頂してしまう程だ
カイト「待っていてねミュウ、シルフィ、アリアン、必ず僕は厄災を倒し、世界を救い…そして君達と結婚式を開くからね」
そんな事は決して起きない願望を、さも未来のビジョンだと言わんばかりに自惚れる
しかし
サユリ「それでこそ!カイト君よ!」
メグミ「ええ、ああ早くあのゴミを燃やしたいわねぇ」
ここにはそんな虚言癖を本当に信じる者達しかいない、それが更にカイトを助長させ、最早カイト、エイト、この世界で初めて会ったあの日の面影が見るも無惨に消え去ってしまった
カイト「サユリ、メグミ、もう準備は出来たのかい?」
サユリ「ええ、後は今日ゆっくり過ごして英気を養うわ」
メグミ「旅は明日から始まるからそれまでは体力を回復させないとね」
2人は今日の明け方までカイトと他のメンバー達と一緒に交わっていたのだ、そのせいで腰が痛く、回復魔法も良いが、今回は寝て回復させるようだ
カイト「そうか、僕はこれから食事だから、それが終わったら準備をするよ、アイにも言っておいてくれ」
サユリ「わかったわ、会えたら言うわね」
メグミ「それじゃあカイト君、またね」
カイト「うん、またね」
そう言うとカイトは食堂へと向かった
温かいスープに柔らかいパン、過酷とは無縁の生活を送る彼が、果たしてまともに旅が出来るのか、それは誰もわからない
——————————————————————
もうすぐで、英霊達の日ですね
アイ「カイトお兄ちゃん!昼だよ!起きて!」
カイト「んー?昼?」
朝、ではなく昼、カイトはとてもゆっくりと目を覚ます、服は着ておらず産まれた姿で就寝していたのだ
アイ「おはよう!カイトお兄ちゃん!」
カイト「ああ、おはようアイ」
ここはカイトが住んでいる豪邸、金に物を言わせて、あれやこれやと増築したぼんぼん屋敷だ
そんな屋敷に住んでいるのは、学園時代の取り巻き達と、新しくハーレムの仲間に入った者達と述べ100人以上は暮らしている
そんな彼女達にも家庭や家族、恋人などいたがゴミのように扱い絶縁や絶交などをしてここに住んでいる
カイト「さ、僕の可愛い彼女達にも挨拶しないとな」
アイ「そうだね、いよいよ明日から出発だからね!」
そう言うとアイは上機嫌で外に出る、出発と言うのは厄災を倒す旅の事である
エイト達は既に1ヶ月前に旅に出たが、カイト達は更に1ヶ月も後に出る事になったのだその理由も簡単だ遊んでいたのだ
カイト「メンバーも決まったし、当分は遊べないから思う存分金を使ったし、これで憂はなくなったな」
旅に出れば遊ぶ事は出来なくなる、そう考えたカイトは屋敷にある財産で彼女達と豪遊していたのだ、厄災討伐は遠足の様な感覚だ
そして旅に出るメンバーは勇者カイトを筆頭に
僧侶のメグミ
魔法使いのアイ
剣士のサユリ
の述べ4人だ、他のメンバー達も一緒に行きたいと言っていたが、
「旅の途中で仲間になる人もいるかもしれないから」
との事で断っている
そんな事を書いているうちにカイトは服を着て外に出る、無駄に長い廊下を歩いていると掃除をしている女性達や、洗濯物を干している女性達がまるで飢えた雌の様に媚びを売る
そんな黄色い声をカイトは嫌な顔をせず、寧ろ誇らしげに堂々と歩いて行く
カイトはこれこそが勇者だと
これこそがモブに勝っている事だと思い込んでいる
カイト「あいつは僕のミュウを洗脳魔法で操っているだけで、僕の様に真実の愛によって導かれた彼女達とは違うんだ」
カイトはエイトがミュウ達を洗脳魔法の類いを使ってシルフィ達を洗脳して自分の物にしていると思い込んでいる
それを解けるのは自分だけで、解けた時、彼女達は自分の胸に飛び込んで、エイトは負けた絶望と真実の愛負けた敗北感で満たされるだろう
その姿を想い浮かべるだけで絶頂してしまう程だ
カイト「待っていてねミュウ、シルフィ、アリアン、必ず僕は厄災を倒し、世界を救い…そして君達と結婚式を開くからね」
そんな事は決して起きない願望を、さも未来のビジョンだと言わんばかりに自惚れる
しかし
サユリ「それでこそ!カイト君よ!」
メグミ「ええ、ああ早くあのゴミを燃やしたいわねぇ」
ここにはそんな虚言癖を本当に信じる者達しかいない、それが更にカイトを助長させ、最早カイト、エイト、この世界で初めて会ったあの日の面影が見るも無惨に消え去ってしまった
カイト「サユリ、メグミ、もう準備は出来たのかい?」
サユリ「ええ、後は今日ゆっくり過ごして英気を養うわ」
メグミ「旅は明日から始まるからそれまでは体力を回復させないとね」
2人は今日の明け方までカイトと他のメンバー達と一緒に交わっていたのだ、そのせいで腰が痛く、回復魔法も良いが、今回は寝て回復させるようだ
カイト「そうか、僕はこれから食事だから、それが終わったら準備をするよ、アイにも言っておいてくれ」
サユリ「わかったわ、会えたら言うわね」
メグミ「それじゃあカイト君、またね」
カイト「うん、またね」
そう言うとカイトは食堂へと向かった
温かいスープに柔らかいパン、過酷とは無縁の生活を送る彼が、果たしてまともに旅が出来るのか、それは誰もわからない
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もうすぐで、英霊達の日ですね
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