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第六章 始動編
第二百一話 出発(帰省終わり?)
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イリス「来たくなったらいつでも帰ってきて良いからね?」
午前、身支度も終わりミュウ達は馬車に乗る
馬車の運転手はいつもの人で、眠いのか少し欠伸をしている
ミュウ「今回はなんでカイトにあんな約束をしたのかを聞きに来る為に来ただけですから」
イリス「あら?そうなの?」
もう一つの理由もあるが、それはもう言わなくても良いだろう、ミュウの母イリスはそう言うところの察しはいい
メイル「ですが、ここはもう一つの家、困った時は頼ってくださっても良いのですよ?」
イリス「…それは私の台詞なんだけど…まぁいいわ、言いたい事は言ってもらったし」
シルフィ「ありがとうございます、イリス様、メイルさん」
アリアン「あたい達ももう子供じゃないし、そこまで心配しなくていいですよ」
馬車に乗る前にシルフィとアリアンがそう答えて、そのまま馬車に乗る、残るはミュウとエイトの2人だ
イリス「エイト君」
エイト「はい」
イリス「貴方はミュウの大切な婚約者、でも私にとっては可愛い義息子なの」
そう言ってイリスはエイトを抱き寄せる
エイトはそれに抵抗せずに受け入れる
イリス「だから、ミュウの事も頼むけど、貴方も無事に帰って来てね?貴方のご両親も貴方の帰りを待っているんだから」
イリスはそう言うと今度はミュウを手招きしてミュウも抱き締める
イリス「貴女も私のたった1人の娘なんだから、命を大事に、貴女の大切な人を守りなさいね?」
エイト「わかっていますよ…イリス様」
ミュウ「必ず、帰ってくるから」
2人は照れ臭そうに答えて、イリスから離れる、大人に近い歳と言ってもまだ子供、親の愛情は温もりを与えてくれる
エイト.ミュウ「「行ってきます」」
イリス「いってらっしゃい」
メイル「お気をつけてください」
エイトとミュウは手を繋いでエイトが先に乗り、その後ミュウを乗せる
ドアを閉めて、馬車はゆっくりと進み始める
エイト「…いいリフレッシュになれたな」
シルフィ「エイトさんの悩みもわかった事ですしね?」
エイト「ウグッ…そ…それは悪かったよ…」
アリアン「いや、流石に居候の身で言える内容じゃないだろ」
エイトはミュウの婚約者だが、まだ確定したわけではない、厄災の討伐、勇者との因縁、女神の事、これら全てを解決して初めて婚約者となれるのだ
ミュウ「それでも、言ってほしかったよ…好きな人が苦しんでいるのに、それに気づかなかった私も許せないけど…」
エイト「ごめんって、今度はちゃんと相談するから…ね?」
ミュウの頭を撫でて謝る、両方とも悪かったと言う事にして、次から気をつければいいのだ
ミュウ「みゅぅ…それなら許す」
シルフィ「それ本当ですよね?」
アリアン「あたい達に八つ当たりとかもうしないよね?」
エイト「はい…いやほんと…マジでごめんなさい」
エイトも本当に反省しているらしく、ぐうの音も出ない様子だ、これなら今後の事は大丈夫だろう
シルフィ「今度からの旅は、私達もそうですが、チームワークが大切です、悩みや困った事はちゃんと言い合いましょう」
アリアン「特にトイレ問題…とか…な?」
エイト.ミュウ「「…ああ(察し)」」
男と女ではトイレの仕方が大きく変わる
エイトなら小なら多少は出来るが
ミュウやシルフィ、アリアン等の女だとそう言う事も色々と大変なのだ
エイト「…ミュウなら平気だけど、アリアンとかは…マジで言ってくれよ?」
アリアン「…下着を汚すくらいなら、お前の前で恥を晒すわ」
その言い方は少し気になるが、兎に角今回の事で、しっかりと相談し合う事を決めたエイト達だった
ミュウ「…大きい方とかはどうするの?」
エイト「…穴を掘って埋める」
シルフィ「葉っぱで拭く」
ミュウ「…貴族として何かを失いそう」
——————————————————————
冒険者って本当にトイレ問題とかありそう
(特に男女パーティとか)
午前、身支度も終わりミュウ達は馬車に乗る
馬車の運転手はいつもの人で、眠いのか少し欠伸をしている
ミュウ「今回はなんでカイトにあんな約束をしたのかを聞きに来る為に来ただけですから」
イリス「あら?そうなの?」
もう一つの理由もあるが、それはもう言わなくても良いだろう、ミュウの母イリスはそう言うところの察しはいい
メイル「ですが、ここはもう一つの家、困った時は頼ってくださっても良いのですよ?」
イリス「…それは私の台詞なんだけど…まぁいいわ、言いたい事は言ってもらったし」
シルフィ「ありがとうございます、イリス様、メイルさん」
アリアン「あたい達ももう子供じゃないし、そこまで心配しなくていいですよ」
馬車に乗る前にシルフィとアリアンがそう答えて、そのまま馬車に乗る、残るはミュウとエイトの2人だ
イリス「エイト君」
エイト「はい」
イリス「貴方はミュウの大切な婚約者、でも私にとっては可愛い義息子なの」
そう言ってイリスはエイトを抱き寄せる
エイトはそれに抵抗せずに受け入れる
イリス「だから、ミュウの事も頼むけど、貴方も無事に帰って来てね?貴方のご両親も貴方の帰りを待っているんだから」
イリスはそう言うと今度はミュウを手招きしてミュウも抱き締める
イリス「貴女も私のたった1人の娘なんだから、命を大事に、貴女の大切な人を守りなさいね?」
エイト「わかっていますよ…イリス様」
ミュウ「必ず、帰ってくるから」
2人は照れ臭そうに答えて、イリスから離れる、大人に近い歳と言ってもまだ子供、親の愛情は温もりを与えてくれる
エイト.ミュウ「「行ってきます」」
イリス「いってらっしゃい」
メイル「お気をつけてください」
エイトとミュウは手を繋いでエイトが先に乗り、その後ミュウを乗せる
ドアを閉めて、馬車はゆっくりと進み始める
エイト「…いいリフレッシュになれたな」
シルフィ「エイトさんの悩みもわかった事ですしね?」
エイト「ウグッ…そ…それは悪かったよ…」
アリアン「いや、流石に居候の身で言える内容じゃないだろ」
エイトはミュウの婚約者だが、まだ確定したわけではない、厄災の討伐、勇者との因縁、女神の事、これら全てを解決して初めて婚約者となれるのだ
ミュウ「それでも、言ってほしかったよ…好きな人が苦しんでいるのに、それに気づかなかった私も許せないけど…」
エイト「ごめんって、今度はちゃんと相談するから…ね?」
ミュウの頭を撫でて謝る、両方とも悪かったと言う事にして、次から気をつければいいのだ
ミュウ「みゅぅ…それなら許す」
シルフィ「それ本当ですよね?」
アリアン「あたい達に八つ当たりとかもうしないよね?」
エイト「はい…いやほんと…マジでごめんなさい」
エイトも本当に反省しているらしく、ぐうの音も出ない様子だ、これなら今後の事は大丈夫だろう
シルフィ「今度からの旅は、私達もそうですが、チームワークが大切です、悩みや困った事はちゃんと言い合いましょう」
アリアン「特にトイレ問題…とか…な?」
エイト.ミュウ「「…ああ(察し)」」
男と女ではトイレの仕方が大きく変わる
エイトなら小なら多少は出来るが
ミュウやシルフィ、アリアン等の女だとそう言う事も色々と大変なのだ
エイト「…ミュウなら平気だけど、アリアンとかは…マジで言ってくれよ?」
アリアン「…下着を汚すくらいなら、お前の前で恥を晒すわ」
その言い方は少し気になるが、兎に角今回の事で、しっかりと相談し合う事を決めたエイト達だった
ミュウ「…大きい方とかはどうするの?」
エイト「…穴を掘って埋める」
シルフィ「葉っぱで拭く」
ミュウ「…貴族として何かを失いそう」
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冒険者って本当にトイレ問題とかありそう
(特に男女パーティとか)
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