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第六章 始動編
第百九十四話 謎多き夢
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エイト「…………夢?」
見慣れた…と言うより、あの時泊まった時に使った部屋の天井だ、外は既に暗黒の世界が支配しており、月明かりと星々の光が部屋を少し照らす
エイト(いつの間に寝てたんだ?)
体を起こし、背中を伸ばすパキパキと骨が鳴る音が聞こえる、多分5~6時間は寝ていたのだろう
エイト「…久しぶりにまともに寝たな」
ミュウと出会ってから意地を張って生活していたが、最近はそれも出来なくなって来ていた、隈も酷く誤魔化すのも日に日に厳しくなっており、バレるのも時間の問題だった
エイト「まぁ結局バレてしまったけど」
そのせいで白昼夢と…
エイト「…白昼夢?…そういえばさっき見た夢は…」
不思議な女の子とそしてエイト達(?)白昼夢と似ている点が多い…
エイト「これは本当に白昼夢なのか?」
それとも自分の英雄の能力が見せる未来予知?
エイト「それにしても…不可解な夢だ、似た様な夢(?)を2度も…しかも1日で見るなんて…」
布団から出て、窓を開ける、まだ頭が覚醒していなかったが、外の風を浴びる
眠れない時はいつもそうしているが、今回は心を落ち着かせる為に外に出る
エイト(………)
落ち着かせると言っても頭の中で今日の夢を整理するだけだ
まず白昼夢での事だ、曖昧だが自分は何者かに負ける夢を見たあの時は自分がやられ、ミュウが悲しんでいる姿だけだが、よくよく思い返せば、人が多かった
気のせいかもしれないし、2回目の夢のせいでそう思っているのかもしれないが、あそこにもあの子達はいた
そして2回目、白昼夢ではなく普通の夢だが普通にしてはリアル過ぎた
匂いや感覚と言った事はなかったが、周りの風景、景色、夢にしては正確過ぎる、それに…
エイト(あの子達…何故か知っている、理由はわからないが、彼女達は初対面の筈なのに知っている)
のじゃっ子ともう1人、自分を兄様と呼んだあの子…あの子は………
エイト「wk.'g…に似てい…え?」
どう言う事だ?、名前が言えない…わからない…いや、わかるのに、わからない
エイト「うぐっ…駄目だ頭がおかしくなる…何故だ?…知っているのに知らない、わかっているのにわからない、覚えているのに覚えていない…っ」
例えると試験の時に出される問題で、何処かI問、わかる問題なのに、何故か頭の中では思い浮かばない、文字に書けない、あの感覚と似ている
エイト「考えれば考える程、頭の中に靄が出てきてこんがらがって来る」
外に出たのにも関わらずその頭は更に熱くなる、そのせいで全く落ち着かない、何とか解決させようと考えるが…やがて
エイト「…寝よう」
もう頭がパンクしてオーバーヒートしているこれ以上考えても何も出てこないだろう
エイト「と言う訳でシルフィ、ホットミルク」
シルフィ「かしこまりました」
エイト「ミュウ、お前抱き枕」
ミュウ「みゅ」
絶対に1人だったはずなのに、名前を言って指示したら声が聞こえてさも当たり前かの様に動く
ミュウ「…何故バレたし」
エイト「…俺の安眠道具だから」
ミュウ「碌に眠れないのに?」
エイト「無い方がキツい」
そうこうしているうちにシルフィがホットミルクを持ってきて、エイトはそれを飲む
そしてミュウの(途轍もなく硬ぇ)胸に顔を埋めて寝る、ホットミルクとミュウのお陰でエイトは珍しくすぐに寝息を立てる
ミュウ「全く、少しは私達を頼ってよね、家族何だから」
シルフィ「では、私はこれで」
ミュウ「ありがとう、シルフィ」
そう言ってシルフィは部屋から出る、ミュウはエイトの頭を子供をあやす時の様に優しく撫でながら、ミュウも深い眠りに落ちる
——————————————————————
ギリ完成
見慣れた…と言うより、あの時泊まった時に使った部屋の天井だ、外は既に暗黒の世界が支配しており、月明かりと星々の光が部屋を少し照らす
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体を起こし、背中を伸ばすパキパキと骨が鳴る音が聞こえる、多分5~6時間は寝ていたのだろう
エイト「…久しぶりにまともに寝たな」
ミュウと出会ってから意地を張って生活していたが、最近はそれも出来なくなって来ていた、隈も酷く誤魔化すのも日に日に厳しくなっており、バレるのも時間の問題だった
エイト「まぁ結局バレてしまったけど」
そのせいで白昼夢と…
エイト「…白昼夢?…そういえばさっき見た夢は…」
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エイト「これは本当に白昼夢なのか?」
それとも自分の英雄の能力が見せる未来予知?
エイト「それにしても…不可解な夢だ、似た様な夢(?)を2度も…しかも1日で見るなんて…」
布団から出て、窓を開ける、まだ頭が覚醒していなかったが、外の風を浴びる
眠れない時はいつもそうしているが、今回は心を落ち着かせる為に外に出る
エイト(………)
落ち着かせると言っても頭の中で今日の夢を整理するだけだ
まず白昼夢での事だ、曖昧だが自分は何者かに負ける夢を見たあの時は自分がやられ、ミュウが悲しんでいる姿だけだが、よくよく思い返せば、人が多かった
気のせいかもしれないし、2回目の夢のせいでそう思っているのかもしれないが、あそこにもあの子達はいた
そして2回目、白昼夢ではなく普通の夢だが普通にしてはリアル過ぎた
匂いや感覚と言った事はなかったが、周りの風景、景色、夢にしては正確過ぎる、それに…
エイト(あの子達…何故か知っている、理由はわからないが、彼女達は初対面の筈なのに知っている)
のじゃっ子ともう1人、自分を兄様と呼んだあの子…あの子は………
エイト「wk.'g…に似てい…え?」
どう言う事だ?、名前が言えない…わからない…いや、わかるのに、わからない
エイト「うぐっ…駄目だ頭がおかしくなる…何故だ?…知っているのに知らない、わかっているのにわからない、覚えているのに覚えていない…っ」
例えると試験の時に出される問題で、何処かI問、わかる問題なのに、何故か頭の中では思い浮かばない、文字に書けない、あの感覚と似ている
エイト「考えれば考える程、頭の中に靄が出てきてこんがらがって来る」
外に出たのにも関わらずその頭は更に熱くなる、そのせいで全く落ち着かない、何とか解決させようと考えるが…やがて
エイト「…寝よう」
もう頭がパンクしてオーバーヒートしているこれ以上考えても何も出てこないだろう
エイト「と言う訳でシルフィ、ホットミルク」
シルフィ「かしこまりました」
エイト「ミュウ、お前抱き枕」
ミュウ「みゅ」
絶対に1人だったはずなのに、名前を言って指示したら声が聞こえてさも当たり前かの様に動く
ミュウ「…何故バレたし」
エイト「…俺の安眠道具だから」
ミュウ「碌に眠れないのに?」
エイト「無い方がキツい」
そうこうしているうちにシルフィがホットミルクを持ってきて、エイトはそれを飲む
そしてミュウの(途轍もなく硬ぇ)胸に顔を埋めて寝る、ホットミルクとミュウのお陰でエイトは珍しくすぐに寝息を立てる
ミュウ「全く、少しは私達を頼ってよね、家族何だから」
シルフィ「では、私はこれで」
ミュウ「ありがとう、シルフィ」
そう言ってシルフィは部屋から出る、ミュウはエイトの頭を子供をあやす時の様に優しく撫でながら、ミュウも深い眠りに落ちる
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