194 / 680
第六章 始動編
第百八十五話 最後の寄り道
しおりを挟む
フローラ邸
ミュウの父が失踪してから3年、未だに手掛かり1つもなく時間が過ぎていく
イリス.フローラ「…ハァ、今日も手掛かりなし…か」
そう言うとイリスは読んでいた書類を整理する
ミュウの父はミュウが決めた婚約者…もとい彼氏であるエイトとの関係を反対して、屑男のカイトをミュウとの縁組として暗躍していた
更に妻と言う者がいながら不貞行為を働き、慰謝料請求の後離婚することで今回の件を無くそうとしたが、その日の夜に失踪した
グルであった執事長も行方が分からず、公爵家の力を持ってしてもついぞ見つける事が出来なかった
「コンコンコン」
扉のノック音が聞こえる、きっと彼女だろう
イリスは「どうぞ」と一言言うと「ガチャ」と扉の音が鳴る
メイル「失礼します、イリス様、紅茶をお持ちいたしました」
イリス「あら?もうそんな時間かしら?」
そう言って椅子から立ち上がりカーテンを開く「カラッ」と音を立てながら開けるとお日様が彼女を襲う
イリス「…全く、時間がいくらあっても足りないわ」
メイル「そうおっしゃられても、私にはどうする事も出来ませんよ?」
「カチャカチャ」とコップやそれを置くお皿などの音が聞こえる、そこから温め合ったのであろう紅茶が湯気を出しながらコップに注がれる
メイル「取り敢えず、これで一旦落ち着いてください」
そう言ってメイルは出来立ての紅茶をイリスの机の上に置く、その隣などには書類の山があり、先ほどまで仕事ていたのがよくわかる
イリス「ありがとう、早速頂くわ」
右手で紅茶を持ちゆっくりと飲む、湯気が出ている為、多少なりとも熱があるが、それが仕事疲れの身体に染みわたる
イリス「ふぅ…全く、こんなにも仕事が辛いなんて」
メイル「そうですね、その点についてはあのクソ野郎には感謝ですね」
だからと言って許せるわけでもないが
そう思いつつ、紅茶を飲んでいると、ふと思い出したかの様にメイルがイリスに話しかける
メイル「あ、そう言えば、ミュウ様たちがこちらにいらっしゃるそうですよ?」
イリス「ミュウ達が?」
——————————————————————
課題に追われて本当に時間がないので
すいません
ミュウの父が失踪してから3年、未だに手掛かり1つもなく時間が過ぎていく
イリス.フローラ「…ハァ、今日も手掛かりなし…か」
そう言うとイリスは読んでいた書類を整理する
ミュウの父はミュウが決めた婚約者…もとい彼氏であるエイトとの関係を反対して、屑男のカイトをミュウとの縁組として暗躍していた
更に妻と言う者がいながら不貞行為を働き、慰謝料請求の後離婚することで今回の件を無くそうとしたが、その日の夜に失踪した
グルであった執事長も行方が分からず、公爵家の力を持ってしてもついぞ見つける事が出来なかった
「コンコンコン」
扉のノック音が聞こえる、きっと彼女だろう
イリスは「どうぞ」と一言言うと「ガチャ」と扉の音が鳴る
メイル「失礼します、イリス様、紅茶をお持ちいたしました」
イリス「あら?もうそんな時間かしら?」
そう言って椅子から立ち上がりカーテンを開く「カラッ」と音を立てながら開けるとお日様が彼女を襲う
イリス「…全く、時間がいくらあっても足りないわ」
メイル「そうおっしゃられても、私にはどうする事も出来ませんよ?」
「カチャカチャ」とコップやそれを置くお皿などの音が聞こえる、そこから温め合ったのであろう紅茶が湯気を出しながらコップに注がれる
メイル「取り敢えず、これで一旦落ち着いてください」
そう言ってメイルは出来立ての紅茶をイリスの机の上に置く、その隣などには書類の山があり、先ほどまで仕事ていたのがよくわかる
イリス「ありがとう、早速頂くわ」
右手で紅茶を持ちゆっくりと飲む、湯気が出ている為、多少なりとも熱があるが、それが仕事疲れの身体に染みわたる
イリス「ふぅ…全く、こんなにも仕事が辛いなんて」
メイル「そうですね、その点についてはあのクソ野郎には感謝ですね」
だからと言って許せるわけでもないが
そう思いつつ、紅茶を飲んでいると、ふと思い出したかの様にメイルがイリスに話しかける
メイル「あ、そう言えば、ミュウ様たちがこちらにいらっしゃるそうですよ?」
イリス「ミュウ達が?」
——————————————————————
課題に追われて本当に時間がないので
すいません
0
お気に入りに追加
887
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
治療院の聖者様 ~パーティーを追放されたけど、俺は治療院の仕事で忙しいので今さら戻ってこいと言われてももう遅いです~
大山 たろう
ファンタジー
「ロード、君はこのパーティーに相応しくない」
唐突に主人公:ロードはパーティーを追放された。
そして生計を立てるために、ロードは治療院で働くことになった。
「なんで無詠唱でそれだけの回復ができるの!」
「これぐらいできないと怒鳴られましたから......」
一方、ロードが追放されたパーティーは、だんだんと崩壊していくのだった。
これは、一人の少年が幸せを送り、幸せを探す話である。
※小説家になろう様でも連載しております。
2021/02/12日、完結しました。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる