幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

第六章 始動編

第百八十四話 準備

エイト「さてと…やりますか！」

エイトがそう言うと3人も頷き、持ち場に着く、厄災が現れ旅に出るとなれば、必要な物はある程度持っていった方がいい

その為、ミュウ達は必要な物を用意し始めたのだ

シルフィ(…とは言え、荷物には限りがありますからね)

旅において荷物は大変貴重な物だが、厄介な物でもある、それについてはいくつかある

1つ目は重い、と言う事だ
服は勿論、用意出来るなら水や食料、火を起こす物、調理器具等旅において必要な物を用意出来るなら絶対に必要だが途方もない距離を歩くとなると確実に疲労で動けなくなる

２つ目は戦闘面だ
そう言った荷物を守りながら戦うのは至難の業だ、相手が魔物ならまだしも、人間相手だと姑息な手を使われたら終わりな為4人だとしても警戒は抜けない

そう言った面も含めて考慮しなくてはならないので、大変なのだ、特に女性はそう言った事に関してはさらに大変なのだ

アリアン「だからと言って手を抜きたくないしなぁ」

一応彼女達も女性なのだ、その面も含めて考慮しなくてはならない

アリアン「…なんか腹が立つ」

何かイラッとする事が起きたが、気にせず準備を進める、時間は有限なのだ、ゆっくりは出来ない

エイト「…着替えと、タオル、飲み物を入れる容器に、非常食、せめて3日分くらいか？」

ミュウ「テントや寝袋は？」

エイト「あ、それも必要か」

野宿は必ず起こるが、よくあるRPGで火の周りに木の椅子で周りを囲んで、料理を食べるシーンなどがあるが、それも出来るが、外には虫が多い、火で多少退けたとしても寝ている時に火が消えれば終わりだ

エイト「遠足とは違うからな」

ミュウ「キャンプとも違うし…登山かな？」

エイト「そうだな、平坦で超長距離や登山と思えばいいか」

登山をする登山者達は自分の事は自分でやるのが当たり前で、それに見合った準備を自分でするのだ、それこそRPGの野宿の時の様に…いや、それ以上の準備をしている

エイト「全く、デートで登山者達と同じ登山をするなんて…頭イカれてるよなぁ」

ミュウ「海斗と一緒にいたくないから選んだんでしょ？」

エイト「…まぁそうだけど、まさかそれが今になって活用出来るなんてな？」

エイトとミュウは前世の日本で覚えていた
それは聖地巡礼の事もあるからだ
これによりエイトとミュウはある程度の事は出来た…そして

エイト「これって収納魔法？で入るのかな？」

ミュウ「…「引き継ぎ」か「ダウンロード」の力であれば…多分」

ものは試し、という事で使ってみると
…なんか出来てしまった

エイト「…あれ？」

ミュウ「…これ、準備の必要あった？」

全くない…わけでもないが、あまり必要性早く、その事を知ったシルフィ達に思いっきり叱られたのは言うまでもない

——————————————————————
大学の課題ガァ…終わらないの」