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第六章 始動編
第百八十話 己の力で
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エイト「え…?何を言っているんですか?」
学園長「まぁ正直なところ、君がそう言うのは理解していましたよ」
つまるところ、勇者の力(3年分)をエイトが「引き継ぎ」、厄災討伐に向けて役立ってくれ…と言うことだろう
エイト「カイトの…勇者の…力」
学園長「そう、確かに3年前の戦いで、エイト君はカイト君に勝ちました…しかし、それがずっと続くとは思ってないですよね?」
エイト「まぁ…相手がカイトだから半分半分です」
相手が従来の勇者なら、3年前勝ったからと言って安心する事は出来なかっただろう
勇者の成長率と英雄の成長率は全く違うのだ
簡単に言うと
勇者はCMや広告とかで見る使ったらすぐに痩せる、綺麗になるとか宣伝されている詐欺が本当にすぐになれて
英雄は日々のトレーニングや美容を毎日サボらすやって少しずつなっていく
みたいな感じだ、だからこそカイトの3年間の力ももしかしたら自分達を優に超えている可能性もあるのだ
ミュウ(…正直に言って癪だけど、これはとても美味しい話ね)
シルフィ「あの屑は厄災を倒す為に勇者になった…だから当然と言えば当然ですね」
アリアン「ムカつくけど、貰えるものは貰った方がいいな」
これからの旅、相手はどんなことをしてくるかわからない、その為にも強くならなくてはならない
学園長「彼女達にも渡そうと考えたけど、1番君が扱えそうな気がするのです、だからこれを受け取ってください」
そう言ってビー玉(?)をエイトに差し出す
エイトはそれを受け取って、じっくりと眺める
エイト「確かに、学園長の言う通り、この力は今後の為にも必要なものかもしれませんね…」
ミュウ(でも…)
エイト「でも、すいません、私はこれを受け取れません」
しかしエイトはそれを貰わず、学園長に返すそれに驚いた学園長は慌てる
学園長「え!?…言っては悪いが、勇者の力ですよ!?…それを、受け取らないって…」
学園長の言いたい事はよくわかる、勇者カイトの3年分の力、カイトの事は嫌いだが、勇者の力は本物だ、ミュウ達と結婚する為にはその勇者であるカイトよりも先に厄災を見つけて倒すしかない
その為にはプライドを捨てる事も必要なのだ
…しかし
エイト「はい、私達は自分の力で強くなります、そうやってカイトみたいに楽して強くなったら、厄災との戦いの時に3年前のカイトの様に私達は負けるでしょう」
力と言うのは自分で扱えなければ意味がないのだ、例を挙げるとゲームでレベルの高いモンスターを借りた時に言う事を聞かないで勝手な事をする事があるだろう、それと同じだ
7つの玉を集める物語でも、無理して使ったらその反動がデカくて、その後苦戦を強いられた様に
医師でゲーマーの特撮でも
レベル5からいきなりレベル50を使ったら動けなくなった様に
ここぞ!っと言う時に使えなければ意味がないのだ
エイト「私達は私達のやり方で厄災に勝ちます、そこに向かう意思があれば、必ず行けます」
奇妙な冒険をする人の中にこんな事を言った人がいる
「遠回りこそが、自分にとっての最短距離」
だと
ミュウ「うゆ…エイト…なら……いけゆ」
シルフィ「エイトさんだけではありません、私達もです」
アリアン「それにあいつの力って言うのも、気持ち悪くて嫌だし」
それが本音なのでは?と思ってしまう学園長だが、エイトの言っていることにも一理はある
結局は効率よく頭を使い、それに見合った努力をしなければ意味がないのだ
楽した所でその後あるものは上記ではない、更なる楽な道だ、それで成功する者もいるかも知れないが、カイトがそれで成功するとは思わない
学園長「わかった君達がそう言うなら、これはもしもの時の為に大切に保管しておこう」
そう言って学園長はビー玉をしまい、馬車に乗ってその場から去る
——————————————————————
ようは中華ゲーの様に放置して楽して強くなるか
日本の王道RPGの様にコツコツ強くなるか
かな?(前にも書いたような?)
学園長「まぁ正直なところ、君がそう言うのは理解していましたよ」
つまるところ、勇者の力(3年分)をエイトが「引き継ぎ」、厄災討伐に向けて役立ってくれ…と言うことだろう
エイト「カイトの…勇者の…力」
学園長「そう、確かに3年前の戦いで、エイト君はカイト君に勝ちました…しかし、それがずっと続くとは思ってないですよね?」
エイト「まぁ…相手がカイトだから半分半分です」
相手が従来の勇者なら、3年前勝ったからと言って安心する事は出来なかっただろう
勇者の成長率と英雄の成長率は全く違うのだ
簡単に言うと
勇者はCMや広告とかで見る使ったらすぐに痩せる、綺麗になるとか宣伝されている詐欺が本当にすぐになれて
英雄は日々のトレーニングや美容を毎日サボらすやって少しずつなっていく
みたいな感じだ、だからこそカイトの3年間の力ももしかしたら自分達を優に超えている可能性もあるのだ
ミュウ(…正直に言って癪だけど、これはとても美味しい話ね)
シルフィ「あの屑は厄災を倒す為に勇者になった…だから当然と言えば当然ですね」
アリアン「ムカつくけど、貰えるものは貰った方がいいな」
これからの旅、相手はどんなことをしてくるかわからない、その為にも強くならなくてはならない
学園長「彼女達にも渡そうと考えたけど、1番君が扱えそうな気がするのです、だからこれを受け取ってください」
そう言ってビー玉(?)をエイトに差し出す
エイトはそれを受け取って、じっくりと眺める
エイト「確かに、学園長の言う通り、この力は今後の為にも必要なものかもしれませんね…」
ミュウ(でも…)
エイト「でも、すいません、私はこれを受け取れません」
しかしエイトはそれを貰わず、学園長に返すそれに驚いた学園長は慌てる
学園長「え!?…言っては悪いが、勇者の力ですよ!?…それを、受け取らないって…」
学園長の言いたい事はよくわかる、勇者カイトの3年分の力、カイトの事は嫌いだが、勇者の力は本物だ、ミュウ達と結婚する為にはその勇者であるカイトよりも先に厄災を見つけて倒すしかない
その為にはプライドを捨てる事も必要なのだ
…しかし
エイト「はい、私達は自分の力で強くなります、そうやってカイトみたいに楽して強くなったら、厄災との戦いの時に3年前のカイトの様に私達は負けるでしょう」
力と言うのは自分で扱えなければ意味がないのだ、例を挙げるとゲームでレベルの高いモンスターを借りた時に言う事を聞かないで勝手な事をする事があるだろう、それと同じだ
7つの玉を集める物語でも、無理して使ったらその反動がデカくて、その後苦戦を強いられた様に
医師でゲーマーの特撮でも
レベル5からいきなりレベル50を使ったら動けなくなった様に
ここぞ!っと言う時に使えなければ意味がないのだ
エイト「私達は私達のやり方で厄災に勝ちます、そこに向かう意思があれば、必ず行けます」
奇妙な冒険をする人の中にこんな事を言った人がいる
「遠回りこそが、自分にとっての最短距離」
だと
ミュウ「うゆ…エイト…なら……いけゆ」
シルフィ「エイトさんだけではありません、私達もです」
アリアン「それにあいつの力って言うのも、気持ち悪くて嫌だし」
それが本音なのでは?と思ってしまう学園長だが、エイトの言っていることにも一理はある
結局は効率よく頭を使い、それに見合った努力をしなければ意味がないのだ
楽した所でその後あるものは上記ではない、更なる楽な道だ、それで成功する者もいるかも知れないが、カイトがそれで成功するとは思わない
学園長「わかった君達がそう言うなら、これはもしもの時の為に大切に保管しておこう」
そう言って学園長はビー玉をしまい、馬車に乗ってその場から去る
——————————————————————
ようは中華ゲーの様に放置して楽して強くなるか
日本の王道RPGの様にコツコツ強くなるか
かな?(前にも書いたような?)
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