幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第六章 始動編

第百七十八話 屈辱 カイトside

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カイト「げほっゴボッがはァ………」

アイ「カイトお兄ちゃん!しっかりして!」

サユリ「アイ!メグミ!回復を!」

メグミ「わかってるわ!」

国王から手紙が届き、王城に赴いたカイト達だが、約束…と言うより指定された時間よりも1時間遅く彼らは来た

カイトは遅れた理由を話していたが、それは全て嘘である、実際の所彼らが遅れた理由は単純で…

…ただ単に
カイトとその仲間達、つまり女性達はカイトの家に住んでいる、アイ、メグミはエイトと同じ家で暮らしていたが両親がほとんど帰ってこない為そこまで大事にはならなかったが
中にはそうなった人達もいたのだ

カイトのハーレムの中には1人娘、貴族の娘、婚約者のいる娘等、絶対に不貞行為をしてはいけない者、簡単に股を開いてはいけない者もおり、カイトが勇者で公爵家の息子でなければ、裁判を起こされても不思議ではないのだ

両親と暮らしているの者達は両親と絶縁して暮らしている者もいる、そう言ったカイトに心酔している者達はカイトとの性行為も喜んでやる、例えそれが朝だろうと昼だろうと夜だろうと関係ない

つまり、朝までヤって、眠くて寝て、それで寝過ごして、反省の色もなく来たのだ

それだけでも重罪なのに、カイトは国王の前での不敬な行動をとり、さらにエイトの彼女であるミュウを襲おうとしていた、ここまで下半身の意思のままに動く人間はそうそういないだろう

性格がここまで歪んでしまったのも、勇者と言う麻薬のせいだろう、なる前のカイトは頭がおかしい所は否定しないが、それでもここまで勘違いと思い込みで生活しているのは異常である

アイ「…よし、治療完了!」

メグミ「カイト君、もう大丈夫よ!」

カイト「…ああ、ありがとう」

サユリ「立てる?」

サユリはそう言うと右手を差し出す、カイトは左手でサユリの右手を掴み立ち上がる

カイト「あのモブ野郎…僕に…この僕に、剣を…向けやがった…!!!」

その様な原因を作ったカイトの方が100%悪いが、カイトにとっては剣を向けた事が悪いと思っている

アイ「でも、あの塵、どうやって剣を?」

サユリ「確かに、あの汚物は剣を持ってなかった」

メグミ「きっと不正行為の時と同じ様に何処かに隠してたのよ、あの生ゴミは」

本当はエイトの英雄の能力、「引き継ぎ」によって戦士の職業と錬成師の職業を引き継いで、剣を錬成、戦士の力でカイトの喉元に突きつけたのだが、理解はできないだろう

カイト「別にその事はどうでも良いんだ…問題は…僕を侮辱した事だ!」

カイト「僕が負けるのが怖いって…ふざけるな!!!僕は勇者だぞ!世界を救う勇者だ!!あいつの様なモブじゃない!!!」

その怒りは凄まじく、指の爪が食い込む程だった

アイ「そうよ!カイト君は勇者よ!」

メグミ「たかだが、英雄如きが、勇者様に勝てるわけないのよ!」

サユリ「カイト君は世界で1番強いんだよ!」

そう言って励ますと、カイトはすぐに上機嫌になる

カイト「そうだよな!よし!あの屑を殺すのは、厄災を殺して、ミュウと結婚してからにしよう!」

アイ「賛成!私、あいつの目をくり抜きたい!!」

サユリ「あ!ずる~い!私はぁ皮を剥いでぇ…酸性の水をかける!!」

メグミ「それじゃあ私は、私の排泄物を食べさせるわ!」

意気揚々とエイトの惨たらしい殺し方を言い合う様は、もはや勇者パーティではない
財力と権力と暴力と性欲に塗れた…

醜い醜い、人間の本性を露わにした姿だった

カイト「よし!今日からまたゆっくりしよう!旅はいつでも行けるからなw」

その言葉を聞いてメグミも大興奮してカイトに抱きつく、きっと頭の中はカイトとの繁殖行為の事で頭がいっぱいなのだろう

エイトが好きだった姿はもう見る影もない

——————————————————————
カイトとエイトの性格が大分変わった様な?
(ミュウは変態にグレードアップしただけだし…)

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