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第五章〜外伝〜 カルデア学園の3年間 高等部編

第百六十五話 (ミュウの)実家前にて カイトside

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~数時間前~

フローラ邸の前に1つの馬車が来た
その中にいるのはミュウ達ではなく、カイト達だ

「カイト様?本日はどの様なご用件で?」

門を守っている人がカイトに声をかける
今日カイト達が来るとは聞いていなかったのだ

カイト「義父様はいらっしゃるか?」

「は?」

カイト「ミュウの父はいるか?と聞いているんだ」

少しイライラした様子で答えるカイト
一体何が何なのかわからない門兵はあたふたしながらも、カイトの質問に答える

「あの方はいらっしゃりません」

カイト「は?」

「3年前、フローラ夫人の(元ですけど)旦那様は他の方との不倫が発覚し雲隠れしました、現在も捜索はしていますが」

カイト「え?」

「まさか、ご存じありませんでしたか?」

カイト「あ…ああ、その人に急遽用事があったので、この様な形に」

予想外のアクシデントに戸惑うカイトだが、すぐに冷静さを取り戻す

カイト「兎に角、中に入らせてくれないか?」

「しかし、我々の判断ではなんとも…」

ここの主人がカイトが事前に来る事を知らせていれば、門兵はこんな事はしないが、許可も何も取っていない状況で入らせる事は出来ない

アイ「カイトお兄ちゃんが来たと言えば、入った所で文句は言われないのでは?」

「君は?」

アイ「私はカイトお兄ちゃんの彼女の1人よ」

カイト「そう言う事だ、君達には用はないんだ」

そう言って入ろうとするので門兵は慌てて止めに入る

カイト「なんだよ…」

「ですから!我々にも生活が掛かっているのです!やめてください!」

メグミ「貴方達の生活なんてどうでも良いわ」

カイト「そうだな、お前らの生活よりも僕達の方が大事だ」

「そ…そんなぁ…」

落胆の様子を見せるが、それでも行かせないのは、せめてもの抵抗だろう、そんな彼らに苛立ちを覚えたカイトは護身用の剣を抜き門兵に斬りかかろうとする

カイト「うるさいから、死ね」

「ひっ!?」

「待ちなさい!」

すんでのところでまったの声がかかり、カイトは剣を止める

アイ「貴女は…?」

ミュウ母「ミュウの母です、カイト.クルージー、私の家で何をしようとしているのですか?」

メイル「例え勇者であろうと、許しませんよ?」

庭園から歩いてくるのはミュウ母とメイドのメイル、ミュウ母の手には手紙があり、それは見覚えがある物だった

カイト「っ!?それは」

ミュウ母「はい、貴方が私の元夫に宛てた手紙です」

手紙が届いるなら好都合、そう思ったカイトはミュウ母に話しかける

カイト「それなら話が早い、ミュウとの婚約を正式なものにしてくれ、あの平民のせいでミュウは洗脳されているんだ」

メイル「洗脳が?」

カイトの言葉には信憑性がない為、メイルは頭を捻らせる

アイ「ちょっと!カイトお兄ちゃんの言葉が信じられないの!」

ミュウ母「…貴女達は?」

話を信じないミュウ母達にアイは文句を言う
すると冷ややかな目でアイ達を見てくる

カイト「紹介するよ、僕の彼女達だ」

メイル「彼女?」

アイ「ええ、アイよ」

メグミ「メグミよ」

サユリ「サユリよ、覚えておいて」

とても馴れ馴れしい感じだが、メイルはそれをスルーする

メイル「貴方、ミュウ様と婚約なさるのですよね?」

カイト「そうだが?」

メイル「なのに何故他に女を平気で作っているのですか?」

ミュウと付き合ってもいないのにいきなり正式に婚約しろと言ってきて、しかもすでに別の女性と付き合っているなんて、普通に考えて頭がおかしい

カイト「何故?…僕は勇者の前に貴族だ、跡継ぎのために沢山の女性が必要だろ?それにミュウはこれくらい了承さてくれるさ」

メイル(そんな訳ないだろ、ミュウ様は既に婚約者がいる、しかもあそこまで相思相愛の男と)

カイト「それで?ミュウはどこだい?」

そう言って辺りをキョロキョロ見渡す
まさか実家にいると思っているのだろうか?
不思議に思っていると、ミュウの母が口を開く

ミュウ母「ミュウなら、エイトと言う男と婚約しているし、ここにはいないわ」

カイト「…は?」

——————————————————————
寝取られ?小説を読んだのですが、
幼馴染みと付き合っている
性的な事はしていない
間男「処女は嫌われる」
  「練習してあげる」
で本当に彼氏の為にと思って他の男と肉体関係を持って間男の方が好きなる
みたいな展開って現実でもあるんですかね?




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