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第五章〜外伝〜 カルデア学園の3年間 高等部編

第百四十三話 本当の公認(結婚はまだです)

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エイト「ミュウ…これは一体どう言う事なんだ?」

ミュウの母に抱きつかれて、その母性に堕ちそうな感じだが、流石にそうなったら何かを失いそうなので我慢する

ミュウ「見ればわかるでしょ?お母様はこう言う人よ」

ミュウ母「あら、そんな事言うなんて酷いわ」

ミュウ「酷いならうちの彼氏に抱き付かないでくれます?」

砕けた話し方をミュウはする
きっと父親の前だけあの様な感じなのだろう
母親とは一種の友達の様な感覚に接している

ミュウ母「別に良いじゃない、可愛い義息子なのよ?」

ミュウ「厄災を倒したら…ですよね?」

ミュウ母「建前よ、そうしないと爵位やら国王やらが大変でしょ?」

その通りだ、いくらミュウの両親が許可したとしてもエイトが平民のままなら反対する人は必ず出る

例え英雄だろうと格差社会である以上、この事実は覆らない

ミュウ母「私が公爵家の当主となった以上、これからが大変だけど、貴方達も頑張りなさいよ」

エイト「わかりました…ですから…あの…離してくれません?」

ミュウ「そうですよ!私が抱きつきたいのに!」

ミュウといい、母親といい、頭がいいのかわからない事を言い出すから困る

エイト(そんな事を言ったら殺されるな)

そう思いつつ、2つの柔らかいモノが前と後ろで当たり、息子が育ってしまうのを懸命に抑える

ミュウ母「さてと、そろそろ戻りますか」

更に暫くしてミュウの母はエイトから離れて扉へ向かう

ミュウ母「先程も言いましたけど、貴方は私の様な悲しい思いを娘にさせたら許しませんからね?」

ミュウ「私を見てくれないなら、私だけしか見れない様にするので大丈夫です」

エイト「という事です」

多分(浮気は絶対にしないが)した場合、ミュウにこの家の地下に幽閉されて、ずっと閉じ込められたままの生活をする事になるだろう

ミュウ母「なら、安心です」

そう言ってミュウの母は、部屋から出て行った

エイト「…なんだったんだ?」

ミュウ「男の子が欲しかったんだって」

エイト「え?」

ミュウ「私ともう1人、産まれてくる筈だった子供がいるの、男の子かどうかはわからなかったけど」

エイト「それってつまり………」

ミュウ「うん、そう言う事」

流産したって事か、しかしそれにしてもあそこまでのスキンシップはおかしいと思うが

ミュウ「まだ公式に私達は結ばれたわけではないわ、でも…私達なら必ず厄災を倒す事が出来ると確信しているから………」

ミュウ「…今までの鬱憤を義理の息子になるエイトにやってるだけ」

エイト「…頭痛くなってきた、俺マザコンじゃないからな…好きだけど」

それは家族愛であって実の母親や、ミュウの母親に性的欲求があるわけではない
あったら本当に人と終わる

ミュウ「わかってるわよ、何年の付き合いだと思うの?」

エイト「約17年」

ミュウ「…そこでまじめに答えなくていいから」

そう言ってミュウはエイトを布団に押し倒す
ミュウがこの部屋に来た瞬間からわかっていたが、(性的な意味で)やる気満々だ

エイト「あの…今日1日で滅茶苦茶疲れたんですけど?」

ミュウ「日付変わってるから今日じゃない」

エイト「この世界に時計はないと思うけど?」

ミュウ「体内時計」

これ以上は言っても無駄だと瞬間的に感じるこうなるとミュウは何がなんでもやる(性的な意味で)

エイト「はぁ…わかったよ」

エイトは溜め息を零して、ミュウの顔に自分の右手を添える、そして自分の口元に運んでお互いの唇を合わせる

月明かりの光がミュウを照らし、より色っぽい感じる

ミュウ「お母様の為にも、私達の為にも、カイトにもアダマスにも厄災にも絶対に勝ちましょ」

エイト「ああ、必ずこの鬼畜ゲーをトゥルーエンドに導いてやる」

2人にしかわからない誓いを立てて
そっと2人は絡み合い

——————————————————————
案の定寝坊して、ミュウの母に遅刻の事を
メイルに布団の事で、下着が濡れてしまう程の恐怖を味わいながら説教された
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