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第五章〜外伝〜 カルデア学園の3年間 高等部編
第百三十七話 一代貴族
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エイト「そんな事が出来るのですか?」
半信半疑の言葉に疑いをかけるエイト、勿論ミュウ達も完璧に信用しているわけではない
ミュウ母「はい、と言ってもなる為には貴方達が頑張らないといけませんよ?」
ミュウ「私達が…ですか?」
ミュウ母「当たり前です、何の為に貴女は魔王になったんですか?」
シルフィ(やっぱりそこまで知っているんですね)
貴族の娘が魔王と言う職業になっているのにここまで冷静なのは、その程度の事なのだろうか?
そう思ってしまうが、そんな事今は考える必要はない
ミュウ「…エイトと結ばれる為です」
ミュウ母「そうでしょ?なら、夫が提案した事を成し遂げるしかないのよ」
夫の場合は絶対に不可能と思っており
婚約は認めてもいない、あくまでも交際だ
だからこそ、エイトがいなくなった後
お見合いの話をしていたのだ
交際を認めたとしても、すぐに別れさせる為に…しかし忘れてはならないのはこの約束は大きな利点にもなるのだ
勇者よりも先に厄災を倒す
それはつまり、勇者よりも強い存在だと言う事、そんな者が現れれば、国は喉から手が出るほど欲しいだろう、そうなった時ミュウの父の思惑は失敗に終わるのだ
更に
ミュウ母「それにもしエイト君が厄災を倒したのなら平民でも一代貴族として男爵にはなれるわ」
バロン(男爵)
子爵以上の爵位を持たない村や町などを治めている一番位の低い貴族。日本語でいうと、地方ではばを利かせている豪族のようなもの
1番位の低い貴族だが、これならば身分の差は激しいが、平民と貴族と言うのはなくなり
エイトは婿養子になれば、正式に婚約する事ができる
エイト「でも、男爵ですよね?言い方は悪いですが、その程度の位でミュウ様と釣り合うとは思えないのですが」
ミュウ母「まぁ底辺貴族っと言われても何も言えませんからね」
でも、と一旦間を挟み、もう一回言う
ミュウ母「でも、厄災を倒す程の者を国が放置するとでも?」
先程も言ったが、厄災を倒し、勇者を超える者を国が手放すわけがないのだ
その事も踏まえてミュウの母は話す
ミュウ母「話は壮大で、現実的ではありませんが、勇者が現れた以上厄災は必ず起こります、それまでの間に更に強くなりなさい」
当たり前の話だ、こちらは厄災の他に女神も倒さなくてはならない、並大抵の事では勝てるわけがないのだ
エイト「わかりました」
ミュウ「任せてください」
ミュウ母「貴女達もよ?」
シルフィ「承知しております」
アリアン「この命に変えても」
そう言って己を奮い立たせる
負けるわけにはいかないのだ
この最高な非日常を終わらせ、最低な日常に戻る為に、あの時の幸せを取り戻す為に
ミュウ母「では、話はここまでにしましょう」
エイト「はい」
ミュウ母「ミュウ、後でお父様に話をしなさいね」
どうやらミュウがこの部屋に来る前に父親に攻撃したのを見ていたらしい
ミュウ「…はい」
アリアン(滅茶苦茶嫌そう)
ミュウ母「嫌でも行くのよ?」
ミュウ「心を読まないでくれます?」
そう言ってミュウは渋々と言った感じで
エイトの腕に抱きついたまま、離れようとする
ミュウ母「エイト君に離れてからね?そのまま行ったらあの人怒るわよ?」
ミュウ「………はい」
心底嫌そうな顔をしながら、ミュウは離れる
そして今度こそ部屋(秘密基地)から出る
1人残されたミュウの母はその後ろ姿を眺めた後、こっそりとついて行った
——————————————————————
ね…眠い💤
半信半疑の言葉に疑いをかけるエイト、勿論ミュウ達も完璧に信用しているわけではない
ミュウ母「はい、と言ってもなる為には貴方達が頑張らないといけませんよ?」
ミュウ「私達が…ですか?」
ミュウ母「当たり前です、何の為に貴女は魔王になったんですか?」
シルフィ(やっぱりそこまで知っているんですね)
貴族の娘が魔王と言う職業になっているのにここまで冷静なのは、その程度の事なのだろうか?
そう思ってしまうが、そんな事今は考える必要はない
ミュウ「…エイトと結ばれる為です」
ミュウ母「そうでしょ?なら、夫が提案した事を成し遂げるしかないのよ」
夫の場合は絶対に不可能と思っており
婚約は認めてもいない、あくまでも交際だ
だからこそ、エイトがいなくなった後
お見合いの話をしていたのだ
交際を認めたとしても、すぐに別れさせる為に…しかし忘れてはならないのはこの約束は大きな利点にもなるのだ
勇者よりも先に厄災を倒す
それはつまり、勇者よりも強い存在だと言う事、そんな者が現れれば、国は喉から手が出るほど欲しいだろう、そうなった時ミュウの父の思惑は失敗に終わるのだ
更に
ミュウ母「それにもしエイト君が厄災を倒したのなら平民でも一代貴族として男爵にはなれるわ」
バロン(男爵)
子爵以上の爵位を持たない村や町などを治めている一番位の低い貴族。日本語でいうと、地方ではばを利かせている豪族のようなもの
1番位の低い貴族だが、これならば身分の差は激しいが、平民と貴族と言うのはなくなり
エイトは婿養子になれば、正式に婚約する事ができる
エイト「でも、男爵ですよね?言い方は悪いですが、その程度の位でミュウ様と釣り合うとは思えないのですが」
ミュウ母「まぁ底辺貴族っと言われても何も言えませんからね」
でも、と一旦間を挟み、もう一回言う
ミュウ母「でも、厄災を倒す程の者を国が放置するとでも?」
先程も言ったが、厄災を倒し、勇者を超える者を国が手放すわけがないのだ
その事も踏まえてミュウの母は話す
ミュウ母「話は壮大で、現実的ではありませんが、勇者が現れた以上厄災は必ず起こります、それまでの間に更に強くなりなさい」
当たり前の話だ、こちらは厄災の他に女神も倒さなくてはならない、並大抵の事では勝てるわけがないのだ
エイト「わかりました」
ミュウ「任せてください」
ミュウ母「貴女達もよ?」
シルフィ「承知しております」
アリアン「この命に変えても」
そう言って己を奮い立たせる
負けるわけにはいかないのだ
この最高な非日常を終わらせ、最低な日常に戻る為に、あの時の幸せを取り戻す為に
ミュウ母「では、話はここまでにしましょう」
エイト「はい」
ミュウ母「ミュウ、後でお父様に話をしなさいね」
どうやらミュウがこの部屋に来る前に父親に攻撃したのを見ていたらしい
ミュウ「…はい」
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ミュウ「心を読まないでくれます?」
そう言ってミュウは渋々と言った感じで
エイトの腕に抱きついたまま、離れようとする
ミュウ母「エイト君に離れてからね?そのまま行ったらあの人怒るわよ?」
ミュウ「………はい」
心底嫌そうな顔をしながら、ミュウは離れる
そして今度こそ部屋(秘密基地)から出る
1人残されたミュウの母はその後ろ姿を眺めた後、こっそりとついて行った
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ね…眠い💤
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