幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第五章〜外伝〜 カルデア学園の3年間 高等部編

第百三十四話 対面

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4人だけかと思っていた秘密基地地下室にもう1人いて、古びたソファに腰掛けてにっこりと笑っている
先程ミュウが「お母様」と呼んでいたので
間違いないだろう

服装はミュウの父と同じで違うとすれば
服の色が赤紫色ではなく、薄い黄緑色と言う点だ

髪の色は黄色味がかった色で
髪の長さは腰まである
目の色は青色で、肌の色は透き通った様に白い

20代と言っても通用するくらい若くみえる

ちなみに父親はミュウと同じ髪の色で髪は首元ぐらいまであり、髭は剃っているのかない

ミュウ母「初めまして、私はミュウの母です」

エイト「え?あ…は…初めまして、わ…私はエイト.マクラレンと申します、です」

父親と違いおっとりとした性格なのか
ギャップが凄すぎて驚く

ミュウ母「ふふふ、そこまで緊張しなくてもいいわよ、貴方のことは調べさせてもらいましたから」

エイト「し…調べさせてもらった?」

ミュウ母「ええ、あの人と違って私は多少時間に余裕があるから色々と調べてもらったの」

エイト「…つまり、私達のことを…ですか?」

ミュウ母「そうね、娘が心配でつい…ね」

それは過保護と言うのでは?と思ったがそんな事、口が裂けても言えない

ミュウ母「まぁ情報は他国には広言出来ない様に色々工夫されてたけど、絶対に他の人には話さないと言う約束をして調べる事が出来たわ」

ミュウ「それ、私達に言ってもいいの?」

ミュウ母「別に貴女達の事なのよ?当の本人に言っても関係ないでしょ?」

確かにその通りだ、知った所でそれは自分の事だから意味がない

ミュウ母「でもまぁ、エイト君があのガイジ君に勝つなんてねぇ」

シルフィ「奥様カイジです」

エイト「カイトな?」

何故か親近感のある言葉に疑問を持ちつつも
そこは気にせず、ミュウの母に話しかける

エイト「えっと…なんて呼べば良いのでしょうか?フローラ夫人?」

ミュウ母「あら、そんな堅苦しい事言わなくてもいいんですよ、お義母様でいいですよ?」

ミュウ「は?」

今、スラっと出た言葉があるが
聞き間違いの可能性もある

エイト「…あの、押し付けがましいのですが、もう1度言ってくださると有り難いのですが…」

ミュウ母「ですから、お義母様と呼んでください、ミュウと結婚したいんですよね?聞きましたよ?あの…ケンジからミュウとシルフィ、アリアンに愛の告白をした事も」

エイト「カイトですよ…って…ええ!?」

そんな事すら情報が出回っているのか
公爵家の情報網はとても恐ろしい
迂闊に変な事は出来ないだろう

それに聞き間違いではなかった、ミュウの母はエイトとミュウの交際を認めている
更に言えばそれより先の婚姻も認めいるのだ

シルフィ「…こ…こんなにもあっさりと」

アリアン「ミュウの父とはあんなにも苦労したのに」

4人は驚きのあまり、唖然としている
そんな中でもミュウの母はソファの上で優雅に座っている

ミュウ母「あら、夫にもう会ってきたの?」

エイト「はい、そして私の前だと交際を認めたのですが…」

シルフィ「いなくなった途端、エイト様よりも別の男と結婚を進めていたので」

アリアン「今に至る…と言うかことです」

そう話すとミュウの母は小さく「だからかぁ」とこぼし、ミュウが父に攻撃した傷痕を思い出したのだろう、クスリと笑った

ミュウ「…所で、」

ミュウ母「ん…なに?」

ミュウ「なんで、お母様はここを知っているんですか?」

まるで我が物顔でここにいるので不思議に思い質問する…すると

ミュウ母「知ってるも何も…これ作ったの私だし」

4人「「「「…………え?」」」」

4人はまるで練習したかの様に、揃って
反応する

——————————————————————
寝落ちしそうだった(^◇^;)






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