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第五章〜外伝〜 カルデア学園の3年間 高等部編
第百三十一話 条件
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ミュウ父「ここでなら、ゆっくりと話す事が出来るだろう」
そう言ってミュウの父は応接間に移動してエイトに話しかける
エイトは、抱きつくミュウを引き剥がし
真面目な顔で話し始める
エイト「カイトが勇者である事は何処から聞きましたか?」
ミュウ父「そんな事、新聞でわかるに決まっているだろう?」
エイト「新聞…では私達の事については?」
ミュウ父「それはカイトからの手紙だが?」
つまりカルデア王国はエイトやミュウの事は公表せず、最も重要な事だけを広めたらしい
エイト(いや、そちらの方が好都合なのか?)
しかし、エイト対カイトの話などは既に広まっていてもおかしくはない、それでは何故
エイトとミュウの職業については知られていないのだ?
シルフィ(学園長が何かしらの事をしたのね)
多分、勇者が負けたと言う事実を秘匿したかったのだろう
勇者が弱ければ、世界を救う時、他国の援助も厳しくなるだろう
世界の危機だから皆んな手を貸すだろうと
思うかもしれないが、それはあり得ない
見返りないのだ
世界を救う力を持つ者に援助をすれば
世界を救う力を持つ者を助けたとして
株は上がり、そうすれば勇者が訪れた国としても経済は発展して、国は豊かになる
逆にカイトの様な弱い人間ならそうはならない
負けたとなれば、それ程恐ろしい厄災として世界に広まるか、弱い勇者と言うレッテルを貼られるかだ
そうなった時、援助した国はその分無駄になり、助ければ助ける程、自国を苦しめる事になるのだ
だからこそ学園長は他国に広まらない様にして、隔離寮で矯正させ、歴代の勇者の様にしたかったに違いない
酷い事かもしれないが援助なしに厄災に立ち向かいに行くのは自殺行為なのだ
それ程までに厄災と言うのは強い
(あくまでも歴史に記されている書物にそう書かれているだけだが)
ミュウ父「ミュウの事も含めて全て話してもらおうか?」
エイト「わかりました」
そう言ってエイトは(前世の記憶の事と女神の事を除いて)全てを話した
ミュウ父「…………」
エイト「と、言う事です、信じてほしいとは言いません、しかし嘘は言っていないと約束します」
シルフィ「旦那様、私からもよろしいでしょうか?」
手を上げてエイトの隣に行く
ミュウの父はギロっと睨みつけるが怯まず前に出る
ミュウ父「なんだ?」
シルフィ「お嬢様が精神的苦痛を味わっていた事は私が1番理解しています、それを証明する方法は口しかありませんが、どうか信じてください」
アリアン「私からもよろしいですか?」
エイトをキッカケに2人が助け舟を出してくれた、それによりエイトも少し楽になる
ミュウ父「君もか」
アリアン「はい、私も彼と共に過ごしていましたが、彼がたぶらかす様な人ではありませんし…何より」
アリアン「彼は英雄と言う職業を持っており、あのカイトにも勝ちました、爵位の問題を差し置いても、……ミュウに相応しい人物かと思います」
2人の言葉を聞き、静かに見つめるミュウの父は何か意を結した様にエイトに話しかける
ミュウ父「…エイトっともうしたな?」
エイト「はい」
ミュウ父「ならば貴様に条件を渡そう、これをクリアすれば我が娘との交際を認める」
エイト「それはどの様な条件でしょうか?」
エイトがそう聞くとミュウの父はニヤリと笑う
ミュウ父「簡単な事だ、勇者が現れた以上厄災はもう時期現れる、それを勇者よりも先に討伐する事、それが条件だ」
エイト(…やはり、そう来たか、いやこれが1番いいシナリオだ)
エイトとミュウ、そしてシルフィが考えていた予想とほとんど同じ事が起きている為
断る理由がない
エイト「わかりました、私の全身全霊を持ってその条件を突破して見せましょう」
——————————————————————
気温の変化とイネ花粉のダブルパンチがキツい(-_-;)
そう言ってミュウの父は応接間に移動してエイトに話しかける
エイトは、抱きつくミュウを引き剥がし
真面目な顔で話し始める
エイト「カイトが勇者である事は何処から聞きましたか?」
ミュウ父「そんな事、新聞でわかるに決まっているだろう?」
エイト「新聞…では私達の事については?」
ミュウ父「それはカイトからの手紙だが?」
つまりカルデア王国はエイトやミュウの事は公表せず、最も重要な事だけを広めたらしい
エイト(いや、そちらの方が好都合なのか?)
しかし、エイト対カイトの話などは既に広まっていてもおかしくはない、それでは何故
エイトとミュウの職業については知られていないのだ?
シルフィ(学園長が何かしらの事をしたのね)
多分、勇者が負けたと言う事実を秘匿したかったのだろう
勇者が弱ければ、世界を救う時、他国の援助も厳しくなるだろう
世界の危機だから皆んな手を貸すだろうと
思うかもしれないが、それはあり得ない
見返りないのだ
世界を救う力を持つ者に援助をすれば
世界を救う力を持つ者を助けたとして
株は上がり、そうすれば勇者が訪れた国としても経済は発展して、国は豊かになる
逆にカイトの様な弱い人間ならそうはならない
負けたとなれば、それ程恐ろしい厄災として世界に広まるか、弱い勇者と言うレッテルを貼られるかだ
そうなった時、援助した国はその分無駄になり、助ければ助ける程、自国を苦しめる事になるのだ
だからこそ学園長は他国に広まらない様にして、隔離寮で矯正させ、歴代の勇者の様にしたかったに違いない
酷い事かもしれないが援助なしに厄災に立ち向かいに行くのは自殺行為なのだ
それ程までに厄災と言うのは強い
(あくまでも歴史に記されている書物にそう書かれているだけだが)
ミュウ父「ミュウの事も含めて全て話してもらおうか?」
エイト「わかりました」
そう言ってエイトは(前世の記憶の事と女神の事を除いて)全てを話した
ミュウ父「…………」
エイト「と、言う事です、信じてほしいとは言いません、しかし嘘は言っていないと約束します」
シルフィ「旦那様、私からもよろしいでしょうか?」
手を上げてエイトの隣に行く
ミュウの父はギロっと睨みつけるが怯まず前に出る
ミュウ父「なんだ?」
シルフィ「お嬢様が精神的苦痛を味わっていた事は私が1番理解しています、それを証明する方法は口しかありませんが、どうか信じてください」
アリアン「私からもよろしいですか?」
エイトをキッカケに2人が助け舟を出してくれた、それによりエイトも少し楽になる
ミュウ父「君もか」
アリアン「はい、私も彼と共に過ごしていましたが、彼がたぶらかす様な人ではありませんし…何より」
アリアン「彼は英雄と言う職業を持っており、あのカイトにも勝ちました、爵位の問題を差し置いても、……ミュウに相応しい人物かと思います」
2人の言葉を聞き、静かに見つめるミュウの父は何か意を結した様にエイトに話しかける
ミュウ父「…エイトっともうしたな?」
エイト「はい」
ミュウ父「ならば貴様に条件を渡そう、これをクリアすれば我が娘との交際を認める」
エイト「それはどの様な条件でしょうか?」
エイトがそう聞くとミュウの父はニヤリと笑う
ミュウ父「簡単な事だ、勇者が現れた以上厄災はもう時期現れる、それを勇者よりも先に討伐する事、それが条件だ」
エイト(…やはり、そう来たか、いやこれが1番いいシナリオだ)
エイトとミュウ、そしてシルフィが考えていた予想とほとんど同じ事が起きている為
断る理由がない
エイト「わかりました、私の全身全霊を持ってその条件を突破して見せましょう」
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気温の変化とイネ花粉のダブルパンチがキツい(-_-;)
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