幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

文字の大きさ
上 下
138 / 680
第五章〜外伝〜 カルデア学園の3年間 高等部編

第百二十九話 公爵家

しおりを挟む
~公爵邸前~

エイト「…デケェ」

ミュウ「エイト、もう素が出てるわよ?」

シルフィ「お嬢様、仕方ないと思いますよ?」

アリアン「そうですわ、わたくし達と違い庶民の家とは天と地ほどありますからね」

4人(まぁ、住んでいる所も中々だったけど)

(本当にあの4人かの?)

運転手のおっちゃんは苦笑いを浮かべながら4人を見る、言葉遣いがいつもと違い
建前とは言え貴族らしい振る舞いはしている

ミュウ「それでは私達は此処で失礼します」

「はい、出発の日になったらまた此処でお待ちしております」

シルフィ「よろしくお願いします」

そう言って運転手は馬車に乗って移動する
残されたのはエイト達4人だけだ

目の前には身長をゆうに超える鉄格子の門に周りは侵入者を防ぐ為に煉瓦レンガの壁が作られている

ミュウ達の家もそのくらいはあったが
中に入ると圧巻する

執事長「お待ちしておりましたミュウお嬢様」

メイド達「「「お帰りなさいませ」」」

中には白い髭を生やした男が立っており
周りには家までの道をズラッとメイド達が頭を下げて立っている

エイト(漫画でしか見た事ないぞ?これ)

日本でも普通の家庭で育ち
異世界でも平民と言う普通の家庭で育っている彼にとってこの光景はまさにと言っても過言ではない

異世界だけど

執事長「それで、そこの男は?」

ニコニコと笑っているが、明らかに歓迎されていない、当然といえば当然だ、伯爵と言う大貴族と言っても過言ではない所に
平民の男が入るなんて有り得ない

シルフィ「先日、お手紙をそちらにお渡ししたと思いますが?」

執事長「…ああ、君が」

エイト「挨拶が遅れました、私はカルデア王国、カルデア学園生徒のエイト.マクラレンと申します、この度は伯爵家長女ミュウ.フローラ様との交際のお許しを頂いたく、ご挨拶にお伺いいたしました」

執事長(最低限の作法はある様だな)

カルデア学園での知識と前世の知識を使った話し方だが、どうにかなった様だ

執事長「話は聞いているよ、本来ならば直ぐに追い出す所だが、旦那様にお連れしろと言われているからね、ついてきなさい」

エイト「はい、わかりました」

ミュウ「執事長、私達も行きます、よろしいですね?」

執事長「はい、勿論です」

そう言って背を向けて歩き始める
エイト達はその後ろを追って歩く

ミュウ(…エイト)

ミュウは周りから見えない様にエイトと手を繋ぐ、先程の会話でもエイトは相当な精神を削っていたのだ

エイト(…ありがとう、ミュウ)

ミュウ(どういたしまして♪)

ミュウと結ばれる為に、ここまで頑張ってくれるエイトに更なる想いを寄せながら
4人は屋敷の中へと入っていく

——————————————————————
~公爵邸中~

豪華絢爛ごうかけんらんと言う言葉はこの為にあるのか とエイトが思うくらい
屋敷の中は凄まじく豪華だった

この時代は日本で言うところの中世ヨーロッパ諸国に近い形になっている
その為装飾品だけでも相当な額がかかるはずだ

エイト(あのシャンデリアだけでも、1か月はゆうに暮らせる)

天井には極大のシャンデリアが飾られており
周りにある芸術家の絵や床の絨毯等
一般庶民では買えない程の物が当たり前の様に置いてある

「おお、我が娘よ帰って来ていたか!」

1階と2階の間のバルコニーから姿を見せたのは、高級な服に身を包んだ男性だった
(コスプレ衣装の様な服装)

ミュウ「はい、ただいま帰りました、お父様」

ミュウの服装は胸元に大きなネクタイを花結びし赤紫色のロングドレスで左右にボタンがあり、中にもう1つの黒いスカートが入っている服装だ

その格好で、左右のスカートを摘み
お辞儀する

それに合わせてシルフィとアリアンが挨拶して…そして

ミュウ父「ほぅ…君が?」

エイト「はい、ミュウ様とお付き合いをさせて頂いている、エイト.マクラレンです、本日は正式な交際の許可を頂きたく、参りました」

一世一代の大勝負が今、始まる

——————————————————————
服装の説明が大変(-_-;)
しおりを挟む
感想 755

あなたにおすすめの小説

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

お前じゃないと、追い出されたが最強に成りました。ざまぁ~見ろ(笑)

いくみ
ファンタジー
お前じゃないと、追い出されたので楽しく復讐させて貰いますね。実は転生者で今世紀では貴族出身、前世の記憶が在る、今まで能力を隠して居たがもう我慢しなくて良いな、開き直った男が楽しくパーティーメンバーに復讐していく物語。 --------- 掲載は不定期になります。 追記 「ざまぁ」までがかなり時間が掛かります。 お知らせ カクヨム様でも掲載中です。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。 全く親父の奴!勝手に消えやがって! 親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。 俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。 母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。 なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな? なら、出ていくよ! 俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ! これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。 カクヨム様にて先行掲載中です。 不定期更新です。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

処理中です...