135 / 680
第五章〜外伝〜 カルデア学園の3年間 高等部編
第百二十六話 作戦会議(目が笑ってない)
しおりを挟む
シルフィ「全く…随分と朝からお盛んですね?」
エイト「別にいいじゃん彼女なんだし」
ミュウ「彼氏とイチャイチャしたい」
朝、お日様が登り始め、東の空が暁色に染まっていく
そんな中、エイトとミュウは2人でシルフィの前で正座していた
シルフィ「別にそれに関しては私から特に言う事はありません、次は私がやれば良いだけなんで」
異論は認めないと言う圧が凄く、ミュウも何も言えなかった
エイト(今日の夜も来るのか…)
寝るだけなら別に構わないと思うが、ミュウが怒って来たらまた夜戦(意味深)が始まるので(別に構わないが)やめて欲しいが、そんな事を言っても変わらないので黙っておく
シルフィ「そんな事よりも、私との約束を破った事に怒っているんです」
ミュウ「約束?」
そんな約束したか?と言うのが脳内に過るが
すぐに理解する
シルフィ「私にまだ勝てない貴方達を強くしたのは誰ですか?」
エイト「…その…ごめんなさい」
ミュウ「ごめん…なさい」
トレーニングをサボった事に怒っていた様だ
たった1日と思うかもしれないが、
1日でもサボればその分ブランクができ、
厄災にもカイトにも負ける可能性が出てくる
だからこそシルフィは怒っているのだ
それはエイト達を大切に思っているから
今後の人生を彼らと過ごしたいからである
シルフィ「ハァ…今回はここまでにしときましょう、どうせ昨日の事を話していたらいつのまにか寝ていたとかそんな所でしょう?」
エスパー?とも思える言葉に驚きつつも2人は頷く
シルフィ「その件については朝食の時にでもゆっくりと話しましょう」
エイト「…だな」
ミュウ「うん」
エイトとミュウは頷くと立ち上が…
エイト「し…痺れた…」
ミュウ「ちょ…ちょっとまって…」
膝立ちから、四つん這いになり
足の痺れがなくなるのを待つ
…が
エイト「ああ!!!」
ミュウ「ひぅぅぅ!!」
シルフィ「早く行きますよ~」
シルフィが痺れる足をツンツン触り
2人は悶絶する
絶対今日の仕返しだ
それが数分間続き、2人は絶対にシルフィを怒らせない様にしようと改めて感じた
——————————————————————
アリアン「は?里帰り?」
朝食の時間、4人で食事をしていると
シルフィが早朝の事を話していた
そして、一か八かエイトとの交際を認めてもらう為にミュウが家に帰ると言ったのだ
ミュウ「うん、駄目かな?」
アリアン「いや、あたいは居候の身だから文句は言えないけど…大丈夫か?」
アリアンが心配するのも無理はない
ミュウの一族は名門貴族、それなのに対してエイトは平民、その2人が交際して同棲して結婚も考えているなんて普通にあり得ない
前世の記憶が蘇ったとか絶対に信じないだろう
だからこそ心配しているのだ
シルフィ「ご心配なく…とは言い難いですね、いくらエイトさんが英雄の職業とは言え身分差はどうしようもないですから」
エイト「俺の両親みたいに簡単に首を縦に振ってくれたら楽なんだけどなぁ」
ミュウ「それはないわね、お父様もお母様もそう言うのには厳しいから」
名門貴族と言う肩書きがある以上、特例は出し難いのだろう
特例を出せばその後もそれが理由で色々な厄介ごとが来る可能性がある
アリアン「だからエイトが爵位を手に入れれば…か、本当に博打だし上手い具合に噛み合わないと成功もしないな」
カイトの事、女神達の事、厄災の事、結婚の事、これらが上手い具合に噛み合う事で
エイト達の作戦(?)は上手くいく
逆に少しでもミスすれば終わりだ
故に今回の里帰りも、博打の一つだ
全てはここから始まるのだ
アリアン「そんで?手紙は渡したのか?」
シルフィ「はい、渡したと言うより出しました、ミュウ様が結婚したい人を連れて帰ると」
エイト「ぶほっ!?」
遠回しにするのは色々不味いと思うが
シルフィの直球発言にもヤバさを感じた
——————————————————————
時間は作るものだ、と言う人がいるが
その作る時間すらないんだよ!!(切実)
エイト「別にいいじゃん彼女なんだし」
ミュウ「彼氏とイチャイチャしたい」
朝、お日様が登り始め、東の空が暁色に染まっていく
そんな中、エイトとミュウは2人でシルフィの前で正座していた
シルフィ「別にそれに関しては私から特に言う事はありません、次は私がやれば良いだけなんで」
異論は認めないと言う圧が凄く、ミュウも何も言えなかった
エイト(今日の夜も来るのか…)
寝るだけなら別に構わないと思うが、ミュウが怒って来たらまた夜戦(意味深)が始まるので(別に構わないが)やめて欲しいが、そんな事を言っても変わらないので黙っておく
シルフィ「そんな事よりも、私との約束を破った事に怒っているんです」
ミュウ「約束?」
そんな約束したか?と言うのが脳内に過るが
すぐに理解する
シルフィ「私にまだ勝てない貴方達を強くしたのは誰ですか?」
エイト「…その…ごめんなさい」
ミュウ「ごめん…なさい」
トレーニングをサボった事に怒っていた様だ
たった1日と思うかもしれないが、
1日でもサボればその分ブランクができ、
厄災にもカイトにも負ける可能性が出てくる
だからこそシルフィは怒っているのだ
それはエイト達を大切に思っているから
今後の人生を彼らと過ごしたいからである
シルフィ「ハァ…今回はここまでにしときましょう、どうせ昨日の事を話していたらいつのまにか寝ていたとかそんな所でしょう?」
エスパー?とも思える言葉に驚きつつも2人は頷く
シルフィ「その件については朝食の時にでもゆっくりと話しましょう」
エイト「…だな」
ミュウ「うん」
エイトとミュウは頷くと立ち上が…
エイト「し…痺れた…」
ミュウ「ちょ…ちょっとまって…」
膝立ちから、四つん這いになり
足の痺れがなくなるのを待つ
…が
エイト「ああ!!!」
ミュウ「ひぅぅぅ!!」
シルフィ「早く行きますよ~」
シルフィが痺れる足をツンツン触り
2人は悶絶する
絶対今日の仕返しだ
それが数分間続き、2人は絶対にシルフィを怒らせない様にしようと改めて感じた
——————————————————————
アリアン「は?里帰り?」
朝食の時間、4人で食事をしていると
シルフィが早朝の事を話していた
そして、一か八かエイトとの交際を認めてもらう為にミュウが家に帰ると言ったのだ
ミュウ「うん、駄目かな?」
アリアン「いや、あたいは居候の身だから文句は言えないけど…大丈夫か?」
アリアンが心配するのも無理はない
ミュウの一族は名門貴族、それなのに対してエイトは平民、その2人が交際して同棲して結婚も考えているなんて普通にあり得ない
前世の記憶が蘇ったとか絶対に信じないだろう
だからこそ心配しているのだ
シルフィ「ご心配なく…とは言い難いですね、いくらエイトさんが英雄の職業とは言え身分差はどうしようもないですから」
エイト「俺の両親みたいに簡単に首を縦に振ってくれたら楽なんだけどなぁ」
ミュウ「それはないわね、お父様もお母様もそう言うのには厳しいから」
名門貴族と言う肩書きがある以上、特例は出し難いのだろう
特例を出せばその後もそれが理由で色々な厄介ごとが来る可能性がある
アリアン「だからエイトが爵位を手に入れれば…か、本当に博打だし上手い具合に噛み合わないと成功もしないな」
カイトの事、女神達の事、厄災の事、結婚の事、これらが上手い具合に噛み合う事で
エイト達の作戦(?)は上手くいく
逆に少しでもミスすれば終わりだ
故に今回の里帰りも、博打の一つだ
全てはここから始まるのだ
アリアン「そんで?手紙は渡したのか?」
シルフィ「はい、渡したと言うより出しました、ミュウ様が結婚したい人を連れて帰ると」
エイト「ぶほっ!?」
遠回しにするのは色々不味いと思うが
シルフィの直球発言にもヤバさを感じた
——————————————————————
時間は作るものだ、と言う人がいるが
その作る時間すらないんだよ!!(切実)
0
お気に入りに追加
888
あなたにおすすめの小説

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

お荷物認定を受けてSSS級PTを追放されました。でも実は俺がいたからSSS級になれていたようです。
幌須 慶治
ファンタジー
S級冒険者PT『疾風の英雄』
電光石火の攻撃で凶悪なモンスターを次々討伐して瞬く間に最上級ランクまで上がった冒険者の夢を体現するPTである。
龍狩りの一閃ゲラートを筆頭に極炎のバーバラ、岩盤砕きガイル、地竜射抜くローラの4人の圧倒的な火力を以って凶悪モンスターを次々と打ち倒していく姿は冒険者どころか庶民の憧れを一身に集めていた。
そんな中で俺、ロイドはただの盾持ち兼荷物運びとして見られている。
盾持ちなのだからと他の4人が動く前に現地で相手の注意を引き、模擬戦の時は2対1での攻撃を受ける。
当然地味な役割なのだから居ても居なくても気にも留められずに居ないものとして扱われる。
今日もそうして地竜を討伐して、俺は1人後処理をしてからギルドに戻る。
ようやく帰り着いた頃には日も沈み酒場で祝杯を挙げる仲間たちに報酬を私に近づいた時にそれは起こる。
ニヤついた目をしたゲラートが言い放つ
「ロイド、お前役にたたなすぎるからクビな!」
全員の目と口が弧を描いたのが見えた。
一応毎日更新目指して、15話位で終わる予定です。
作品紹介に出てる人物、主人公以外重要じゃないのはご愛嬌()
15話で終わる気がしないので終わるまで延長します、脱線多くてごめんなさい 2020/7/26

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる