幼馴染み達がハーレム勇者に行ったが別にどうでもいい

みっちゃん

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第五章〜外伝〜 カルデア学園の3年間 高等部編

第九十三話 シルフィの鬼畜トレーニング

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シルフィ「皆さんしっかりと起きましたね?」

シルフィの言葉が3人の意識を覚醒させる
まだ日も昇らない時間に彼らは起きて
外に出る、これはカイト達に勝つための
トレーニング方法の1つだ

シルフィ「先ずは基本中の基本早寝早起きです、エイトさんは出来ていますが他の2人はまだまだですね」

ミュウ「…貴族の私にその言い方酷くない?」

アリアン「遅寝遅起きのあたいには地獄だな」

エイトは基本両親の代わりに食事を作っていたので朝起きるのは早い
しかしミュウとアリアンは貴族
自分で起きる人達もいるが、ミュウ達は大体朝起こしてもらっている

エイト(それがいきなりこれだと、キツいと思うぞ?)

ミュウも前世は普通の学生だがこの世界で生きた時間もそのくらいある
慣れるのには時間がかかるだろう

シルフィ「関係ありません、彼奴に勝ちたいのですよね?生半可な事では勝てませんよ?」

アリアン「まぁ…そうなんだけど…」

エイト「それを言われるとなんも言えないよな」

特にエイトは言えない
勇者と英雄とでは圧倒的な差があるのだ
今回勝てたのは、単純に勇者であるカイトが弱かったからだ、これからカイトは強くなる
それこそ自分達を圧倒する程に

ミュウ「勝ちたい…いえ、「殺すの駄目」エイトの為なのに」

シルフィ「相手は世界の意思そのものと言っても過言ではありません、腹が立ちますがこれが現実なのです」

だからこそ、現状この中で1番強いシルフィの元修行を積み、強くなるしかない

シルフィ「では早速始めましょう」

アリアン「あー、やだなぁ」

エイト「それは同感だけど」

ミュウ「気合い入れていきましょ?」

そう言って3人はシルフィに目線を向ける

シルフィ「まずは、体力作りからですね、ランニングを始めましょう」

エイト「何キロ?」

シルフィ「10キロ」

アリアン「10キロ!?」

陸上選手なら10キロ程度は余裕だ
なんなら朝と午後合わせて30キロは走る
ならの話だ

ミュウ「ねぇ、私達そんな走れる自信ないんだけど…」

シルフィ「…20キロにしましょうか?」

エイト「10キロさっさと走ろう!」

体操は済ませてあるので、即座に走り始める
それに続いてミュウとアリアンも走り始める

1キロまでは余裕で走っていたが、そこからは見る見るペースが落ちていき

エイト「ハァハァハァハァハァ…」

ミュウ「み…みじゅう…ゴホゴホ」

アリアン「や…やっと終わった…」

10キロ走り終わる頃には、3人とも凄い汗をかいていた

シルフィ「この程度でバテていては先が思いやられますね」

因みにシルフィはとても余裕の表情だ
…なんなら倍近く走っている
3人が呼吸を整えている間にシルフィは
エイト達を見ながら話す

シルフィ「ではですが…」

エイト「…え?」

ミュウ「ちゅ…ちゅぎ?」

アリアン「終わり…じゃないの?」

3人の顔が青くなる
シルフィは笑顔を浮かべながら
3人に語りかける

シルフィ「何言っているんですか?ここからが本番ですよ?」

そう言ってシルフィはエイトを抱き抱えて連れて行く

エイト「…シルフィ?」

シルフィ「貴方は特に基礎能力が低いのですから、徹底的にやりますよ?」

エイト「あばばばば」

エイトは白目を剥きながら、シルフィに連れて行かれ
ミュウとアリアンも逃げたら絶対にヤバいと直感的に感じ、頭を下げながらシルフィについて行った

——————————————————————
そしてエイト達が全身筋肉痛になるのは言うまでもなく
その程度でシルフィが休ませるなんてあり得ない事も理解した









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